ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

備忘録みたいなもの

ご無沙汰しております。

 

土曜日と日曜日に大阪に行ってIELTSを受けてきました。

 

手ごたえは留学前よりずっといいんですが、特にライティングとスピーキングがどれだけ伸びるか未知数です。リーディングとリスニングは問題形式に戸惑ってばかりで、1問や2問はヘマをやらかしたでしょう。

 

結果が発表されるのは8/24で、これはTOEFLiBTの前日に当たります。そのとき僕は金沢市にいることでしょう。

 

スコアが出たらちょっと自己分析してみます。お楽しみに。

 

 

今後のスケジュールも簡単に記しておきます。

 

~8/23 フリー

琵琶湖徒歩一周計画を実行しようかどうか後ろ向きに検討中。暑いから多分やらないけど、突然思い立って湖まで歩きに行くかもしれない。

 

代替プランとして中国語の勉強をする可能性が高い。

 

8/24~8/26くらい 金沢市など

前述のようにTOEFLiBTを受けに行きます。

先月の段階では北陸で別の予定も入ってたけど、先方からキャンセルされてなくなりました。

 

8月下旬

退寮して京都の住所をなくします。荷物はスーツケース2つに入れて、片方は札幌の実家に送り、もう片方は東京の兄宅まで持っていきます。

 

8/31~9/2 和歌山

ゼミの合宿です。

僕は今農薬ゼミというものに入っているのですが、この団体が何をしているのかについてはまたいずれ書きます。

 

9月最初の数日

住所のない京都でぶらぶらします。寝る場所は京大の内外に何ヶ所かあります。

 

9月の上旬 東京

富士山を吉田コースの1合目から登ろうか後ろ向きに検討中です。閉山ギリギリだし僕の方の時間もギリギリなので多分やらないでしょう。

 

代わりに大相撲の秋場所とかを観に行きたい。

 

9/12~13 東京

トビタテの事後研修です。

この予定があったから留学後もしばらく日本にぐずぐずしていたわけですが、しかしこの事後研修をもってトビタテのタスクは完全消化できるわけで、きっちりやっていきます。

 

9/18 神戸

晴れて世界一周に出発ですね。 

 

この後の予定についても航空券絡みはボチボチ決めているところです。

 

 

とりいそぎこれにて失礼します。

 

 

京大を休学して世界一周しますよっていう話【その➂】

今回は旅の "予算" と "情報発信" について。

 

「2年間世界一周するわー」って僕が言った時の友人の反応はまず間違いなく「どこに行くの?」「2年って長くね?」「お金はどうするの?」というもので、そのうちこの3回シリーズで残ったテーマは「お金はどうするの?」になります。お金というのは大多数の学生にとって一番の悩みの種ですから、確かに聞きたくなるのも当然です。

 

ちなみにちょっと脱線しますが、今回休学届を出した際に2つほどの研究室に行って「2年後にお世話になるかもしれませんがその時はどうぞよろしく」って教授に言ったんですが、その時の反応は学生とはまったく違って面白かったです。

 

曰く「いいねー、行ってらっしゃい。2年後待ってるよ」「親御さんは許可したの?」「せっかくだから卒論に使えそうな現地調査してみたら?」「留学で休学する人はけっこういるけど旅行で休学する人は最近あんまりいないね」というもの。

 

ちなみにイギリス留学でお世話になった教授なんか「1年間イギリスですごく楽しんで、今から辛いことが待っているのかと思えばまた2年間楽しく旅行するんだねwwwwww」と大笑いしていました。

 

さすが京大!これぞ京大の教授!いやー、ありがたいです。

ちなみに京大を含めた国公立大学では休学に費用は掛かりません。


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【予算】

期間は1年半つまり18ヶ月つまり78週間で計算していますが、実際は長くて22ヶ月ほど旅行するつもりです。1年が経過した時点で貯金残高と収入をきちんと再評価してその後の計画を練り直すつもりです。僕のことだから使い切るつもりでもケチケチして残してしまうことでしょう。江戸っ子の「宵越しの銭は持たねぇぜ」みたいな気合いが欲しいですね。

 

 

生活費 2万円/週で合計156万円

※これには宿代、食費、ビザ代、都市内の移動費、都市間の移動費(短距離)を含みます。観光や衣服代には予算はありませんが、2万円/週を超えない範囲であれば適宜使います。この額を越えた分は翌週に持ち越して節約、逆にこの額を使い切らずに余っても持ち越さず貯金とします。

※アジアであれば平均すると宿と食事で合計20ドル/日といったところでしょうか。安いエリアではもっともっと安いです。

 

航空券と鉄道チケット 34万円

※香港→台北→マニラ→ブルネイジャカルタシンガポールの航空券で計5万円、北京→ウランバートルノボシビルスクの鉄道チケットで計5万円、ヨーロッパは基本ヒッチハイクですが一応10万円、ヨーロッパ→中南米→日本の航空券で計14万円です。

※1回か2回かマイルを使うのでもうちょっと安くなります。というか生活費と合わせて計算がしやすいようにちょっと調整しました(適当)。

 

雑費 30万円

※何かがあった時のためです。手を付けないようにします(適当)。

 

 

別にこれが僕の全財産というわけではなく、復学してからの1年分の学費と下宿費と生活費は残しておくつもりです。なので上の予算を多少オーバーしたところで即借金というわけではないです。そもそも大学にはあと1年半在籍するわけですが、1年あったら半年分くらいは余裕で稼げるので別にいいです。

旅行中もそれなりに稼ぐつもりですが、まあそれについてはまたいつか書きます。このブログに広告を出すのも選択肢にはありますが、僕自身が他人のブログの広告にけっこうイライラする人種なので広告収入は見込んでいません。

 

【情報発信】

簡単に言うと旅行中はこのブログをメインに実況中継していきます。ツイッターもやっていますが、留学中に時差があるとTLが全然動かなくてつまらないし面倒だと痛感したのでブログに注力します。暇な時に読んでください。あと一応Facebookでもたまに生存報告くらいしようかと思います。

 
ツイッターは @jjj1iii1nnn で検索してください。Facebookが知りたい方はツイッターからDMをください。 

 

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京大を休学して世界一周しますよっていう話【その➁】

この記事は前半【目的】と後半【装備】に分かれています。

 

じゃあ2つの記事に分けろよって話なんですが、まあどちらも大して書くことがないので一本にまとめても短いです。特に【装備】なんておまけです。

(※追記 こんな書き出しをしていますが結局3000字を超えています。ごめんなさい)

 

ではさっそく【目的】について書いていきましょう。

 

目的

1、世界100ヶ国以上を楽しみながら巡る

 

2、アジア諸国の農村に滞在し、農業経営について調査する

 

3、オアシス集落における水管理を社会学的・工学的な側面から調査する

 

4、各地域において歴史的・文化的に食事が果たしてきた役割を調べる

 

5、将来国連職員や駐在員として赴任することを考えて情報収集や人脈づくりをする

 

こんな感じですかね。

2から4は似通っているんですが、やはり農学部の学生としては1つに括るにはあまりに違いすぎると思います。

 

特にそれぞれの項目についてさらに説明が必要だとは思いませんが、一応もうちょっと詳しく述べておきましょう。

 

 

1、これだけ長期間の海外旅行はもう2度とできないだろうから、できるだけ多くの国に入国して渡航国数レコードを作る。面倒でも最低1泊はする。渡航国数がすべてではないことは確かだけど、対外的な響きというのは重要だし、とにかく欲張ってというか頑張ってあちこち行くようにする。っていうことです。

あと個人的には「ユーラシア横断」で充分というか、行きたい国はほぼすべてアジアにあるんだけど、そこは対外的な響きというものを意識して「世界一周」します。その点ではトルコから飛行機でポルトガルアメリ東海岸アメリカ西海岸→日本って帰ってもいいけど、やるかというと多分やらないでしょう。さすがにそれはつまらない。

 

 

2、特にベトナムや中国において、社会主義時代の農業経営が歴史的にどう転換し、今後の人口増加や高齢化に対応するためにどのような農業政策が取られそうかを調べます。といってそもそも通訳なんていないから、日常会話すら怪しい学生が1人でのこのこ行っても専門的な調査はできないだろうし、成果は限定的だと思います。良くて「卒業論文として帰国後に追加調査をしたくなるような課題を発見すること」とかそのレベルじゃないかな。現地で働いたり研究したりしているJICAの方とか大学職員の方とかに会えたら色々お話を聞こうと思っているというか、アポを取って会いに行こうかなと思っています。日本人じゃなくてもいいです。

 

 

3、カナートってご存知ですかね。

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山麓扇状地などにおける地下水を水源とし、蒸発を防ぐために地下に水路を設けたものである。山麓に掘られた最初の井戸で水を掘り当ててその地点から横穴を伸ばし、長いものは数十kmに達する。水路の途上には地表から工事用の穴が掘られ、完成後は修理・通風に用いられる。

水路が地表に出る場所には、耕地や集落のあるオアシスが形成されている。耕地では小麦大麦に加え、乾燥に強いナツメヤシ、近年では綿花サトウキビなどの商品作物の栽培が行われている。 Wikipedia

 

つまり「乾燥地域の伝統的な灌漑用の地下水路」のことです。

 

イランではカナート、ウズベキスタンアフガニスタンパキスタンではカレーズ、北アフリカではフォガラ、中国のウイグル自治区ではカンアルチンとそれぞれ呼称が異なるんですが、基本的な構造は同じです。

 

このカナートっていうのは「ただの水路」なんてものじゃなくオアシス集落の存亡をかけたパイプラインだったわけで、きちんと管理できなかった集落の首長は殺されたりするし、カナートを掃除する職人がヒエラルキーの頂点近くに位置していたりするしで興味深いんです。まあ詳しくは現地からリポートします。

 

 

4、食事ってのは旅においてすごくすごく大事ですよね。食事もお酒も安くておいしいっていうのは天国なわけで、当たり前ですが長期滞在したくなるわけです。逆に食事が高いくせに不味い国には2日以上いる必要なんてないわけで、さっさと脱出すべきです。なんでイギリスに9ヶ月もいたんでしょうね。

ですが現地から「このレストランのこんな食事がおいしかった」なんて報告をしても「そう、美味しそうだね。良かったね」で終わってしまうので、できるだけ調理方法だとか文化レベルでの考察とかをしようと思います。今回の旅では食費はケチケチせず使っていこうと思いますが、予算についてはまた改めて【その➂】で説明します。

 

 

5、学生時代からこれだけ海外に行っているだけあって、やはり就職するにしても外との接点がある仕事、ないし完全に海外で勤務するような仕事がやりたいわけです。海外赴任っていうのは必ずしも赴任国を選択できるわけではないようですが、しかし既に1回は行っている国の方がいろいろ勝手が分かるというものです。一番大事なのはその国の「雰囲気」というか「におい」なんですが、これはなかなか他人の写真や文章で伝わるものではありません。実際に自分の肌で確かめないと分からないことは本当に多くあります。2つ目の人脈なんてのはまあ気付いたらできているものです。

 

 就職や大学院進学の時にこの世界一周をいかにアピールできるか、そしてそのために旅行中に何をすべきかというのを最近ずっと考えているのですが、答えというかテーマはまだ見つかっていません。"就職したらまとまった時間が取れないから今のうちに精一杯羽を伸ばしておく"というのがありがちな正当化でしょうが、やっぱりこれだけの時間と費用をかけるならそれ相応のリターンも求めるべきでしょう。採用面接で「世界一周なんて時間とお金があったら誰でもできるよ」と言われたときに「いやいや、僕じゃないとこういう旅は絶対にできないです」と胸を張って言えるような旅とは何なんですかね。

 

 

意外に長くなってしまいました。ごめんなさい。

次、【装備】について説明しますが、これはまた出発の直前にも公開します。

 

装備 

財布(各種カードと身分証ということ)

スマホ

モバイルバッテリー

タブレット型パソコン

電子辞書

各種コード、メモリーカード、マウス、イヤホン

 

下着と靴下2セット

春秋用のズボンと上着2セット

薄めのジャケット

ランニングシューズとサンダル

 

正露丸、爪切り、綿棒5本、体温計、眼鏡、歯ブラシ、剃刀、箸、スプーン、フォーク、バッグ、ザックカバー、洗濯ばさみ6個、ロープ、ボールペン3本、油性ペン、メモ用紙

 

 

以上、20Lで7kgほどでしょう。第2回インド旅行の時もこの程度でした。

上のリストに加えて常にビスケットと水を持っているので重いときは8kgになるでしょうが、しかし圧倒的に軽量であることは間違いないです。

 

この「軽量であること」というのは非常に重要です。荷物が10kgを越えると機動力が著しく低下します。20kgを越えてしまうともはや長時間歩くことはできないし、宿にチェックインするまでは街を歩き回ることができません。客引きのいい的になるし、そもそも客引きに頼らないと行動できなくなります。それはつまりぼったくりに遭遇する確率を自分から引き上げているようなものです。

 

ということを第1回インド旅行で学習しまして、そこから一気に荷物を減らしたわけです。まああの時は日本に住所がなかったし、急いで下宿を引き払ったために実家に郵送できず捨てるタイミングも逃したガラクタを全部持ち歩いていたから23kgとかになってしまったんですが... 

旅の達人ほど荷物が少ないものです。

 

 

あと前回の記事では世界一周の行程を時期も含めて地図にしてみたのですが、ちゃんと「低緯度地域には冬、高緯度地域には夏」に行くようにしています。これで衣服が減らせます。

 

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前回の記事はこちらから参照ください。

wonderfulsolution.hatenablog.com

 

 

また次回は「予算と情報発信について」です。ご期待ください。

 

 

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京大を休学して世界一周しますよっていう話【その➀】

世界一周します。

 

っていうことについて、これから3回くらいに分けて説明していきます。

【その➀】ルートとか時期とかについて

【その➁】目的とか装備とかについて

【その➂】予算とか情報発信とかについて

という感じです。

 

じゃあさっさく【その➀】から始めていきますか。

 

 旅のルートと時期

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こちらが今年の4月にアイスランドで作成した世界一周のルートです。赤は陸路と海路、黄色は空路を表しています。

 

あえて文章で概要を説明すると

「2018年9月18日に神戸フェリーターミナルを出発。台湾、フィリピン、インドネシアをぽんぽん飛び回ってからシンガポールに着地。3ヶ月ほど東南アジアの半島部を巡ってから中国イン。ビザが切れる3ヶ月以内に北京に到着し、一時帰国するかモンゴルに行くか決める。そこからシベリア鉄道で西に進み、カザフを縦断して夏になる前にシルクロードに合流。中央アジアにのんびり滞在し、イランにのんびり滞在し、カフカス地方にのんびり滞在し、トルコに入国。そこからヨーロッパは弾丸旅行で2019年のクリスマス前には脱出する。帰国は1年半から1年9ヶ月後。

という感じです。

 

 

「ちょっと待って、ポルトガルで終わってんじゃん。それじゃ世界一周じゃなくてユーラシア横断じゃん」

 

 

というツッコミが聞こえてきそうですね。

 

まあ一理あるといえばあるんですが、そのあと中南米にちゃんと(?)行くつもりなので安心してください。中南米のプランはヨーロッパにいる間にササッと作れますので。中南米からオーストラリアに行くかどうかもヨーロッパで決めます。

 

っていうか1年以上先のプランを細かく決めたって、その通りに行けるはずがないですよね。そもそもトルコまでの行程は比較的固まっていますが、ヨーロッパなんて上の地図とは全く違う線引きになることでしょう。イギリスにもう1回行きたいと思うかもしれないし、北欧はまた今度にしようと思うかもしれないし、道中に出会った人にオススメのスポットを聞いて心を動かされることもあるでしょう。アフリカにはもう行かないと思うけど、それだって確実とは言えない。

旅ってのは予定変更してなんぼの世界です。

 

 

各地域をもうちょっとズームアップして見ていきましょう。

 中国沿海部

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大阪/神戸から上海までフェリーが出ているんですよ。その名も「新鑑真」っていうんですよ。あまりのロマンに胸が熱くなりますね。

 

だけど乗船時間が50時間ぐらいだから、天候次第では船酔いで吐きまくって胸焼けっぽくなる可能性もあります。まあ何とかします。

 

ビザは取らないので15日以内に脱出します。

 東南アジア島嶼

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えー、一応香港から台北に行こうとも考えています。渡航国数をカウントするときに「台湾」を中国とするのかしないのかっていう議論がありますが、まあどっちにしろ行っておけばいいんじゃないでしょうか。

 

ただ「香港→台北→マニラ」じゃなくて「上海→福州→台北→福州→香港」にする可能性もあるので、地図ではとりあえず台湾部分を割愛しています。

 

ボルネオ島にちょっとだけ行くのはブルネイ=ダルサラーム」っていうちっちゃな産油国に行くためです。あとこのへんのエリアは僕が最初の海外旅行で行った思い出の場所なので、感傷に浸るのも理由の1つです。

 

インドネシアは僕の叔父さん一家がかつて赴任していた場所ですが、別にツテがあるわけではないですし、ここも単純に僕が行ってみたいだけです。でも最近大きな地震があったけど大丈夫かなぁ

 

シンガポールに到着したところで「それでは改めて旅をスタート!」みたいに思うかもしれないし、思わないかもしれないです。物価が高すぎてさっさとマレーシアに行く気がします。

 東南アジア大陸部

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何度も行っているようで実はほとんどトランジットという東南アジアです。今回は都市部だけじゃなくて農村にも滞在しようと思っています。

 

次回の記事で詳しく説明しますが、今回の旅の目的の1つに「卒論の研究テーマや研究エリアを見つける」というのがありまして、各国の農村に滞在していろいろ調査をしようと思っています。まあメインは観光です、もちろん。

 

あとベトナムには意外に長期滞在しそうです。ほかの人の体験談を聞くたびに、僕はどうやらベトナムの料理や国民性や雰囲気をめちゃくちゃ好きになりそうな予感がしています。今のところネパールが大好きですが、世界一周が終わる頃にはたぶんベトナムが一番のお気に入りの国になっていることでしょう。

 中国内陸部

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さあて、今回のメインスポット、中国です。

 

ベトナムで重い腰をよっこらせと上げ、まずは昆明に向かいます。空路よりは陸路でえっちらおっちら行きたいですが、山岳地帯なので面倒なことは確かでしょう。

 

そもそも昆明には1回生の夏に大学のプログラムで行っており、現地の大学に友人が数人います。このタイミングでそのうちの何人が昆明に残っているのかは分かりませんが、連絡を取ってぜひ再会したいと思っています。なのでこのへんの日程は彼らの都合次第です。

 

昆明から先は、とにかく中国の歴史上有名な都市を訪問していきます。僕は春秋戦国時代の秦/斉/趙と三国時代の魏が好きなので、中国中央部のやや西側とやや北側に長期滞在することでしょう。最近ボチボチ中国語の勉強を始めていますが、しょせんは付け焼刃なのでコテンパンにされるでしょう。

 

季節は1月できっと寒いので、もうちょっと南や海岸近くに行くかもしれません。ですが中国の農村も調査しておきたいし、中国語に浸るのもいいし、あまり沿海部の大都市には近づきたくないですね。

 

まあとにかく、ビザの有効期限である3ヶ月以内にはモンゴルに行くか一時帰国するかします。北京から北朝鮮にも行くつもりですが、3日くらいの短いツアーなので日程には問題ないでしょう。あと大っぴらに訪朝を表明するとあちこちから制止がかかるかもしれないし、とりあえず地図には描いていません。

 

北京にはイギリス留学中に知り合った友人がたくさんいるので、あちこちガイドしてもらうかもしれないですね。

 シベリア鉄道

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北京からウランバートルまでは鉄道でごとごと揺られていった方が飛行機より安そうですね。まあとにかく、ウランバートルに到着してからロシアのビザとシベリア鉄道のチケットをなんとか手配していきます。北京から一時帰国しなかった場合、ウランバートル日本大使館でパスポートの更新をしてもらう必要もあります。どっちも大した手間ではないですが。

 

ロシアには父親が赴任していたわけですが、もっと北海道に近い沿海地方なので今回はノータッチです。それにモスクワとかペテルブルグとかに行くわけでもないので、ロシアの記憶は強くは残らないかもしれないですね。春なので気候と景色はいいでしょう。

 

そこからカザフスタンに入ります。僕が大学で所属しているゼミの教授がアラル海の調査をしていて、行けそうだったら行ってみます。たぶん行きます。

 中国西域部

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今回の旅はどのエリアにも思い入れがあるわけですが、強いてこの世界一周のハイライトを決めるとすれば、それはこの「タクラマカン砂漠」になるでしょう。シルクロードの全行程のなかでもっとも過酷なエリアとされてきたわけですが、同時に多くの有名なオアシス集落を生み出し、今でも発掘調査などの対象となっています。僕には考古学者の血でも流れているのか、やっぱり中国でも中央アジアでも中東でも「史跡」というものに強く惹かれますね。

 

上の地図で言うなら、東端のトルファンや西端のカシュガルなんかが有名です。もっとも言うまでもないことですが、「マニアの中で有名」というのは「日本人なら誰でも知っている常識」とは別物です。知らなくても大丈夫です。

 中央アジア

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ビザを取るのが多少面倒なエリアなので中央アジアの線は引いていないです。とりあえず全部の国に行ってみようと思います。ビザが下りるまで周辺の国でくつろいでます。

 

ウズベキスタン東部のサマルカンドというのは、昔から中国に向かう旅人にとってはシルクロードの始まり、ヨーロッパに向かう旅人にとっては旅の難所が終わったことを意味する重要な場所だったわけです。現在は中央アジアの南部にアフガニスタン系の武装勢力が入ってきているところがあり、ウズベキスタンに入国してサマルカンドに到着してからはほっと一息つけるのではないでしょうか。

 

ただパッと見たところこのエリアは陸路での移動が活発ではないようで、どうやってイランまでたどり着こうかちょっと悩むことになりそうです。たいていの国では長距離バスというものが国境を越えて都市間をつないでいるわけですが、砂漠などの非居住地域では交通手段がないことも珍しくないですね。

 

まあ例によって何とかします。

 中東

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「イスファハーンは世界の半分」っていうのを高校の世界史で習った記憶がありますかね。ないですか、失礼しました。とにかく建築や美術や庭園がすごいらしいです。僕はなんだかんだ旅先の博物館や美術館に入り浸る人間なので楽しみです。ただし入場料がアホみたいに高かったら玄関で引き返すかもしれません。もしくは京大からの臨時研究員ということで白昼堂々と侵入するかもしれません。

 

そして多くの旅人を引きずり込んで離さないジョージアに向かいます。個人的にはグルジアって言われた方がピンとくるんですが、まあどっちでもいいでしょう。ビルマミャンマーみたいなものかな?

 

イラク、シリア、クルド人自治区を避けながらそのままトルコに入国します。べつに今行かなくてもこの辺の国にはいつか仕事で赴任してくればいいので無茶はしないです。イスラエル/パレスチナにも行きたいですが、今回はルートを引きにくかったので止めました。ヨーロッパに勤務することになったら休暇で地中海を一周します。

 トルコ

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 ヨーロッパっすねー。

 

っていうのを西回りで世界一周している人はみんな言っています。僕もそんな感じで感動することでしょう。

 

東欧で中古の日本製MT車ないしオートバイを買おうかと考えていて、その場合はトルコから一時帰国して国際免許とか保険の手続きをすることになります。北京とイスタンブールの少なくとも片方から一時帰国すると思います。

 ヨーロッパ東部縦断

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東欧や南欧はまだ物価が安いのでタラタラできますが、北欧はバックパッカーに対して容赦なく襲い掛かってくるのですぐに逃げ出すと思います。はじめから足を踏み入れない可能性も大です。

 ヨーロッパ中央部縦断

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ナチスドイツの強制収容所跡にはぜひ訪れようと思います。

 

それ以外は、、、特にないです。

 西欧

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ご飯がさぞかしおいしいことでしょう。

 

あと冬だけど寒くないでしょう。

 

正月をピレネー山脈で過ごすみたいな旅人の儀式?を聞いたことがあるようなないような気がしますが、クリスマス前にヨーロッパを脱出したいのでやりません。

 

さっきも言いましたが、ヨーロッパの行程はかなり変わると思います。

 

 

 まとめ

最後にもう一回渡航地域と時期を載せておきましょうか。

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これまでに渡航した地域を含めるとこんな感じです。すでに行ったことのあるエリアはあっさり通過するか回避する予定だということが分かるでしょう。

 

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というより世界一周のプランが最初にあって、その旅で行けない地域にそれぞれ個別に行ってきたというのが事実です。時間軸では逆ですが、自分の中では整合性が取れています。

 

間違いなくインド人の知り合いが「お前なんでインドに来ないんだ!!」みたいに言ってくるでしょうが、はじめから「世界一周でシルクロードを使うから南アジアにはその前に行っておこう」というつもりだったので、まあ適当に聞き流しておきます。

 

 

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ザックを洗った

25Lのザックを洗いました。


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よく晴れているので今日とか明日にはカピカピに乾くでしょう。


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ボディソープをぶっかけて水でガシャガシャ洗い流すだけの簡単な工程ですが、これをやるだけで汗臭さが消えます。

 

前回洗ったのは第2回インド旅行から帰国した時だったと記憶しているので、栃木でのバイク合宿/イギリス留学/留学中の全旅行を経たことになります。

 

ご苦労様、これからも宜しく。

 

※明日から3回シリーズで秋からの世界一周について説明していくのでご期待ください。

 

 

きらら坂から比叡山に登った話

京都市の北東部に比叡山っていうのがありましてですね。


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 白川通を北上して修学院を過ぎたあたりから登山スタートっぽい雰囲気になるんです。

 

まあこの景色を見ただけで満足して帰るのもありですけどね。

 

まあヤマダイスキーなので登ってしまうわけです。

 

 

最初に概要を述べておきましょう。

比叡山(ひえいざん)は、滋賀県大津市西部と京都府京都市北東部にまたがる大津市京都市左京区の県境に位置する大比叡(848.3m)と左京区に位置する四明岳(しめいがたけ、838m)の二峰から成る双耳峰の総称である。高野山と並び古くより信仰対象の山とされ、延暦寺日吉大社があり繁栄した。東山三十六峰に含まれる場合も有る[1]。別称は叡山、北嶺、天台山、都富士など。

比叡山は、登山も盛んである。京都市左京区修学院から登る雲母(きらら)坂は古くから京都と延暦寺を往復する僧侶・僧兵や朝廷の勅使が通った道であり、現在も登山客は多い[4]。雲母坂登山口から大比叡山頂まで、徒歩でおよそ2時間20分掛かるとされる

出典 比叡山 - Wikipedia

 

上の写真で見えている頂上は四明岳で、大比叡はその向こうに隠れているようです。ついでに奥から左下にかけて流れているのは音羽川っていう川だそうです。

 

以前に大比叡まで登ったこともあるんですが、四明岳からはコルを越えて登り返しする必要があるし、そもそもやたら長いことので普段はそこまでいきません。

 

っていうか普段は四明岳にすら登らず、その近くにある展望台までで終わりにしています。あろうことか四明岳の頂上はガーデンミュージアムの園内にあるから登頂には入園料がかかるんですよ、信じられないね。

 

ということで今回も「雲母(きらら)坂で展望台まで」登りました。

 

厳密な意味での登頂ではないんですが、まあいいでしょう。

 

登山口の標高が160m、展望台の標高は650mくらいなので標高差は500mくらいでしょうか。

 

ちなみにピンポイントで標高が知りたいときはGooglEarthで分かりますが、等高線を引きたいときはContour Map Creatorっていうのが便利です。こんな感じで描いてくれます。

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前置きが長くなりましたね。さっさと登っています。


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 登山開始時点ですでに日が傾いていて、木々に横から光が当たっています。


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 うーん、涼しい。

麓の京都市内はこの時間でも36℃くらいありますが、山上では風が通るので体感が5℃くらいは下がります。

 


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夕暮れの景色。 

まだ登ってる途中なんですけどね。


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 無駄口を叩かずいきましょう。


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 体力がまだまだあったので分岐を左に取ったのですが、まあトレースを失いましたね。別に今回が初めてじゃないです。


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 で、毎回こんな斜面を直登していくんです。


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 登山道に復帰。


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 杉林ですね。花粉症の人とか季節によってはきつそう。っていうか登山は不可能でしょう。

そもそも京都には寺社仏閣が山のようにあって、その建立のために昔からスギの植林が行われたそうです。最近では輸入木材とかが原因で林業も廃れたようですが。


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 こんな斜面を力ずくで突破したんですが、ちゃんと道をたどっていれば必要ないです。


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 また分岐。右がオススメです。


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 壮観だね


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 展望台のすぐ近く


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 展望台に到着。休憩しているうちに日が沈みました。ヘッドライトを取り出します。

 

ここまで1時間くらいかな。ちゃんと登山道を歩いていたら、というか走っていたら30分~40分で着けます。

※ある程度の登山経験がある男子大学生が軽装で登った場合


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 夜ですね。

 

ズボンのポケットにチャックを縫い付けた話【留学終了から世界一周開始までの休憩タイム】

ご無沙汰しております。

先週はテスト週間ということで大学の図書館は超満員でして、WiFiをゲットするのが難しかったどころか、そもそも空いている椅子すら見つかりませんでした。テスト前の京大生はやっぱすごいね。

 

で、僕はというとテストを1つだけ受けたんですが、その時は「試験10分前にWikipediaを一読する」とかいうちょっと特殊な勉強法を実践してみました。(たぶん単位取れた。) 

ちなみに全部で7科目を履修するだけしておいたんですが、1回も出席しなかったのが2科目、1回だけ出席したのが4科目、ちゃんと2回出席して試験も受けたのが1科目という惨憺たる有様でした。「留学してたんだから履修なんてせずにボケーとしているべき」ですね。「あれ、ちょっと早めに帰れそうだし、これってワンチャン日本でも単位取れるんじゃね?ちょっとやってみるか」なんて欲張らないほうがいいです。

 

何はともあれテスト週間が終わり、海外にはしばらく行かないとなればヒマなわけです。ちょうど収穫が一段落した農家や漁期が終わった漁師がヒマを持て余すように、旅に出ていないバックパッカーも時間を持て余しており、その時間とエネルギーがどこへ向かうかと言うと「道具の補修」なんですね。

 

というわけで昨日の晩は「ズボンのポケットにチャックを着けてみよう大作戦」を実行していました。そもそもチャックがなぜ必要かと言うと、前回ナイロビを歩いていた時に「これって自分のポケットにスマホや財布が入ってたら前から来る人にバレバレじゃん。取ってくださいと言わんばかりだな」と思ったのがきっかけです。プロのスリに対してチャック程度がどれほど効果を持つのかというとかなり疑問ですが、相対的に「ポケットにチャックのあるカモ」「ポケットが開けっ放しのカモ」では後者の方がターゲットになるのではないでしょうか。

 

 

ま、目的なんてどうでもいいです。

 

チャックを縫い付けていきます。


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※まず机の上を片付けろって感じですよね。


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サクサク縫い始めたんですが、早くも座礁しました。

 

チャックが1cmくらい短い、、、

 

そもそもこのズボンは従兄弟からのお下がりなんですが、そのうえ僕が帰国前に3週間くらい洗濯もせずずっと履き続けていたためヨレヨレになっているのです。そこに新品のピシッとしたチャックを縫い付けていけば寸法が合わなくなるのは当然。というか寸法を取りずらいのは当然。

 

まあチャックは100均で売っていたものなので失敗しても諦めが付きますね。ランナー(持ち手)が3つ付いているし、チャック部分も1mあったので、リベンジしていきます。

 
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ここでも長めに採るつもりがピッタリの長さに切ってしまうニアミス。

結果的にピッタリのまま終われたんですが、また短くなって敗退するところでした。やれやれ。


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ランナーが外れないように安全ピンとクリップで仮止めというか応急処置。 

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 2回目はしつけをしてから挑みました。この方が確実。

 

っていうか当然ですよね。なんで最初っからやらないんだよ。

 

 

ですがヨレヨレズボンとシャッキリチャックの相性は予想以上に悪く、しつけも難航。

 

「しつけ用のしつけ」っていう二度手間を取ることで何とか回避しました。マチ針なんていう発明はこの時代まだなかったようです。


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何とかしつけを完了した図。 


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 あとは縫うだけ。

 

ミシンなんていう高級品を持っているはずはなく、持っていたとしてもポケットの構造上ミシンは使いづらいため、せっせと縫っていきます。


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 途中経過の写真はないようですね。まあ順調にいきました。 


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 応急処置の安全ピンとクリップを除去。


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裏側はこんな感じですね。まあ合格でしょう。

 

 

 

...なんでこんな記事書いたんでしょうね。

 

まあたまには違ったことを書くのもいいか。

 

 


追記

せっかくチャックを縫い付けたこのズボンですが、あちこちが擦り切れて修復不能レベルになったため4ヶ月後にベトナム北部の宿で捨てました。かわりに現地の登山用品店でカリマーとアンダーアーマーのズボンを購入しました。(どちらも最初からチャックがついています)