ヤマダ=イスキーの旅日記

札南山岳部→京大農学部→トビタテ7期理系でイギリス留学→2年休学して世界一周(今ココ)→いろいろ

過去を振り返るタイミング

あんまり役に立たない目次ですが、とりあえずこの記事がだいたい3つの部分に分かれていることをご理解いただければ充分です。

 

要旨

人生における岐路というのは正解が分からないもので、しばらく時間が経ってから振り返ってみると別の選択肢がもっとふさわしく思えることもある。そもそも昔は見えていなかった選択肢を発見することも少なくない。しかしそれは失敗でもなければ後悔すべきことでもなく、臭い表現をするなら「成長」というのがぴったりである。ただ検討するとき選択肢の数は多ければ多いほどいい。

 

 

大学選び

特にここ最近なんですが、僕はなんで京大の総合人間学部(以下総人)に出願しなかったんだろうと不思議に思うことがよくあります。理系でも文系でもいいんですが、実際にその学部の人と会うたびにどうも僕は総人に向いているように思えて仕方ありません。まあ別に今さら転学部しようとは思わないけど、受験するときになんで総人が有力な選択肢になっていなかったのかよく分かりません。どうやら農学部より総人の方が偏差値が高いようですし、受験科目とかを考えても農学部の方が有利だった気がするのでが、しかし模試の志望欄に一回くらい書いていてもよさそうなものだとは思います。

 

 

同じようにして、僕は早稲田大学にも向いているような気がします。もっとも早稲田については風のうわさと数人の早稲田生を元に判断しているので何とも頼りないのですが、しかしそれでも早稲田いいなぁと思うことがたびたびあります。早稲田も高校時代には模試の志望欄を含めてほぼ一回も候補に挙げたことはなかったと思うのですが、今思えば滑り止めで受けておけば良かったかなと思います。

 

 

あ、一応前提となる情報として僕が実際にどういう経緯をたどってきたのかざっくり書いておきますね。

 

中学時代...大学はアメリカに行きたかった。理系分野の特に化学とかロボット工学とかが好きだったから、MITとかいいなーって思っていた。けどめちゃくちゃ授業料高いし生活費や渡航費もかかるし、そもそも入学条件がキツイことは分かっていて、うーんどうしようかと悩んでいた。(僕の中学時代については過去の記事を参照してください。一番下にリンク貼っておきます。とりあえずほとんどの授業を聞き流してずっと自習していたとだけ書いておきます) 

 

高校1年生...入学した高校の卒業生に医者がめちゃくちゃ多かったことがきっかけなのか「医者っていいなぁ」と思うようになり、模試ではいろんな大学の医学部を書いていた。けど同時に東大生・京大生と語る会みたいなものも開催されていて「京大って楽しそうだなぁ」とも思っていた。とりあえずまだ高1だから両方を合わせて「京大医学部」を掲げてたけど、そのうち変えるだろうなとは思っていた。アメリカの大学に進学しようとも思っていたけど、高校にそのノウハウが皆無だったこととやっぱり金がかかるなぁということで候補の少し下の方になっていた。

 

高校2年生...ぼちぼち志望校を固め始める頃になり、京大を取るか医学部を取るか悩んでいた。そもそも医者になりたかったのは「国境なき医師団で極限状態で働いてやるぞ!(キラキラ)」みたいな動機だったけど、それは「国連職員になって最前線で働いてやるぞ!(キラキラ)」でもいいかなってなり、特に国連の中でもWFP,FAO,UNDPあたりに興味を持つようになった。

 

高校3年生...国連は新卒ストレートで入れるわけじゃないし、大学院でも進路修正は可能だし、医学部よりは進路の幅が広そうだから農学部にすることにした。まあ理由としては他にもいろいろあるんだけど、実質その程度の動機で志望を京大の農学部に決定して、とにかく現役合格にこだわって滑り止めも選定した。参考として一応書いておくとICU(不合格)と気象大学校(不合格)を受けて、後期は山形大学(センターのみの利用で合格ラインだった)に出願していた。現役にこだわってる割にはボロボロ落ちてんじゃんって言われそうで確かにまったく否定できないし、本命の京大に受かって結果オーライみたいなところはある。

 

大学生...農学部って言っても最初の2年は一般教養ばっかりでつまらない。総人とか楽しそう。早稲田も楽しそう。医学部は大変そう。まあでも入りたい研究室はいくつかあるし就職もできそうだし受験時の選択におおむね満足はしている。

 

 

後悔しないようにその時その時でできるだけ考え抜いて決断してきたつもりではありますが、やっぱり選ばなかった進路を選んでいたらどんな人生になっていたのか気になるところではあります。「若いうちは可能性があっていいねぇ」なんていうけど、実際にはどれか1つに絞って決断するしかないのだから「いいねぇ」も何もない気がします。

 

 

留学先選び

実を言うと留学先の大学ってそこまでじっくり検討して決めたわけではないです。

 

っていうかそもそも留学しようと思い立ったきっかけも正直よく分かりません。一応聞かれたらそれなりの答えはしてきたけど、極論すると「なんとなく留学しようと思った」というのが実際のところです。

 

とりあえず「資金や単位を考慮するともっとも現実的だったのが交換留学で、自分の分野において日本の農業と比較するのであれば南北アメリカやアフリカではなくヨーロッパが最も適していて、語学力の条件からフランスやドイツには行けず、イギリスにあったハーパーアダムス大学というのはどうやら国を代表する農業系大学のようだったのでそこに決めた」のような、いくつか消去法も混じる経緯がありました。

 

もっと正直な話をすると「留学するなら英語伸ばしたいよなぁ、そうなったらやっぱり英語圏でしょ。アメリカは候補が多いけど大学院で行くから今はいいか。ニュージーランドも行ってみたいけど提携校がないか。そしたらイギリスになるけど、特に異存はないし、探したらいい感じの大学が1つ見つかったから出願してみよう」みたいなふわふわしたノリでした。

 

英語の試験を受けて結果が出たのが10月ぐらいになっていたため、既に大学間協定の学内申請は締め切られていました。それはつまり翌年から留学したければ学部間協定に滑り込むしかないということで、随分と選択肢が絞られたことは確かです。それぞれの総合大学をリサーチしていくのは大変そうだから手間が省けたというメリットもほんの少しあると言えばあるのですが、それ以上に「もっと早く動き出していればもっと多くの選択肢があったんだろうなぁ」と反省しました。

 

ちなみに留学が終わるタイミングでケンブリッジ大学に行った時に「おおー、随分とお洒落な大学だな。来ようと思えば来れたのかな」と思って調べてみたのですが、特に協定などは結んでいなかったです。その際に他の協定校についてもザッと調べてみましたが、おそらく2ヶ月早く留学準備を始めていてもまったく同じ結論にたどり着き、ハーパーアダムス大学の同じコースを履修していたと思います。まあこれも結果オーライですね。

 

 

世界一周

さて、大学選びと留学先選びでじゃっかん甘い決断を下してしまった僕ですが、次に控えているライフイベントは世界一周です。そこで何か決断が迫られることがあるのかと思われそうですが、決断はいくつか既に下したし、これからもいくつか下していくことでしょう。

 

例えば休学期間を「2年」にしたり、主な旅行地域を「アジア」にしたり、そもそも世界一周を大学生のこのタイミングで決行することにしたり、というのは全部考えた末の決断です。

 

また最近ずっと考えていることとしては、旅行全体のテーマをどうしようとか、旅行が終わって復学してからどう生活していこうとか、どうやって旅行の経験を次に活かそうとか、もっと実践的には何を持って行ってどこに泊まろうとか、そういったものすべてがあとで振り返れば岐路になっているんだろうなと思います。

 

 

まとめっぽいもの

以上の例を一般化してみましょうか。

最初に要旨で書いたように、これまでの経験から導かれる最大の教訓としては

「選択肢はできるだけ多くするべき。また優先順位がどれだけ低くても、可能性が0じゃないなら相応の検討はするべき」

ということになるでしょう。

 

もちろん10年後に振り返っても正解というものは分からないことも多いだろうし、上の教訓が目指すべきものは

「あとで後悔しないために、とりあえずその時点で徹底的に検討したうえで決断する」

ということです。

 

 

そもそもこの考えは高1の時に読んだこの本に影響されています。

www.kinokuniya.co.jp

 著者のスタンスとしては「海外大進学を推進する」のではなく、「大学の選択肢に海外も含めることで、結果として国内外どっちに進学するにしろ後悔しない。ただそのための情報を共有すべき」というものです。僕の場合この本のおかげで心残りなくアメリカをやめて京大に決めることができました。

 

 

そしてもう一つ、これは非常に有名ですがスティーブジョブズスタンフォード大学で行ったスピーチにも共通する考え方を見出すことができます。僕が使っていた英語の教科書に採録されていたので知っている人も多いのではないでしょうか。

www.youtube.com

 

 

 中学時代についてはこちら。これでも書き足りないくらいです。

wonderfulsolution.hatenablog.com

 

 

完全な正解がないぶん完全な不正解もないんでしょうね。そこが人生の難しくて面白いところなのかも。

 

 

ふと3時くらいに目が覚めてずーっと考え事をしていて、これはもう今すぐ記事にしなければと思って今書き終わりました。時刻は5時半、二度寝します。