ヤマダイスキーの旅日記

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南アルプス登山記録【北岳登頂】

 

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初日の夜、当然のように雨が降ってテントが浸水した。

それに寒くてあまり寝れなかった。

 

この時点でかなりモチベが削られていて、すくなくとも山頂付近で野営はしたくないなと思った。今回新調したヘッドライトもかなり光量が足りていなくて、日没後の行動は難しそうだ。

(追記。電池を充電したら明るくなったが、しばらく山には登らないので転売した)

 

ということで白峰三山を1泊2日で縦走するのではなく、北岳に日帰りで登ることにした。北岳に登頂したら下山、登頂できなくても正午になったら下山、というのを撤退条件とした。

 

出発は5:15。

しょっぱなから登りが続くが、どうせ今日だけなので気にせずぐいぐい標高を上げていく。

 

コース的には南西に進むはずで、太陽の方角としてもだいたい合ってて、もし北に進んでいたら川を越えるはずなんだが、どうもコンパスがずっと北東を指していた。

 

しばらく考えて分かったが、針の赤くなってるのがN極で黒がS極なのであった。僕が扱っている商品は逆だからな、なんて思ったが、帰宅して確認してみるとそれも赤がN極で黒がS極だった。あれれ(-_-;)

 

ちなみに地図に磁北線を記入していないのは大目に見てください。

 

こんな立派な山小屋が登山口だけでなく山中にもあるというのがまさにアルプス。

 

僕は登山の原体験が北海道の山々なだけに、本州の山に登ると過度に警戒しすぎたり逆に舐め腐ってしまうことがよくある。もはや別のスポーツだと割り切ったほうがよさそう。

川の水を汲もうと思っていたらこの山小屋に蛇口があった。まぁこれも川の水なんだろうけど。

 

トレッキングポールを使わずにガツガツ登っていたら山頂の直下で両足の内もも(内転筋)が攣ってしまった。トライアスロンと登山では使う筋肉が違うというか、負荷がある状態だと筋肉の反応が違うんだな。

攣るのには慣れているので特に問題なく動けるんだが、せっかくなので天気もいいし眺望を楽しんだ。

 

山頂付近からの眺め。

頂上の写真はyamapからどうぞ。

yamap.com

学生時代は山に登るとなると髪型を3mmか5mmの坊主にしていたのが、社会人になってそれなりの長さに伸ばすようになった。当然シャワーなんて浴びていないので思った以上にボサボサである。

 

登りのタイムは約4時間。

コースタイムが7時間半なのでだいたい53%であった。初見の山でトレッキングポールがないと65~70%くらいが相場であり、50%となると伊吹山くらい慣れた山にほぼ空身でポールを使って登ったくらいのハイペースである。頑張った。

 

登頂が9時すぎだったので間ノ岳まで縦走してもよかったが、ちゃんとした昼ご飯を持っていなかったこともあり予定通り下山することにした。

下山では登ってくる人が大量にいたためほぼコースタイム通りのペースであった。

 

その日の晩ご飯。

 

100均で鍋を買おうと思ったが販売中止してしまったようで、普段使っている鍋を持ち込んだ。もはやいつもの食事風景である。

 

米を2合炊いたが、1合しか食べれなかった。

年取ったな。。。

 

余った米は翌朝リゾットにした。

 

北岳から見たところ甲斐駒ヶ岳仙丈ケ岳の縦走はけっこう厳しそうということで鳳凰三山の縦走を先に済ませようと思ったが、またしても夜に激しく雨が降った。

 

さすがに山の天気にしてもおかしいな、悪い予感がするなということで甲府に戻ることにした。どうやら台風が接近中だったらしい。事前に高層天気図はチェックしていたが、前線にばかり注意していて台風の進路を確認していなかった。かなり直撃コースだったらしい。観天望気だけで見抜けたのはえらい。

 

甲府に戻るとそういえば世間はお盆休みらしく、お店がほとんど空いていなかった。

 

1つ空いてそうな店もあったが、汚い恰好をしているからか入店拒否された。

探してみるとデニーズを発見。入店拒否もされなかった。ありがとうございます。また行きます。

 

雨が降ったら宿に泊まってスーツに着替えて営業でもしてみようかなと思っていたが、さっさと帰りたい気分だったのでその日のうちに東京に帰った。そう、実はスーツと営業資料も山に持ち込んでいたのである。

 

めでたし、めでたし。