今回も1つの記事を30分以内に書ききることを目標にしている。
前回の記事に引き続き、社会人になるまでに身に着けておくべき能力や経験について書いていく。そもそも前回の記事では、
・大学生のうちに「絶対」やっておくべきこと
スケジューリング、コミュニケーション、体力づくり、趣味
・大学生のうちに「できるだけ」やっておくべきこと
勉強、オシャレ、価値観の確立、人脈、プチ起業
・大学生のうちに「可能なら」やっておくべきこと
キラキラ系、旅、情報発信、資産形成
こんな感じに階層分けしてリストアップしてみた。今回はそのうち「コミュニケーション」について。
しかし社会人になってからコミュニケーションスキルがどれほど大事かなんて、もはやどれだけ文章を書いても書ききれない。社会人としての価値はコミュニケーションスキルの巧拙(多寡)である、なんて言っても過言ではないかもしれない。それくらい大事。
会社の採用面接に始まり、研修期間から営業職や事務職として働くうえで、コミュニケーションは毎日欠かすことができない。いや、毎日なんてレベルではない。会社に入ってからはタスクの一つ一つを、誰かしら同僚や取引先と連携を取りながら業務を進めていくことになる。いわゆる報連相というやつである。つまりコミュニケーションとは仕事そのもの、仕事とはコミュニケーションそのものなのである。それからエンジニアは別にコミュニケーションを取らなくていい、なんていうのも誤解である。どんなプロダクトが求められているのか、イメージや設計の理解がズレたまま作業してしまうと、その費やした時間は完全なるゴミになってしまう。
それからよく勘違いする人がいるので、超重要な点を説明しておこう。
それは、「コミュニケーション≠おしゃべり」ということ。
口数が多いこと、自分語りをいつまでもすることは、コミュニケーションスキルが高いことではない。なんならそれは逆で、他人の話をまるで聞かず、自分のことばかり話す人間はコミュニケーションスキルが低いと言わざるを得ない。もっというと話芸で人を笑わせられる人も、それだけでコミュ力が高いとはいえない。もちろん傾向として話が面白い人にコミュ強が多い気はするが、それらは同値ではない。
コミュニケーションとは、自分のことも話すし、相手のことも聞く、その両方である。また特に仕事をする上でのコミュニケーションとは、正確で迅速な意思疎通のことだと理解している。
その業務では具体的にどのような成果を求められているのか、過去の事例はどんなことがあり、チームのメンバーはどこまで情報を理解していて、チームとしてどんな方向性や方法論でその業務にあたるのか。こんなことを無駄なく情報共有できる能力がコミュニケーションスキルである。繰り返しになるが、仕事とはコミュニケーションであり、コミュニケーションがそのまま仕事になる。
ここで記事を終わってもいいくらいなんだが、時間があと10分残っているのでまだ書き続けよう。
では円滑なコミュニケーションのために何が必要か。最近つくづく思うことがあるのだが、それは「ひとこと」である。
確認のためのひとこと、余計なひとこと、挨拶だってひとこと。この「ひとこと」があるかないかで、コミュニケーションが円滑になるかならないかが大きく分かれる。
特に、念のためひとこと言っておくことが大事。
「あれってどうなってたっけ?」
「これどうやるの?」
「大丈夫?手伝おうか?」
「完成したので提出しておきました」
「確認お願いします」
などなど、言わなくても問題ないかもしれないが、念のため言っておいたひとことによってミスやトラブルを未然に防げた、という例は多い。「まぁ大丈夫だろう」なんて決めつけないで、ひとこと確認しておく、ひとこと断っておくことがすっごく大事。どうせ必要なのは1秒程度。言うだけならお金だってかからない。ちょっと呼吸のついでにひとこと言っておくだけ。これがなかなか難しい。
その逆に、「あぁ、あそこでひとこと言っておけば」なんて後悔はとても多い。
ということで、良好なコミュニケーションへの第一歩として、まずは「念押しのひとこと」から始めてみよう。
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