ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

最高のドミトリー!


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宿の外観をもう一度載せておく。この建造物は4つのブロックに分かれていて、1番左側が宿泊施設、その他は現地の方が居住しているアパート(イギリス英語でflatと呼ばれるやつ)のようである。まあしかし夕方なのにほとんどのカーテンが閉まっていて内部が窺えず、怪しいといえばどこか怪しい!?

正面玄関を開けようとするもロックされており(これは珍しいことではない)ドアベルを探してみるのだが、どうも見当たらない。いやいやそんなことはないでしょ、と思いつつドアをガチャガチャやっていると中から開けてくれた。

ところがその開けてくれた宿の主人の英語がまったく聞き取れない。まあチェックインの時に聞かれることなんて決まっているから半分勘で答えたら何とかパスワードを発行してくれて(この字がまた読みにくい…)部屋に入ることができた。


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1977は聞き取れたので忘れないうちに横に書いておく。ところで僕の手書きの字は外国人に言わせると判別しやすいすばらしいらしいんだが、日本人には誉められた記憶がないのでどっちなのかイマイチ分からない。


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 6人部屋2泊で£40。ドミトリーにしては最安値ではないが、wifiはそれなりにしっかりしているし


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こんなオシャレなコモンスペースがあるし(リバプールマンチェスターの記事はここで書いた)

 
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 シリアルや食パンや紅茶がセルフサービスなので大満足である。

(ただ1ついうと、シャワー室に入ると洗剤の刺激臭がするのと、なんかぬるいお湯しか出なかった)

大都市リーズ


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リーズ駅。着いた瞬間に「これはずいぶんと大きな都市だな」と思った。それもそのはず、イギリス国内で人口3番目の都市らしい。 ちなみにイギリス各都市の人口は

  1. Birmingham 1,092,330 (2013)
  2. Leeds 751,485 (2011)
  3. Glasgow 603,080 (2009)
  4. Sheffield 552,698 (2011)
  5. Bradford 522,452 (2011)
  6. Manchester 503,127 (2011)
  7. Edinburgh 468,720 (2009)
  8. Liverpool 466,415 (2011)

という順位のようである。(出典はwikipedia英語ページで、年度がまちまちなのでデータ比較として決して適切ではない)

あとなぜかLondonのデータが抜けているけど、 どうも東京や北京も含め大都市すぎて境界線を引くのが難しいようだ。参考までに

Greater London 7,825,200 (2010)

Greater London 8,538,689 (2014)

City of London 11,700 (2010)

Inner London 2,859,400 (2001)

移民の流入なんかでここ数年ロンドンの人口(というよりイギリス全体の人口)がぐんぐん増加しているそうだ。

 

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まあよい、とにかくここはリーズ。まずは駅から宿までてくてく歩いていく。

 

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 快晴で寒くてせかせか歩いていたので写真なんて撮っていなかったけど、それはまた後のお楽しみということで、とりあえず宿に到着。市内の西側端っこにあるrussell scott backpackers hostelというドミトリーである(次の記事を参照)。

韓国人と飲み!!

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今日でマンチェスターも最終日かと部屋でぼけらーっとしていたら、アジア系の極めて日本人っぽい男性と女性が(別々に)入ってきた。こういう時って何語で話しかけるべきかずいぶんと迷うものだが、女性の方から英語で話しかけられた。曰く

「ねえ、この部屋ってロッカーないの?」

「階段のところにロッカーあるけど鍵が要るかもよ」

「ふーん。あ、そうそう、フロントでキーカード貰えなかったんだけど、チェックインが遅すぎたからかなぁ」

「多分そうじゃない。明日の朝になったら貰えると思うけど、それまでドア開けられないからノックしな」

 

欧州人であれば"how are you?" "what's your name?" "where are you from?"の3つの質問からあらゆる人間関係がスタートするものだが、やはりアジア人というのはズバッと本題から入っていくのが面白い。ちなみに英語の訛りから彼女が韓国人であることを悟り、その後青年とガッツリ韓国語で話していたので確信を得た。

 

前置きが長くなったが、飲み会をしたのは青年(サンギョン君)と、彼の男友達(パク君)であった。パク君は部屋は違うが、韓国の同じ大学に通う学部の先輩だそうで、2人で飲む予定だったところに加えてもらった形になる。

 

とりあえず26日の夜でも開いている駅前のsparまでビールを調達に行くことになった。ここでも脱線するが、12月26日はボクシングデーboxing dayという休日で、25日でも働かなくてはならなかった人たちを労うことになっている。boxingとは主人が使用人に贈ったプレゼント(box)を開けるという意味で、スポーツのボクシングとは関係がない。ところがこの駅前のsparは25日も26日も朝から晩まで開いていたので非常に偉い。

 

さて、僕は普段ビールなんて1本飲めば満足するのでさっさと選んで買ってしまったのだが、韓国人の2人は計4本も買っていた。いやはやアジア人とはいえ飲む人はしっかり飲むもので、煽られるまでもなく僕も2本目のビールを購入。誰も袋なんて持ってきていなかったので3人とも両手にビール瓶をぶら下げて宿まで200mほど歩いたのだが、はたしてすれ違った人たちはどう思っただろうか…

 

栓抜きがなかったのでキッチンのテーブルの縁を使って外す。これは確かコルカタの宿で店番の少年に教えてもらった技術だが、下手くそなのでちょくちょく縁を削ってしまう(むしろ削れてもバレないように最初から木製のテーブルを使うのがポイント)

 

何はともあれビールにありつき、そこからは韓国の徴兵制とかそれぞれの専攻とか(2人ともビジネスを勉強しているらしい)受験や大学の授業料、親の職業なんていう硬めなテーマから、日本のアニメ漫画アイドルやら食事についてソフトなことまで色々話し合った。まあ僕は日本人失格な人間なので、「戸田恵梨香新垣結衣とナルトとコナン知ってるよ‼」と言われても、「あぁコナンならちょっとは知ってるよ…」と小声で答えるしかなかったのだが… 

パク君は5歳の時から3年間東京に住んでいたそうだし、サンギョン君も旅行で札幌に来たことがあるらしい。ここでも欧州人なら「ああ日本ね、いつか行ってみたいよ!」と言うところを、アジア人はけっこうな確率で「東京/大阪に行ったことあるよ!」ないし「家族の誰々が日本に住んでる(住んでた)よ!」と言ってくるのが面白い。

 

僕の親はなにかを強制したり禁止したりする主義ではなかったし、むしろやりたいなら何でもやってみなさいとよく言っていたものだが、こと漫画やらアニメやらになるとあまりいい顔をせず、そういった類いのものを買ってもらった記憶がまったくない。しかし日本人が海外に行くとまず間違いなく

①ナルト、ドラゴンボール、コナン、ドラえもんその他有名な漫画やアニメ

②直近3年間に大ヒットした俳優/アイドル

マリオカートファイナルファンタジーモンスターハンターその他有名なゲーム

について知っているか聞かれるので、ある程度は嗜んでおいたほうが良さそうだ。

 

もっともリバプール市民でも音楽に興味がないならビートルズを名前しか知らなくても「そんなもんか」と思うし、日本人だからってそんなもんだよ。

 

散歩@クリスマスのマンチェスター

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見えるだろうか。雲の白さと光の加減で判別しにくいが、スタッフォードでも発見した鉛直式風力発電機である。市内の北部で発見し、近くには鉄道のピカデリー駅や国立サッカー博物館(National Football Museum)なんかがある。


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その発電機の近くにある大型ショッピングモール。朝10時半というのは確かに早いとはいえ、街にはまったく人通りがなくまさに廃墟。これがクリスマス当日の寒々としている方の世界。


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前日にトラムを見かけて乗ってみようかと思ったが、25日は終日運休。バスも運休。まれにタクシーだけは見かけるが自家用車も皆無。信号だけが忠実にいつも通りの仕事をしているが、もはや見なくてもひかれる心配がない。


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通りを挟んで宿とは反対側にこんな建物が。「要らないものもたくさん買って誰かにあげよう」"Buy more stuff you don't need…(上)" "…and give it to somebody else(左下)"とかいうものすごい標語。

 


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 予想通り中央図書館も各種ミュージアムもことごとく閉館。


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マンチェスター大学のキャンパスを歩いてみたが閑散の一言。


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中華料理ならワンチャン開いているか?と覗いてみるがガッツリ閉店。"クリスマスも正月もその前後も休みます"という感じ。


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ちなみにここの寿司はちゃんと?している。(中華料理と日本料理どっちもあります、というが外見は完全に中華レストラン)

 

 

クリスマス・イブ・ボッチ


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マンチェスターに到着したのは12月24日の夕方。意外と思っていたより店が開いているが、それでもファッション系やサービス業なんかはシャッターを下ろしている様子。とりあえずスーパーに行って£4.25の赤ワインを購入し、チーズは高そうだったから安売りのパン(8個入り£1.20が£0.30になっていた。まあその後2日間閉店するならそりゃ売り切りたいわな)をゲット。

なんか飲みきれそうだったから飲みきって、さっさと部屋に戻って寝た。

 

余談ではあるが、この時の部屋が実はずいぶんと臭くて、なんというか沈没している人がいるなとドアを開けた瞬間に分かった。これは勘だけど、おそらく隅のベッドのおじいさんが体を悪くした元ホームレスの方で、支援活動としてドミトリーの1ベッドがあてがわれているのではないか(聞いたわけじゃないしそんなこと面と向かって聞けない)。マンチェスターはずいぶんとホームレスが多い印象を受けたが、黄色い蛍光シャツを着た支援団体の人たちも多かった。ストリートチルドレンやホームレスの問題は旅をする上で避けて通れないし、また何かの機会に考察することになるだろう。

宿@リバプール

リバプールといえばどこに行ってもこの変なおじさん達を見かける。コガネムシだったかカブトムシだったかビートルズだったか忘れたけど愉快な人達には違いない。

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(ドミトリーと併設したバーにて)


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8人部屋の


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(なんか写真が90度傾いてるけど)窓際を確保。チェックインの時にベッドも指定されるのが普通だけど、まあ二段ベッドに先客があって、かつ空きベッドがあるなら勝手にチェンジするのもひとつのマナー。


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このsoreenというケーキみたいなお菓子はネチョネチョしていて小さいながらお腹にたまる。コスパ最強だけどその辺のスーパーでは意外とあまり売っていない。

中華ビュッフェ

イギリスにはレストランが少ない、というか皆無と言っていい。ずいぶん歩き回ったがファストフードとパブとデザート屋しか見当たらない。"イギリス料理屋"なんてのが存在するなら行ってみたいが、どうせフィッシュ&チップスとその他揚げ物各種、値段は£10ほど、とかいう酷いものだろう。

それに引き換え中華料理は安定感抜群かつ安価。和食は和食で高すぎて学生には手が出せないが、この中華ビュッフェはなんと£10.80(1700円ほど)。まあ決してこれも安いとは言えないけど、3日間課題ばっかりやっててろくな食事をしていなかったし必要経費でしょう。

ということで
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色々食べて


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肉を食べて


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 チャーハンと焼きそばを食べて


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おいしかったからもう1回チャーハン食べて

 

写真撮るのが面倒になったけどあと3皿くらい食べて


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デザートに突入し

 

ブドウがおいしかったからブドウだけでもう1皿食べて…

 

アイスがあったから3種類の味を堪能し…

 

さすがの僕も満腹になったのでお勘定を済ませた。満足ヽ( ̄▽ ̄)ノ