スコットランド旅行中にメガネを壊してしまったので新しく作ることにしました。
コンタクトレンズは20日分くらいしかなくて、視力的に日常生活は何とかなるのですが残り3ケ月の授業が不安だったので作らざるを得ないですね、、、帰国したらもう一本メガネを作って予備にしようと思います。
こちらがその証拠写真。
エジンバラでカウチサーフィンをしている時でした…。メガネはいつも洋服の胸のポケットにしまっているのですが、シャワーを浴び終わったときに床に置いていたその洋服を踏んづけてしまい、昆虫を踏んだ時のような不吉な音がして「もしや」と思ったらやっぱりレンズが割れておりました。これはさすがに修復不能 ( ;∀;)
まあ考えようによっては自分の所有物を自分で壊しただけなので問題が単純ですよね。宿の主人のメガネを踏んでしまったとかだったら、温厚な人でしたが賠償うんぬんとかの話になりそう。というか罪悪感がすごそう。
実を言うとシャワーを浴びる前にスコッチウイスキーを1杯飲んでいたのですが、しかし言い訳じゃないけどウイスキー1杯くらいで酔っぱらう僕ではないです。普通に飲んでなくてもシャワー後に踏んづけてた可能性が高いと思います。再発防止としてそれ以降は必ずケースにしまうことにしました。
さてさて、その時の旅行談は他の記事を読んでもらうとして本題に移りましょう。
イギリスでどうやってメガネを作るか
イギリスのメガネショップはこんな感じ↓
日本とほぼ同じですね。
これはイングランドの小さな街のメガネショップなのですが、それでも見ての通り充分な品揃えがあります。大学が近いこともあってか、この通りには他にも2店舗が展開しています。
ヨーロッパの人は平均して視力がいいようですが、しかしイギリスの大都市であれば床屋と同じくらいにメガネ屋があります。とはいっても必要に迫られて探さないかぎりスルーしますよね、普通。
しかし品揃えが多すぎてチョイスに迷いますわ。
「若者向け」「スポーツ用で曲げても割れない素材」「黒か青っぽい色」などという条件を店員さんに伝えれば、いくつか選んで取ってくれます。
おっと、メガネのフレームを選ぶ前に視力検査をするんでした。
基本的には、まず眼科で視力検査 "Eye test" をして処方箋 "prescription" を発行してもらい、それをメガネ屋さん "optician" に持っていって気に入ったフレームを選び、数日後に受け取りという流れです。
ただしこの店も含めて多くの場合は眼科とメガネ屋が一緒になっています。
ここでは奥の部屋で視力検査をしてくれて、そのままその処方箋でメガネを購入できるというシステム。いちおう予約制でしたが、そこまで枠が取りにくいなんてことはないでしょう。もちろん電話で予約することも可能です。
英語での視力検査というのがどんなものか想像できなかったので少し緊張していたけど、やってみると要領は同じでした。光っている列のローマ字を言ってくださいとか、どっちのレンズの方が見やすいですかとか、背景が赤と緑だとどっちがはっきり見えますかとか、目の写真撮りますねとか、英語がたどたどしくても全然問題ないと思います。
ただ撮ったあとパソコンのスクリーンで眼底写真を見せてくれて、これが視神経でこれが黄斑?でこれが何とかでと説明されたのはイマイチ聞き取れませんでした。とりあえず最後にノープロブラムとだけは言っていたので問題ないのでしょう。
なおその時のお医者さんはネイビーのジャケットにチェックのシャツ、オレンジのネクタイという洒落た男性でした。日本にはまずいないようなスポーツマンタイプ&コミュ力高め。何より日本の眼科だったら外国人が診察に来ても嫌な顔をして断るんじゃないでしょうか。さすが英国は多国籍な国ですね。
何はともあれ新しいメガネが4日後に完成。曲げても折れにくいフレームを選択したため値段が跳ね上がり、なんと£315(45,000円)もしました!! 視力検査の代金£30(4500円)も払わされたし、無事に旅行保険がおりることを信じます。というかもう壊さないようにします。
ちなみにエジンバラで壊した時に早速エジンバラのメガネ店に行ったのですが、イングランド在住だとスコットランドの健康保険が使えないと言われて断念。大学に帰ってから近くの店に行きました。
実は英国に半年以上滞在する人はビザを申請するときに "Health Surcharge Fee" というものを払わなくてはいけなくて、僕の場合は1年留学のTier4というタイプで£150(2万円弱)でした。
「まさかその時に巻き上げられたものをこんなところで報われるとは!」と思っていたのですが、実際にショップに行くと窓口の人には当然のようにあれこれ診察や眼鏡本体の料金の説明をされ。。。
「え、無料じゃないんですか?」と聞いたら「この用紙に全部記入して提出してください、審査に通ったら保障が受けられます」と15頁くらいの分厚い冊子を渡されてげんなり。そもそも最初のページに書いてある預金残高の上限に引っ掛かっていて申請できないじゃん、、、
こういう手続きの煩雑さもまた英国。
追記
その後イースター休暇にアイスランド・アイルランド旅行をしたのですが、大学に帰る2日前に片方のレンズが外れました。寝る前に真っ暗な部屋でケースにねじ込んだ時に外れたっぽい… 同じショップに持っていったらほんの数分で直してくれました。
追々記
留学終了後に保険申請をしてみたところ、保険については壊れた方のメガネに適用されるそうです。ただそもそもレンズが割れただけでフレームはまだ使えるので「レンズ交換」だけで済んだようです。
が、そんなことは考えつかずさっさと捨ててしまっていました。バカだねぇ
とりあえず今回のメガネについては必要書類をすべて保管しているので、このメガネを壊した時にはバッチリ保険が下りることになりそうです。