いやー、ほんの3日前にこんな記事を書きましてね。
wonderfulsolution.hatenablog.com
まあ記事の内容はだいたい見出しの通りなんですが「これから残り3分の2を走っていきます」ということで締めたわけです。
実際のところこの記事を公開した2日後からまた走り始めたわけなんですが、宿を出発してわずか10kmも進まないうちに
後輪がブレーキシューに当たるようになって、いや当たるどころか完全にロックされるレベルになりました。もともとちょっとブレーキシューに擦っているなぁという感覚はあったんですが、一気に歪みが成長して走行不能になった感じですね。
とりあえずポドゴリツァの街まで引き返して自転車ショップに持ち込んだところ「後輪の振れ取りをすれば直るよ」的なことを言われました。まぁネットで調べたところたぶんそうなんでしょう。
しかし、問題はそんな簡単ではありません。
そもそもなんで後輪が歪んだのかというと、
1、体重のほかザックやキャリアバッグの荷重およそ12kgがかかっていたこと。
2、時にはオフロードや状態の悪い舗装路を走らざるを得なかったこと。
3、すでに1300kmほど走っていて機材的な限界を迎えていたこと。
こんなところが理由なようです。
つまり今回振れ取りをしてもらったところで(もしくは後輪を交換したところで)、この先また走っていたらいずれ同じようなトラブルが生じる可能性が高いということです。もしくは別のパーツが壊れるかもしれません。キャリアもちょっとガタガタしてきてるし。
もう1つ、モンテネグロの今後の天気予報をご覧ください。
いやはや、暑すぎ。
ということでですね、もう自転車での移動はやめようと思います。
いや「やめる」というと気分的にちょっとネガティブですね。「ここをゴールにする」と表現しておきましょう。
せっかくですのでここまでのルートをあれこれ計測してみることにしました。
総走行距離はおよそ1300km。これは日本縦断2700kmの半分くらい、九州一周1000kmよりちょっと長いくらいの距離のようですね。(なんか1591kmとか表示されてますが違います)
うーん、体力的にはまだ漕げるっちゃ漕げるだけにちょっとまだ燃え残りがあるような気もするけど、それは今後の旅のエネルギー源として取っておきましょう。
ということでここからの旅程についてです。
基本的には
「モンテネグロからスロベニアまで北上、そこからオーストリアを目指し、東欧をぐるっと巡り、8月下旬にドイツやフランスを横断してロンドンに向かう。」
こんな感じでいきます。自転車のルートと同じです。
移動手段ですが、やっぱり鉄道やバスのチケットを使うのは簡単すぎるのでヒッチハイクにしようと思っています。実際ここまで何人かやっている人に会ってきたし、現地の人もかなり高い確率で英語が通じるし、僕の今の荷物もそこまで多くないので可能かと思います。
いや、可能かどうかはやってみないと分からないですね。でも大丈夫でしょう。
自転車ですが、せっかくここまで命を預けてきたものなので打ち捨てるわけにもいかず、自転車ショップで直せるだけ直してもらって今泊まっている宿に寄贈しようと思っています。ちょっとした買い物とか観光くらいにはまったく問題なく乗れるはずです。
もうあれですね。旅ってこういうことがあるから楽しいですね。立てた計画のすべてを達成できるわけじゃないけど、計画を立てないことには何も達成できない。はてさてこの次はいったいどんなトラブルが待っていることでしょうか。
追記
20日間有効のSIMカードを買ったのでだいたいその期間でヒッチハイク主体の移動をし、それ以降はチケットを買おうと思います。トルコからイギリスまでの8週間のうち3週間が自転車、3週間がヒッチ、残り2週間が鉄道バスフェリーということで良い配分なのではないでしょうか。