ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

イギリスから日本までの旅程を確定しました。

イギリスから日本に至るまでの航空券を買いました。

まだ3ヶ月近く先の旅程ではありますが、ここからいつネットにつなげるか分からないので早めに取っておきました。

 

9月10日(火) ロンドンLTN→バルセロナBCN

(バルセロナで2泊)

 

9月12日(木) バルセロナBCN→ニューヨークJFK

(ニューヨーク、ボストン、モントリオール、オタワ、トロントを10日で移動)

 

9月22日(水) トロントYYZ→メキシコシティMEX→ハバナHAV

(メキシコでトランジットのため1泊)

 

9月29日(水)~10月2日 ハバナHAVパナマシティPTY→サンフランシスコSFO→香港HKG→大阪KIX

(パナマ滞在は4時間なので空港から出れるかどうかですね。市内には行けないです)

 

この4つの移動で11万円強です。だいぶ抑えました。

 

 

いちおうこの移動をすべてこなせば世界一周は終了、帰国ですね。

 

まだ実感はわかないです。というかそこまでにクリアすべきタスクがまだ大量に残っているので、感傷に浸っているヒマなんてないです。

 

たぶん関空に到着するまでアドレナリン全開でしょう。1つでもミスったらドミノ倒しのように旅程が崩壊しますし、アメリカ入国やキューバ入国も緊張します。

 

 

だけどとりあえず、旅に出た去年の9月や10月のことを思い出してみると、ずいぶん貴重な経験をしてきたなぁと思います。贅沢な旅行ではまったくなかったけど贅沢な時間ではあったなぁと。

 

この旅をどう消化してどう次につなげていくか。これからの課題ですね。

ジョージアとアルメニアの旅行記

 

ジョージアアルメニア旅行記です。

 

…って別の国なんだから別の記事で書けよ!って感じですよね。

 

まぁ2つ合わせて1週間という短い滞在だったので、そこまで書くことはないです。ちなみにアゼルバイジャンもバクーに3日いただけでした。

 

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そのアゼルバイジャンのバクーから夜行列車でジョージアトビリシに移動します。

駅の窓口の人が無愛想すぎてあまり教えてくれなかったんですが、2等は1200円くらい、3等は800円くらいでした。3等の存在はあとで宿にいた日本人に聞いて知ったんですが、どうせ寝るだけなので3等で充分だと思います。

 

トビリシに到着して、その日本人の方と駅のフードコートで朝食を食べました。

 

高いです。この量で520円です。そして絶品というほどは美味しくなかったです。ちなみにこれがジョージアの最初で最後のちゃんとした食事になりました。

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あ、ちなみにこの方には新品のトレッキングシューズを頂きました。どうもありがとうございます。どうやら予備として買ったものの全然使わなくてザックのスペースを食いつぶしていたそうです。僕の靴は崩壊寸前でトビリシで新しい靴を買おうかと思っていたのですごいタイミングでした。

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駅のWiFiを使って宿を予約。線路に近いエリアは治安がやや悪くなりがちなんですかね、ずいぶんと街並みがボロボロでした。宿自体は居心地が良かったです。

 

ジョージアは1日でとりあえず終了、バスでアルメリアエレバンに向かいます。アルメニアはトルコとの国境も閉ざしているらしいのでまたジョージアに戻ってきます。

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トビリシからエレバンまでは1400円6時間くらいのバス旅なんですが、たまたま日本人の方が同じミニバスに乗ってきたので道中飽きることなくずっと話していました。やっぱ日本人と会うと気力が回復しますね。

 

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ここを自転車やバイクで走ったらさぞかし気分がいいことでしょう。何年後かにやります。たぶん。

 

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エレバン、すごいっすね。

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駆け上がるにはあまりに階段が長かったので歩きました。荷物全部背負ってたし。

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比較的小さな街です。オシャレです。

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だけど暑いです。35℃とかです。

まぁ木陰や水飲み場があちこちにあります。

 

バクー最高だぜ!っていう話。

トルクメニスタン、イランを経てアゼルバイジャンに入国すると、もう天国のような感覚でした。

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メトロの駅から地上に出るとこの街並み。もうヨーロッパのすぐ近くなんだなぁと感慨深くなりますね。そしてあちこちに飛んでいるカフェやレストランのフリーWiFi。SIMの電波すら微弱だったイランとは大違いです。

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イスラム教じゃないので女性は髪を隠していません。

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もうね、素晴らしい。

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いつものように寝台列車だったので宿のチェックインまで丘に登ってみます。ちなみに写真左下の急な斜面を力任せに登っていたんですが、突然写真奥からの舗装路に合流しまして、のんびり歩いて登ってきていたおばあさんに怪訝な顔をされました。

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丘の上の展望台からの眺め。写真中央のやや周囲より低くなっているエリアが旧市街です。

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丘を降りて旧市街を歩いてみます。…もう最高ですね。

ウズベキスタンやイランの旧市街も趣がありましたが、バクーの旧市街は観光地としてきちんと整備されているので歩きやすい。

 

ちなみに寝台列車に一緒に乗っていた人が「KAHA」という宿でスタッフをしているということだったので、そこに泊まりました。

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宿の近くにこんな車が停まっていて「おおー」とか言いながら写真を撮っていたら、突然この奥の店から旧ソ連の軍服を着てRPDを持った日村みたいなおじさんが飛び出してきて "Freeze! Where are you from!? Welcome to our bar!" みたいに叫んできましてですね、そのバーというのがまたソ連時代を忠実に再現したオタッキーな雰囲気で最高でした。

 

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おまけ。

サボテンが開花してました。品種によっても違うようですが、なかなかレアなようです。

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もう1つおまけ。

バクーからトビリシまでのチケットを買いに駅に行くと日本人2人組にばったり会いまして、「旅先で会った人に折り紙で鶴を折ってもらってるんですよ」と言うので折ってあげました。

真ん中が見本、右のは彼らが待ち合わせしていた現地のアゼルバイジャン人の鶴。そして左が僕の折り鶴。説明をぜんぜん聞かないで作ってたら完成形がこんなにも違ったんですが、みなさんはどっちで折りますかね。実は僕の折り鶴って北海道スタイルなんですかねぇ。

 

アシガバッド旅行記

バイラマリーから夜行列車で首都のアシガバッドに来ました。

この夜行列車のチケットですが、カウチサーフィンのホストに頼んで裏ルート的な方法でゲットしたため30マナト(150円)と破格の値段でした。でも公定料金で購入してもたかが知れていると思います。

 

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 夕方8時半にバイラマリーを出発、朝6時半にアシガバッドに到着。外国ならこんな時間でもどこかのドミトリーに荷物を置かせてもらえますが、この国にはほとんど旅行者が来ないのでドミトリーなんてありません。ホテルを探しがてら市内を何時間か歩くことにします。(結局ホテルは駅前の1つしか見つからなくて戻ってくることになります。)

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 こんな早朝ですが、政府機関の周辺には警察官や軍人がパトロールしていて写真撮影どころか近寄ることすらNGを出してきます。

あとナゾに清掃員が多いです。信号機のカバーを拭く担当の職員すらいるっぽいです。

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 出ました、ナゾの塔。

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 「白亜の計画都市」と言えば聞こえはいいですが、独裁者がオイルマネーを贅沢に使って建設した都市です。

 車通りが切れたタイミングを狙って写真を撮ったということもありますが、そもそも交通量はほとんどありません。朝ということを除いても少ないです。 

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 ドリップイリゲーション。

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 数年前まで住宅は国民に無償で振り割られていたそうです。光熱費もタダみたいなもの。おそらく医療や教育もフリーなんでしょう。さすがこういうところは社会主義のいいところですね。

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ただしアパートを建設しすぎて住む人が足りていない印象。

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 このあとテヘランでアシガバッドに行ったことのあるナイジェリア人に会いましたが、彼も "No people there" と言っていました。洗濯物とかぜんぜん干してないし、ゴミは1つも落ちてないし、ピッカピカではあるけど生活感が皆無です。

住んでみないと分からないことはたくさんありますが、「車は白じゃなきゃダメ」とかさまざまなルールがあるようです。昨日泊まっていたカウチサーフィンのホストは「あの大統領のことだし、いつか髪の毛も白くしろとか言いそうだな」とか言っていました。

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 何人か写っていますが、ほぼ清掃スタッフです。服装については規則がないようですが、女性はカラフルな伝統衣装を着ていることが多かったです。

 

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 デパートがあったので入ってみたらまさかのダイソーがありました。だけど売っているのは高級そうな化粧品。

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あまりに暑かったので飲み物をたくさん買いました。牛乳とオレンジジュースは一気飲み、水と炭酸ジュースも3時間後にはほぼ飲み切りました。軽い脱水症状ですね。

 

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 現金がだいぶ余っていたので宿の近くにあった"Parahat Banquet Hall"というレストランで食事をしてみます。これで400円くらい。何気にビールがめちゃくちゃ美味しいです。パンもサラダも美味しいですが、現地の人はみんな自宅で調理するようで客はほとんどいませんでした。

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 ちなみに朝食。キャビアが100gで1ドルとかいう値段で売っていたので買いましたが、個人的には鮭フレークのほうが好きです。

 

なお泊まった宿はここ。(MapsMeにはちゃんとKuwwat Hotelと表示されています) レストランは宿から道路を挟んで北西のブロックにあります。

トイレシャワー共有の部屋が10ドル、トイレシャワーが室内にある部屋が15ドルです。アシガバッドで一番メジャーな宿のようで、翌日ここで会ったポルトガル人のカップルと一緒にイランに入国しました。英語の話せるスタッフもいます。

バイラマリー旅行記

5月25日、トルクメナバットからバイラマリーに移動していきます。

さすが砂漠、今日もよく晴れていますね。いい写真が撮れます。

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ちなみに車両は中国の「南東青島有限公司」みたいなところが受注していて、内装その他はすべて中国の寝台列車そのままでした。一帯一路ですね。ちなみに給湯器を中国人はカップラーメンに使っていたけど、ここでは紅茶に使っていました。

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定刻通り夕方の5時に出発して、8時半まで荒野をひたすら進みます。

 

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前日のうちに到着予定時刻を連絡できていなかったのでカウチサーフィンのホストの家に行くか安宿に行くかで迷いましたが、とりあえずホストの家に行くと「そんなところだと思ったよ、この国じゃネットが使えないからね」と快く泊めてくれることになりました。

 

家に荷物を置き、翌日のアシガバッドまでのチケットを買いに駅に戻ります。ラマダン中ということもあって夜でも人は歩いていますが、街灯がほとんどないのでだいぶ暗いです。

 

あと警察がうろうろパトロールしていて、ホストには「警察が近づいてきたら俺とは他人のふりをしてくれ。いろいろ質問されて大変だから」と言われました。中央アジアでは警察が野犬と同じくらいに厄介です。

 

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ちなみ泊めてもらった部屋がこちら。リフォームの真っ最中ですが、ゆくゆくはホストと奥さんのスイートルームになるそうです。そんなところに客を泊めていいのか?とも思いましたが、すでに何人も泊まっているようです。

 

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翌日ホストは仕事のためアシガバッドに戻らないといけないらしくて、1人で散歩していきます。とはいえ気温は35℃以上で、さらに直射日光で体感温度はさらに高く、何時間も歩き回る気にはなりません。そもそも観光名所なんて分からないし。

 

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独裁国家はナゾの塔を建てがち。

 

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お決まりのバザール。砂漠とはいえ農産物の豊富さでいうと他の中央アジア諸国と同じくらいですね。オイルマネーで輸入しているものもあるんでしょう。

 

具体的にはトマト、ピーマン、ナス、唐辛子、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、ズッキーニ、キャベツ、リンゴ、ブドウ、スイカ、レモン、デーツ、サクランボ、ナッツ類、イチゴ、アンズ、ベリー各種、そのほかお茶の葉っぱや砂糖などの調味料も売っていました。あと意外ですがパンや小麦粉やパスタに加えてコメもずいぶん売られていました。

 

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駅前にあったロシア正教の教会。この国ではイスラム教とロシア正教が共存しているらしく、ラマダンもそんなに厳しくないようです。

 

レストランも少ないですが営業していました。

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店員さんにメニューを聞いたら、「サモサ」と「マントゥ」という中央アジアの定番料理を聞き取れたのでそれぞれ2つずつ注文しました。ここでは英語はもちろんロシア語もそこまで通じないようです。そりゃ外国人がいないから勉強する必要がないんでしょう。「メニュー」という単語はどの言語でもだいたい同じっぽいですね。

 

にしてもこのサモサがずいぶんと脂っこくて、もう噛んだら肉汁ではなく油がジュワ―と染み出す感じでした。暑いときはサッパリしたものが食べたいのだが。

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サモサをなんとか平らげたと思ったら、マントゥがなんか6個も出てきました。「2セット」っていうことなんですかね。。。これもだいぶ脂っこいです。

 

まぁなんとか食べきりました。値段は最初「90」って出されてびっくりしたけど、すぐに5で割って「18」になりました。18マナトはちょうど1ドルくらいです。両替したときにもマナトを5倍した額を見せてきたけど、なんなんですかね。

トルクメナバット旅行記

いったいトルクメナバットに何があんねんって話ですよね。

 

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 ごめんなさい、僕にもよく分かりません。トリップアドバイザーにも全然載っていませんでした。そもそもトルクメニスタン地獄の門以外の観光スポットがあるんでしょうか。いや、地獄の門行ってませんけど。

とりあえず散歩して「おっ」と思ったものを写真に撮っています。これは図書館のようですが、閉館したのか休館中なのか、人は誰もいませんでした。

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とりあえずあれですね。快晴ですね。白い建物がよく映えます。

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宿にチェックインしてから駅に行って翌日の切符を買うことにしました。

と、駅の近くで国旗を掲げて行進している大学生たちと遭遇。めっちゃ話しかけてきました。外国人なんて皆無ですからね。ってかこの街にはこんなに若者がいたんですね。

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どうやらトルクメナバットに1つしかない?大学の卒業セレモニーだということです。僕にはこういう強運があります。

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 ともあれ駅で列車の時刻と値段を確認してから散策を続行。トルクメナバット5pm発でバイラマリー11pm着、17マナトと言われました。200kmを1ドル足らずで移動できるなんて社会主義の公共料金は恐ろしいですね。

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ちなみに翌日改めて駅に出向くと、5pm発8:30pm着と言われました。よく分からないけど早いならオッケー。8:30ならまだギリギリ日没前でしょうか。

 

ちなみにマリーではなくバイラマリーに向かうのは、そこにカウチサーフィンのホストがいるからです。到着時間を伝えたいんだけど宿にWiFiがないのでどうしようもありません。カフェで野良WiFiを拾おうとするも微弱すぎて断念。

 

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トルクメナバットのバザールです。いちおう独裁国家なのでバザールとか経済状況が分かる現場での写真撮影はビミョーなんですが、警備員とかはいなかったので注意は受けませんでした。

(※首都アシガバッドではバザールに限らず写真を撮っていると注意されます。)

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 このバザールはだいぶ大きくてですね、建物の奥にも野外マーケットが広がっています。宝石とか時計とかも売っていたけど、どの程度本物なのかは不明。

 とりあえず物価は安いですね。ジュース1.5Lが3マナト、トマトケチャップ350gは15マナトでした。ちなみに両替はこのバザールの入口というか、バス停になっているところに闇両替のおばさんがいました。

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宿ですね。たぶんトルクメナバットで最安値です。

1970~80年代の宿ってどこもこんな感じだったんでしょうね。むしろ当時だったら最先端の宿とかに相当するんじゃないでしょうか。

浴槽付きの温水シャワー、ベッドは2つ、コンセント複数(停電はほとんどしません)、カギがちゃんと閉まります。が、WiFiはありません。蚊はいましたが南京虫やダニやゴキブリはいません。

 地図でいうとこの1泊42ドル(ドル限定)のホテルの奥に180マナト(10ドル弱)の宿があります。MapsMeによると名前はHotel Gurlusykらしいです。

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 ちょっとしたバルコニーがあってそこからの眺め。

ブハラからトルクメナバットまでの移動

2019年5月24日。ウズベキスタンのブハラを出発、ファラップ国境からトルクメニスタンに入国し、トルクメナバットに到着するまでの記録です。

 

トルクメニスタンは申請した入国予定日にきちんと入国しないといけません。下見がてら前日のうちにブハラのバスターミナルの近くに移動します。ちなみに泊まったのはDaryo Hostelです。ホステルと言いながら個室でした。

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ミニバスというかマルシュルートカですね。中央アジアではバスターミナルやタクシー乗り場がカオスになりがちで、怒鳴り合い掴み合いのケンカも珍しくはありません。ここは看板も出ていて素晴らしい。(※この写真は前日に撮影したものです)

 

ブハラから80kmほど南に「オロット」という街があるようで、とりあえずそこまでは7000スムか8000スムで行けるようです。現地通貨を使い切っていたので1ドル札で払ったんですが、1000スムのお釣りをくれました。(1ドルは8500スムくらい)

 

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朝の9:20にバスが出発して、オロットには10:40くらいに着いたでしょうか。なんでこんなところにこんな街があるの?という感じです。大昔のアメリカ西部にありそうなよく分からない田舎町みたい。ちょっと歩くともう砂漠というか荒野です。

 

ここから国境までさらに30kmほど。さすがに歩けないので移動手段を探します。ここのタクシーはちょっとしつこいのですが、たまたま「Farap?Turkmenistan?」と聞いて「Yes」と答えてくれたバスがあったので乗り込みます。

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 が、バスは南ではなく北に爆走していきます。「どっかのバス停で客をもう少し集めてからUターンするのかな?」と思ってすこし様子を見てみますが、どうやらまっすぐブハラに向かっているようです。やれやれ。

 

周りの客は誰も英語が話せず、僕はウズベク語もロシア語も全然話せず、とりあえずジェスチャーでバスを停車させて道路に飛び降ります。料金を要求してきたらさすがにどついたろうと思ったけど、さすがにそこはスルーでした。

 

オロットの手前にカラコルという街があるようなので、そこまでの2kmを歩いてからまた移動手段を探します。(写真)

 

カラコルからオロットまではマルシュルートカで行けたんですが、国境のファラップまではバスがないようです。

※地名が分からなくなってきた人のために確認。北から

ブハラ→カラコル→オロット→ファラップ→トルクメナバット

です。

 

試しにタクシーに値段を聞いてみたら「40ドル」とかいうアホみたいなぼったくり方をしてきまして、何語で文句を言おうか考えていたらあれよあれよという間に「5ドル」とか落としてきましたが、もうタクシーは嫌いなので日本語で「あばよ」と言って去りました。サービス精神どころか「ニーハオニーハオ」と馬鹿にした口調で言ってくるので終わってますね。

 

タクシーは料金交渉がメンドウなのでヒッチハイクにします。5分くらいで捕まりました。

 

が、中央アジアではヒッチハイクでも少額を渡すのがルールらしく、現地人のおじさんとちょっと料金交渉で揉めました。結局30kmを5ドルで乗せてもらいました。おじさんは国境を越えずにUターンしていました。同じ5ドルでもタクシーの運転手に渡すより現地の人に渡した方が気分がいい。

 

国境審査についてはまぁ予想の範囲内でした。(ここらへんは撮影禁止なので写真はありません)

 

ウズベキスタンの出国審査場に着いたのは12時前後でしょうか。レギストリツィレ(滞在登録)の紙切れをパラパラっと確認された程度でスムーズに出国。

 

そこからトルクメニスタンの入国審査場までは鉄条網で区切られた道をしばらく歩きます。長距離トラックが長い列を作って停車していて、ラマダン中だというのに運転手たちがトラックの日陰で堂々と昼食を食べていましたね。

 

1kmちょっと歩いたでしょうか、ようやくトラックの列が切れたと思ったら謎のチェックオフィスがあり、そこからイミグレのオフィスまでの500mほどは指定のミニバンに乗らないといけないようです。なんか1ドル取られましたが、博物館に展示されてそうなレベルのザ・ソ連みたいな鼠色のおんぼろミニバンだったので入場料だと思って払いました。現地の人は1マナト(1/6ドル)を払っていました。乗ってみるとガソリン臭くていい感じです。ドアも天井もめっちゃ薄いし、配線はむき出しになってるし、逆にこの車で500m以上の距離は走りたくないですね。

 

ようやく入国審査。めっちゃ荷物を抱えた30人くらいの現地人で税関がパンクしていましたが、なんか外国人というだけで「お前先に行けよ」みたいに優先させてもらえて、2時間くらいで入国審査が済みました。単純に仕事が手作業すぎて遅いんですよね。国税の14ドルをなかなか受領してもらえず待ちました。パソコン使えばいいのに。あと税関カードがロシア語でも英語でもなくてトルクメン語だったんですが、周りの人のカードを見せてもらいながら雰囲気で書いたら問題なかったです。

 

イミグレを出たところに現地人が10人ほど集まっていて、どうやら例の博物館バスを待っているようです。たまたま英語が話せる女子学生がいたので、通訳してもらって別のおばさんと闇両替していきます。1ドル≒18.6マナトというのがこの時の闇レートです。ちなみに時刻は15:10、明るいうちにイミグレから出れましたね。

 

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 国境からトルクメナバットまで移動手段はタクシーしかないんですが(いや20kmくらい歩けるけど)、その女子学生というのが優しくてですね、タクシーの運転手とトルクメン語でケンカしてくれています。

「おいそいつ外国人だろ?ぼったくってやれよ」「は?何言ってるの?彼は私たちの友人だからそんなことさせないわ」

とかそういう会話でしょうか。国境タクシーの運転手ってなんでこんな病的なんですかね。結局その運転手とは交渉が決裂して、別のタクシーに彼女の友人2人(男1人女1人)を合わせた4人で乗っていきます。

 

国境からトルクメナバットまでの道路は砂漠に囲まれていて、ここを自転車で突っ切るのは考えただけでキツそうです。真夏は50℃とかなるらしいし。

blog.livedoor.jp

とか思ったら5日間で灼熱の700kmを自転車で走破している強者がいましたね。 

 

とにかくタクシーはトルクメナバットに到着。割り勘?で10マナト払いました。