ヤマダ=イスキーの旅日記

更新が滞ってますが、病んではいないです(たぶん)

ようやく新規ビザが届いた話

話はずいぶんと昔まで遡ります。まだ授業もスタートしていなかった9月27日のこと、アマゾンで£150(2万円弱)という格安ロードバイクを買ったのでツーリングすることにしました。行き先は大学から北に100km離れたリバプールと、その隣のマンチェスター、2泊3日の行程でした。

 
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中古として安く売っていたけどほぼ新品でした。パンク修理セットやらヘルメットやらもほぼ同じタイミングで届き、とても嬉しい。この写真をよく見ると前輪のタイヤがフレームと擦れるくらい近いのがなんとなくわかるんだけど、実は組み立て素人すぎてフォークを前後逆にしてしまっていた・・・ 

 

まあこれは旅のブログなので道中の記録を書いていきたい気持ちも山々なのですが、Facebookの投稿をいずれコピペすることにして、今回はビザ(BRPカード)を失った話にフォーカスします。このBRPカードというのは、Biometric Residential Permissionの略で、入国時に指定の郵便局で指紋と顔写真(=生体認証)のデータを採取し、英国に居住していることを証明するもののことです。まあ日本で最近誕生した個人番号カードみたいなものですね。パスポートと違って旅行時に常時携帯する必要はなく、「一度出国してから再入国するとき、税金関係とかで居住を証明するとき」など限られたシーンでしか使わないものなのですが、まあ立派なIDカードなので今回の旅行でも財布に入れておいたのでした。

 

例によって2都市ともドミトリーに泊まったのですが、最初のエバートンホステルリバプールという宿で盗難が発生。

 
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 ちなみにその宿というのはこんな感じで、



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 なんか怪しい雰囲気のおじさんたちの絵があちこちに描いてありました。


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リバプールのかの有名なおじさんたち。(クリスマス旅行でのリバプール章を参照ください)

 

盗難が起きたのは深夜だったらしく、実は何が起きたのかよく知らないのです。

そもそも無料の朝食(シリアル)を食べて少し散歩してから、さあチェックアウトしようという段になって「すまん、昨夜盗難があって君のBRPカード(チェックインの時にデポジットで預けていた)もなくなったよ」とスタッフに言われたのでした。いやいや、何でそんな大事なこと今さら言うんだよ。盗難が起きたらすぐさま宿泊客全員起こして注意喚起するか、遅くても朝食のタイミングで公表するべきでしょ。

 

事件当時の様子を聞いたところでは、昔ドミトリーに勤めていた従業員がスタッフルームに押し入り、金庫の中身を全部かっさらおうとしたところを他の(現役)スタッフが見つけ、ドアを閉めて閉じ込めたと思ったら窓をぶち破って逃げたとのこと。確かに外から見たら窓ガラスが大人一人分ぐらい割れていて

 

 
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 嘘はついていないようですが、(1階というかグラウンドフロアーだし、靴を脱ぐことがないから簡単に飛び降りれたっぽい。) しかし先進国の英国でこんな事件が起こるなんてちょっと信じがたい。

 

「顔は分かってるから多分すぐに捕まるよ、監視カメラたくさんあるし」という言葉を半分信じつつも、インドを2ヶ月近く旅行した人間だから「そうだね。じゃあ犯人つかまったら連絡してね」などという甘い思考回路にはなりませんでしたね

 

事件発生から半日くらいは待ってみようということで、チェックアウトを10時くらいに(一応)済ませてから市内をしばらくぶらつき、12時に何か新しい情報がないか再び宿に戻ってスタッフに聞いたものの、「警察からは何の連絡もないけど、たぶん今日中には捕まると思うよ」という根も葉もない説明。こいつらあんまり必死じゃないしこれは長引くヤツだな、リバプールからマンチェスターまではスムーズに走っても3時間はかかるし、夕方になってから距離を稼ぎたくもないし、とにかく「紛失証明書」を作れと要求する。実際この書類があるかないかで後々の処理が格段に違ったので、書き上げるのにタラタラ30分くらいかけてたけど待つ価値はあった。もっとも完成した書類をみてもどうも胡散臭いというか、「しょせんただのA4用紙じゃん、偽装しようと思えば簡単だな」と思う代物だったけど、まあ書類なんてだいたいそんなもの。

 
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 なにはともあれ書類ゲット、その後はマンチェスターまで高速道路に入り込んでパトカー沙汰になったりしつつも無事(?)到着、その次の日に大学まで生還、週明けの月曜日にStudent Service (学生課)に相談しに行ったのでした。

 

長々となってしまったので最後に簡単に全体の日程をまとめておきます(いくつか日にちがあいまいだけど、誤差は大きくても前後2日くらい)

2017年

9/27 リバプールの宿にチェックイン、深夜にBRPカード紛失

9/28 紛失証明書を作らせ、マンチェスター

9/29 大学に戻る

10/1 学生課に相談し、しばらく様子を見ることに

10/25 3週間待ってみたけど宿からも警察からも連絡がなく、Home Officeに再発行申請(書類を郵送)と現カードの失効届(オンライン)を出す。

10/27 口座から料金の引き落とし(書類受け取りましたとか、引き落としますよとかいうメールは一切なし)

11/7 郵便局で生体情報を登録してくださいという手紙が届く(幸い11/8に気付く)

11/11 ウォルバ―ハンプトンの郵便局でできるかと思ったができず、バーミンガムまで移動し、無事に済ませる。Home Offieからの連絡はそれ以降一切なし

12/21 パスポートや各種申請書類が返却

12/28 新規ビザが届く

1/16  クリスマス旅行から帰って1週間ほど経ち、おかしいなぁまだかなぁと思っていたら12/21,12/28に届いていた上記書類を発掘

 

 

ここの大学の郵便物システムはかなり危ういというか、届いてから受け取るまでのタイムラグがずいぶんとあります。全学生・全職員の郵便物は到着したら専門のスタッフによって(主観的に)分類され、重要度の低い手紙は"Pigeon Hole(鳩ボックス)"という棚にアルファベット順に分類されて入れられ(押し込まれの方が正しい?)、重要な手紙や小包(アマゾンで買ったものなど)は別の部屋に保管されます。この部屋というのが毎日7pmから8pmまでしか開いておらず、しかも相当数の他の人の荷物のなかから自分の氏名を発見しなくてはいけません。郵便物が到着しても通知とかは何もないし、大学内で紛失しても追跡しにくいし、非常に脆弱なシステムなのです。

 

しかもBRPカードを発見したのは鳩ボックスのうち自分とは関係ないアルファベットの棚だったし(溢れているから隣に突っ込んだっぽい)、パスポートとかも管理人の人に「君の名前覚えておいて探してみたけどなかったよ」と言われて「ああそうなんだ、でもそろそろ届いているはずだよなぁ、一応自分でも探してみるわ」と探してみたらあっさり発見したりと、さすがにテキトー。

 

どうやって再発行の申請をするかについては他の人がいくつか記事を書いておられるようなので、そちらを参考にしてみてください(まあ僕の場合は書類に書いてある英語の指示通りに個人情報を書いていったら大体完成したし、分からないことは学生課の人に聞いて解決したのですが)。だいたいクリスマス休暇(役所も休みになる)を挟みつつも、最短2ヶ月ほどで手元に新規ビザが届きます。