ヤマダイスキーの旅日記

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【その7・平壌に到着】北朝鮮ツアーの記録 (2019年2月15日)

 


  

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ガタゴト揺られることしばし、列車はようやく平壌駅に到着した。もうとっくに日が暮れていて、駅を出たら真っ暗だ。今日の予定というのは特になくて、レストランで食事→すこし近くを散歩→ホテルにチェックインして就寝、だけ。

 

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暗い。京都より暗い。


駅からレストランまではバスで移動する。普段は自力で客引きと交渉するか諦めて歩くかなので、こういうラクさがいかにもツアーという感じだ。

 

この車内で北朝鮮の現地ガイド2人のうち男性ガイドがいろいろと基礎情報を教えてくれる。僕は修学旅行のバスレク中にずっと眠りこける人間だったんだが、さすがにこのガイドの話はちゃんと聞いておいた。



平壌の市内人口は300万人だとか、市内の面積はこれこれで何個の地区に分けられているだとか、市内には24の大使館があるとか、朝鮮戦争のときに ”foreign forces” によって韓国と分断されてしまったのは ”disaster” だったが、国民は朝鮮半島の統一を望んでいるだとか、数年前に国連の経済制裁でエネルギーが枯渇して電力不足に陥ったとか、今年の冬は暖くて雪が降ったのは今日が最初なんだけど、地球温暖化の影響かねぇとか、Good peopleはGood weatherを持ってくるんだけど君たちはどんな人たちなのかねぇとか、そんな話だった。



こういう現地ガイドって北朝鮮のすばらしさを全力で洗脳してくるのかと思っていたが、本当にありのままの情報をできるだけ客観的に隠さず伝えようという姿勢が伝わってきた。もっともこれはガイドやツアー会社にもよるのかもしれない。



ちなみに男性ガイドは若いとき外交官か政府の役人になりたかったらしいが、採用試験だったか学校の成績だったかが振るわずにツアーガイドになったと話していた。英語は流暢とまではいかないが、しっかり勉強したんですねということは分かった。そして名前は失念してしまった。というか旅行記渡航1ヶ月以上もあとになるまで書けないとは思わなかったからメモしていなかった。なんとなく名前にKの音が入っていたような気がするので、これ以降ではカンさんと呼ぶことにする。(おい)

 

あと写真や動画を見返してみたんだけど写っていないようだった。(おい)



女性ガイドは若くて美人で、わりとサポート役という感じだった。ただ彼女の話しぶりもほとんどバイアスがかかっておらず、聞いていて気持ちよかった。苗字は忘れてしまったが名前はウンギョン。これについては一度名前の意味を聞いてみたとき「銀」と「雪」みたいに答えてくれて、今調べなおしたら「銀=ウン」というのが出てきたのでたぶん合ってる。(だからメモしとけよなぁ) 

 

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さて、駅からレストランにはすぐに到着した。

 

そして北朝鮮の料理は、これまで貧乏旅行を続けてきた僕には天国かと思えるようなものだった。簡単に言うと「ビュッフェ」。

 

もっともこれは中国式スタイルなだけで、円盤テーブルを回して好きなものを好きなだけ取って食べるというもの。いや、つまりビュッフェ。

 

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暗いのはご容赦。あんまり他人の鮮明な顔写真をアップしたくないし。

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キムチは全然辛くない。

 

もうお腹いっぱい食べました。あとここでビール飲みました。

 

前払いでツアー代金9万円を払っていることはそうなんだけど、とにかく支払いを気にせずバクバク食べれるというのは最高な気分になれる。それに対して社会人はそういう「がめつさ」がなくて、仙人のようであった。

 

いや、ひょっとすると客観的にはそこまで絶品というほどの料理じゃないのかもしれない。普段の食生活が違うから僕の味覚はあまりあてにならない。

 

 


  

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