ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

宝物をさがしに

小学3年生のときに国語の課題で書いた小説を発掘したので、技術的な間違いや読んで意味が分からなかった部分を添削したものをここに供養しておきます。この課題というのは教科書に宝島の地図が描いてあって、それを参考にしながら小説を書くというものでしたが、僕だけ特別に締め切りを伸ばしてもらって夏休みの間に書ききった記憶があります。当時読んでいた「三国志」「ずっこけ三人組」「怪人二十面相」の影響がかなり濃く表れていますね。

 


 

 あるところに呂布元徳という少年と大葉鹿七子という少女がいた。呂布元徳は強暴で力ではだれにも勝てるが、頭は力とは違って全然役に立たないありさまだった。その証拠として、いままで力くらべをしたことが何度もある近所の人とはもちろん、力くらべの大会に出ても、一度も負けたことがない。そいでもって知恵くらべをしたらもうだめだ。勝つためというより負けるためだというようにあっさり負けてしまう。その話はもう終わりにして大葉鹿七子のことも話さないで、本題に入るとしよう。大葉鹿七子の説明をすると長くなるし、話さないほうがなんとなく面白いと思うから秘密にする。

 ある日、呂布元徳が、

「俺、どーしよっかなー、宝島の地図でも見つけて億万長者になって一生贅沢してもいいなー、こんな畑仕事にはもうあきちゃった。それにさー畑仕事なんかやめてさー、一気に会社の社長なんかになっちゃう方がずっと気が楽だべ。よーし、こうなった以上やるっきゃねーな・・・・・・・よーしこうなったらこの作戦でいくべあ」

といってリュックの中に懐中電灯、ステッキ、椅子、ヘルメットなどをぐちゃぐちゃのごっちゃごっちゃに詰めこんだ。そして家を猛ダッシュで飛び出した。でも想像した宝物はあまりにも多くてリュックに入りそうもなく、だれか他の人を連れていくことにした。そこで考えていると、大葉鹿七子が訪ねてきた。彼女が訪ねてきた理由は、散歩をしていたらたまたまここに来たということなのだそうだ。でも呂布元徳は大葉鹿七子を疑っていた。そのことをいち早く察した大葉鹿七子は、さっそく本題に入った。

「ねえねえ、呂布元徳君、もしかしてさー、宝物みたいなの欲しいんじゃない。人相にそう出ているからすぐに分かっちゃうよ。」

 実は、大葉鹿七子は、一瞬顔を見るだけで、その人が何を考えているかなどの個人情報が分かってしまう。見られる人が防ごうと思っても、その防ぐ形になるときにどうしても見られてしまうもんだから時々嫌がられる。でもそれはごく短い期間で、よほどのことをしないと嫌がられない。だから大葉鹿七子は、ずいぶんと信用されていることが分かる。その話は置いといて呂布元徳がいった。

「君が来てくれたから、宝物が手に入るぞ。やったー大金持ち、いえーい!」

いつの間にやら大葉鹿七子を連れて行こうという思いが強くなっていた。

「ねーねー、宝物欲しいべー?」

呂布元徳が聞くと、大葉鹿七子は

「なっなっ何その変な言い方」

「俺も欲しいよ。だからさー、一緒に行くべ」

「ふん、そんな変な所なんて誰がいくかってんだ。行きたかったら一人で行けば」

といって一枚の紙を残して、ヒラリと飛んでいった。呂布元徳は読もうとして紙をつかんだ。

「なになに、お前みたいな野郎の言うことなんかに従いたくはない。ただし1つだけ望みがある。金だ。金をくれたらいいぞ・・・・・そうだなー・・・どれぐらい出せばいいかって・・・驚くな。百両くらい出せばいいだってー-・・・・・どーしよー、俺の家には五十両しかない。だけど最近知り合った友人には、それくらいはあるはず」

呂布元徳はさっそく彼に電話をかけた。番号は適当だったが何とかつながった。そして彼の家に突進するなり、急いでこう言った。

「お、お、おい。か、か、金あるか。今すぐに必要なんだ。頼むよどうにか出してよ・・・」

「五百両やる。それでどうにかしろ」

バタン。

 そうして呂布元徳は懐をパンパンにして百両を持って、大葉鹿七子のところにすっ飛んでいった。

「おーい、約束通り百両だ。嘘だと思うなら自分で確かめろ」

 そして彼女は、しばらく口を開かなかったが、とうとう口を開いた。

「う、う、うわぁー」

そういって数メートルも吹っ飛んだ。なぜ吹っ飛んだかというと、呂布元徳が百両を持ってくるとは思っていなかったからだ。でもすぐに立ち上がって呂布元徳から百両を奪い取った。で、

「よ、よし。約束だから行ってやろう。ただし準備道具を持ってきてからな。じゃないと危ない」

といって家の奥に消えた。しばらくすると大葉鹿七子が奥から顔を出した。呂布元徳は、その間なにをしていたかというと、実は、どこに行くかをまだ決めていなかったから決めていた。そして、決め方が実に面白い。木の枝を使って決めたのだ。木の枝を倒し、その倒れた方向に行くことにしたのであった。実際にやったらマンホールの方を向いた。呂布元徳は小声でこういった。

「よし、ここから行くど。マンホールか、しょうがないな。木に頼るしかないか・・・マンホールから行ってやるかブツブツブツ」

そう言っていたところで大葉鹿七子が準備道具を取ってきたというわけだった。彼女は今まで起きた出来事を呂布元徳の心を読んで知った。木の枝で決めたことも、マンホールから行こうとしていることも、皆、丸見えだったのだ。

 話を変えるとここは地下水が走る下水道。なんかちょっと臭いが、宝物のためだと声をかけあって、やっと宝物のためだ以外の言葉が呂布元徳の口から出てきた。

「まだ宝物にありつけないのかよ。おっとっと、こんなところに紙が。って、紙ならしょうがないか」

といって紙を捨てた。でも大葉鹿七子は、その紙を拾うと

「どひゃー!」

とすっとんきょうな声を出した。呂布元徳が驚いて振り返ると、大葉鹿七子が懐中電灯で照らしている。見てみると、どうだろう、宝島の地図のようにしか見えないが・・・・しばらくの間二人は沈黙していたが、やがて呂布元徳が口を開いた。

「やったー、宝物、大金持ち、いえーい」

と、かなり嬉しいことが分かる。まあ、僕だって、宝物を手にしたらどんなに嬉しいことか。読者の皆さんだって、さぞかし嬉しいことだろう。でも大葉鹿七子は、嬉しくなかった。そんなに、どころではない。全然、ちっとも、まったく嬉しくなかった。宝島の地図は手に入れたが、宝物はまだ手に入れていないからだ。そして呂布元徳の横を通り抜けて、無言で前へ前へと進んでいった。

 しばらく懐中電灯で前を照らしながら歩いていくと、なぜか、誰が置いたのか、一艘の船が泊まっていた。そして大葉鹿七子が不思議そうにこういった。

「なんでこんなところに船が停泊しているんだ」

呂布元徳はありがたいと思ってこういった。

「まあまあ、この船に乗って宝島まで行けばいいべ」

と、これまたのん気に自分の意見を述べた。でも大葉鹿七子は、

「でもさー、もしも、もしもだよ、この船が盗まれた物だったらどうするの」

と難問をぶつけた。でも呂布元徳は、

「船が盗まれたというニュースは聞いたことがないよ。それにさ、この船以外でどうやって宝島まで行くつもり?泳ぐ?それとも橋でも作るってか。俺そんなの嫌だ」

といって船に乗り込んでしまった。呂布元徳の力説と、さっさと船に乗り込んでしまったことによって大葉鹿七子の心も変わった。船に乗り込み二人で漕ぎ始めた。始めはなかなか動かなかったが、そこをなんとか切り抜けて、しばらく行くと海らしきところに出た。ここは海だと思った大葉鹿七子は、鉄の釣り竿を取り出してのんびりと釣りを始めた。だが、なんといっても鉄の釣り竿だ。これを持ったら100mも走れないほどの重さだ。だが、海に沈めていると重さが軽くなるようで、諦めずに揺らしながら待っている。でも一方で、一人で漕いでいる呂布元徳は、たまらなく重い。いくらこれまで力比べの大会で全戦全勝していても、こういう弱音を吐いた。

「おい!お前も少しは手伝えよ。俺一人じゃ疲れるから。二人だったら俺の負担が半分になる」

しかし大葉鹿七子は、

「嫌ならやめれば―、こっちだって嫌だからやめたんだしー、それに今だったら波が高いから波に任せれば」

といって釣り竿に目をやった。すると釣り竿が動いた。魚は姿を現さずにどんどん釣り竿がしなる。とうとう折れてしまった。でも大葉鹿七子は、驚いただけで悲しみはしなかった。

 夜になった。もう二人は寝てしまった。だが船は、止まらずに何かに引き付けられているかのように進んでいった。

 朝になった。大葉鹿七子が見てみると、そこは海上ではなく島だった。そして、

「ここは、どこなのだろう」

といっていると呂布元徳が目を覚まし、

「やったー宝、宝、宝島だぜ」

といった。大葉鹿七子が

「いや、違う島じゃないの。だってあの宝島の地図は下水道で見つけたんでしょ・・・まあ行くか、こうやっているよりましさ」

と言っている間に、呂布元徳はもう歩き出していた。そして突然、大木に足をぶつけて転んだ。

「なんでこんなところに。それもこんな大木が倒れてまったく。誰がこんな木を切り倒したんだ。こんちくしょう会ったらぶん殴ってやる」

と大声で怒鳴った。そして大葉鹿七子の方へとスタスタ歩いて戻ってきた。相談の末、地図を見て作戦を練った。だが大葉鹿七子が作戦を練っている最中にこういった。

「ねえねえ、呂布元徳君。もしも、もしもだよ、この地図と、私たちがいるこの島、宝島じゃなかったらどうするの」 

でも呂布元徳はそんなことなんか無視した。そして一人で行ってしまった。慌てて後を追いかける大葉鹿七子。どんどん行ってしまう呂布元徳呂布元徳が大木を飛び越えると、大葉鹿七子もそれに続いて飛び越えた。だが、呂布元徳が急に足を止めたので危うく大葉鹿七子はぶつかりそうになった。その訳はすぐに分かった。そこに、特別天然記念物であるイリオモテヤマネコが巨大化したものがいたのだ。

「こ、これすごいよ。ま、マジですごいよ。だってさーこれ、国の特別天然記念物だよ。これを生きたまま市役所か動物園なんかに出せば出世できるぞ」

といって大葉鹿七子は縄をくくった。そして縄を投げた。すると、すぐに捕まった。

 それから呂布元徳が持ってきた梯子でイリオモテヤマネコによじ登って、あたりを地図と見比べた。そしたら驚いたことに下水道で見つけた地図と同じだったのだ。そこで地図を見て、次はライオンのいる方に向かって歩き出した。

 しばらく歩いているとライオンがいた。しかも寝ていない。立っている。そしてこっち側をじっと見ている。その姿が怖いのなんの、二人は悲鳴を上げて逃げた。そして、いったんそこに留まることにした。

 夜になって、大葉鹿七子が言った。

「そろそろ真夜中だろ。いくらライオンでも睡魔にはかなわなファー(大葉鹿七子があくびをした)いよ。襲うなら今だと思うよ。つまり夜襲ってことかな」

そうして抜き足差し足でライオンのところに歩いていった。ライオンは夜襲なんて夢の夢にも思っていない。準備不足で現在睡眠中のライオンだ。大葉鹿七子は①落ち着く②動けないようにする➂逃げるという順番で作戦を作った。そして呂布元徳にもこう言った。

「おい、呂布元徳。まず落ち着け。それからライオン退治だ。その次にダッシュで逃げるんだ」

しばらく二人は心を落ち着かせてから、素早く身構えをしてライオンに飛び掛かった。だが呂布元徳が叫んだ。

「うは、このライオンくせー」

でも大葉鹿七子は鼻栓をしていたので、臭いのことは分からない。

 ライオンは襲われて目を覚ましたが、呂布元徳が鼻を手でつまみながら戦うと、やっと勝負がついた。二人が離れたことには、ライオンの姿がライオンではなかった。皮膚はボロボロ、血はダラダラというひどい様子だった。二人はそして逃げ出した。次の強敵、イノシシまでも波に乗って退治しようと考えた大葉鹿七子はこう言った。

「おい呂布元徳、このまま強敵イノシシも退治してやろうか」

すると呂布元徳はこう張り切って言い返した。

「おう、俺の強さを見せつけるいいチャンスじゃねえか、賛成」

そうして二人は抜き足差し足でイノシシに忍び寄っていった。ここは真夜中の宝島。イノシシはぐっすり深い眠りに落ちている。そして猪突猛進といわれるイノシシを退治して宝島を平和にする。(このお話を作った年も亥年です)

 大葉鹿七子と呂布元徳は二手に分かれて行動しようと話し合っていた。まず呂布元徳が二本の折れた針金を取り出すと、あたりを回り始めた。しばらく歩いて

「おい、大葉鹿七子、今この針金が少し動いたよな」

「フン、そんな変な針金が少し動いたからって、別に驚くわけない。そんなの迷信に決まっている」

「なんだと、この俺様の針金を信じないって。まったく近頃の若者は、何考えているんじゃ」

そして大葉鹿七子と呂布元徳はそれぞれ違う道へと消えていった。

 大葉鹿七子はある峠に差し掛かっていた。その峠は霧で視界がなくなっていた。だが彼女は実に頭がいい。そんな霧だろうが何だろうがそういうちっぽけな障害物なんどなにするものぞとばかりに峠を登りに登った。その甲斐があってやっと尾根筋らしきところに出た。

 呂布元徳はというと今イノシシと戦っている真っ最中だ。寝ているイノシシに油断してしまっていきなり襲われたということだ。だが呂布元徳は、さすがに強い。たかがイノシシとは思わなかったが、互角だと思いながら戦った。

 そんなに呂布元徳が苦労しているとは知らず、大葉鹿七子は尾根筋らしき道をひたすら歩いた。しばらく歩いていると霧がだいぶ収まったように感じたが、気のせいかもしれない。

 呂布元徳は、願っていた。援軍が来ないと自分が危ない。だが大葉鹿七子は、呂布元徳を援助できる状況ではなかった。だって今峠の尾根筋にいるのだから。(これ以上細かい居場所は残念ながら分かりません。ご了承ください)

 だが大葉鹿七子は、頭がとても良い。この峠を越せば宝物を手にすることができるのだ・・・しばらく考えているうちに思い出した。

「そうだ、私は、いくつもの術が使えるんだったっけ。その中に天気を変える術もあったような気もするな・・・・そうだ、こういう術だったような・・・クハシノマチノクトシマレ・・・」

呪文を唱えるとどうでしょう、天気が変わる、晴れになる、霧がどんどん薄まる、視界が良くなる、ついに峠が見渡せるようになった。いきなり大葉鹿七子が走り出した。呂布元徳とイノシシがいまだに戦っているのが分かったのだ。そして大葉鹿七子が着いたら戦いは一変した。イノシシは呂布元徳と戦ってヘトヘトだったが、大葉鹿七子は全然戦っていないからすぐにイノシシが負けた。そしてそのイノシシを海に放り投げるとそこに二人は座った。

「ねえ、これからのためにどんな敵がいるのか偵察しに行かない?」

呂布元徳は喜んで言った。

「行くべ行くべ偵察しに行くべ・・・待てよ、地図にどんな障害物があるか書いてなかったっけ」

「書いてあるよ・・・ここにほら」

すると呂布元徳は別に行かなくていいと思って言った。

「なーんだ、この地図に書いてあったのか。じゃ行かなくていいじゃん。そんならここでのんびりしていつか攻撃して撃破すればいいことじゃん」

とすごくのん気に言った。だが彼は大葉鹿七子と一緒に偵察しに行くことになった。理由は、大葉鹿七子のこの言葉だった。

「トシクハトクママクハマチクハマクマ」

これは呪文だった。それも途中までで人を操る呪文だった。そのまま次の敵である巨大なカタツムリのところまで呂布元徳を連れていき、操るのをやめた。そして二人でカタツムリに飛び掛かった。そのカタツムリは幸いにも眠っていたので抵抗は全然されなかった。おかげで簡単に退治できた。

「よし、じゃあ、お経を上げるか。・・・・・・・・・・じゃあお経を上げたから次行くか、ちょっと待てよ、あと何個障害物があるんだ、一、二、三、三個かーこりゃすぐに攻撃したほうがいいぞ」

といって近くの洞窟に向かって走り出した。そしてしばらくして洞窟から出てきた。トイレを済ませたついでに蛇を退治したのだ。呂布元徳

「おい、何してた。俺の考えだとなーすぐに次の敵も攻撃しちまったほうがいいんじゃないか」

というと、大葉鹿七子が言った。

「そうだね、君の言う通りだね、すぐに攻撃するか」

二人はずいぶん走った。すると、ぐおーというすごい音が聞こえた。見ると一匹の虎が走ってきていた。それを見た大葉鹿七子はニヤリと笑った。笑ったのが早いか二人は虎に飛び乗った。すると虎に気付いたワニが突っ込んできた。それに応戦した虎から二人は飛び降りると、ワニと虎の戦いをしばらく見物して、最後に生き残った虎を二人で仕留めた。そしてついにワニの皮と虎の皮という宝物を手にした。二人はその宝物を手に宝島を去った。それからというもの二人は一生贅沢して暮らしたとさ。(完)

 


 

蛇足になりますが、最後にちょっと解説とか感想を書いておきます。

まず我ながらすげえなぁと思った部分は、登場人物の作りこみと、変化が激しいシーンをきちんと短文で表現しているところ。登場人物に関しては三国志呂布とずっこけ三人組のハカセを念頭に置いていますが、このキャラクターがこんな状況に陥ったらどんな行動をするかなという視点で考えられているのがすごい。それから表現についても、「やったー宝、宝、宝島だぜ」「う、う、うわぁー」みたいな無邪気なセリフはちょっと見習いたいところ。

それから小学生なだけあって展開がまったく読めず、逆にそれが楽しい。いちおう小説のルールとして「拳銃が登場したならそれは発砲されなければならない」みたいなものがあって、無駄な小道具とかシーンとかは一切省くべしってなってるんだけど、それを度外視して自由に書いているのがいい。

ラストだって大人なら「宝物はモノではなく、ここまで一緒に戦ってくれた友人だった」「宝島から出ていこうとしたら船がなくなっていて、新しく誰かをおびきよせるために地図を書いて海に流した」「宝物だと思ってワニの毛皮を持ちだしたらワシントン条約に引っかかった」とかいろいろ構成を考えてしまうものだけど、そういった伏線回収とかどんでん返しとかを狙わず、単純にめでたしめでたしで終われるのが小学生の優雅さなんでしょう。