ヤマダイスキーの旅日記

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大学生のうちにやっておくべきこと その4

突然だが、皆さんは普段どのように自己紹介をしているだろうか。

「初めまして、山田といいます。出身は札幌で、今は京大農学部の6回生です」

大学生のうちはこんな自己紹介でも許されるかもしれないが、しかし大学を卒業するとこれではいけない。大学を会社に変えるということではない。所属を名乗ることは厳密にいうと自己紹介ではない、ということである。大学にしろ会社にしろ、所属集団がそのまま自分の属性なんてことにはならない。

 

つまり自己紹介で大事なのは、最低限の情報を伝えたうえで、自分がどのような人間で、普段は何をしていて、この場で何を話したいかを明確にすること。例えば

「初めまして、山田といいます。札幌の山の近くで育ちまして、高校からずっと山に登っています。今日もこのフロアまでエレベーターではなく階段で登ってきました」

状況にもよるが、こんなのが理想。

 

すでに述べた「集団名を自分の属性にしない」こと以外にもいくつかポイントがある。

 

まずは自分にタグ付けをすること。今回の場合は「山」だったが、「海外」でも、「農業」でもいい。とにかく「オッケー、この人はこれが好きなのね」と紐づけさせる必要がある。複数人が自己紹介するときは特にこれが大事で、皆さんも経験があると思うが、初対面で一人ひとりの顔と名前を一致させるのはかなり大変である。

本当は最近山に登っていないし、登山よりトライアスロンの方に興味がシフトしてきているし、育ちは札幌だけど京都とか大阪とかにも住んでいた。そういった細々とした情報はあとの会話で追加していけばいい。とにかく自分のキャラを決めること。自己紹介の次の第一歩を相手にスムーズに踏ませること。

 

それからこれも状況によるが、ちょっとした笑いというか、「なんじゃそりゃ」という情報もけっこう大事。

「名前は山田です。出身は札幌です。趣味は登山です」

こういう言い方だと、ただの情報の羅列になってしまう。それが5人も10人も続くともはや神経衰弱。山田さんっだっけ?山本さんだっけ?田中さんだっけ?みたいになる。

 

と、ここまでは理解いただけただろう。

しかしここで最大の難関が立ちはだかっている人もいるに違いない。

そう、自分をタグ付けできない人。趣味がない人。「自分はこれだ!」と言い切れない人。

 

そんなの適当でいいんだよ、というか趣味がないなんてどんな人生なんだ?とも思うが、実はこの悩みを持っている人がけっこういることに最近気づいた。それから趣味があるにはあるが、映画とか読書とか旅行とか、「ありきたりでパッとしないんですよ」という人も多い。そんな人にささやかながら趣味を提案してみようと思う。

 

・勉強(語学、小説)

・スポーツ(サイクリング、ボルダリング)

・料理

 

まぁそんなの自分の好きなものにしたら?以上の感想はないんだが、せっかく新しい趣味にするならいくつか条件がある。まずはコスト節約型で時間消費型のもの。逆にショッピングとか、課金が必須のソシャゲとか、お金がいくらあっても足りない趣味は危険。お金はあまりかからないが、時間がいくらあっても足りないのが理想。

 

そして本業や人生に役に立つこと。単純な話だが、勉強ならスキルが、スポーツなら体力が身につく。特に勉強って学校でやっていたときは嫌々だったかもしれないが、趣味として捉えるとかなり優秀である。だって参考書なんて古本屋で数百円で売っているし、なんなら図書館で借りれるし、語学なんて突き詰めれば際限がないし、どんな科目でも好きなものを選べるんだから最高ではないか。

 

「そうは言っても何から手を付ければいいか分からない」なんて声もよく聞く。いやいや、何を言っているんだ?未知の領域を開拓しようとしていて、いきなり最適解が分かるとでも?とりあえず近くの図書館に行って何冊か立ち読みしてみれば?とりあえず一週間がむしゃらに勉強してみれば?進んでもいないのにもう進路変更ですか?

僕がこう言えるのは、間違いなく経験値の違いであろう。趣味が1つできた人は、2つ目も3つ目もすぐにできる気がする。

 

まとめると、勉強はコスパ最強の遊び。趣味をつくりたい人は図書館に行ってみよう。

 

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