ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

レイキャビク(ざっくり)

路線バスを乗り継いでセルフォスという街に着きました。ここのホステルが本当に素晴らしいので別の記事でべた褒めしようと思うのですが、とりあえずレイキャビクについて軽くまとめておきます。ただしレイキャビクにはまた来週戻るのと、その時のためにあまり市内中心部は歩いていないのとで完全版ではありません。(物価は確かに東京の3倍から5倍くらいしていて現在その表を作成中です。ただBonusという格安スーパーが全国展開していて、それは日本の"ちょっと高め"な健康食品店くらいの値段になっています。)

 
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いちおうこの教会の塔が街のシンボルになっていて、遠くからでも市内中心部がどこにあるか確認できます。観光客がみんな写真を撮っていたけどまあその気持ちはよくわかりますね(事実僕も撮っていますし)

 

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 空港からのシャトルバスが着いたのは市内中心部の「ペニス博物館」前でした。入場料1500円に怖じ気づいたけど、入ってみたさはある。


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 バイキング(800~1050年に北欧で活動していた武装船団のこと)ゆかりの彫刻とかを土産物店とかでもよく見かけます。


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最初はThe Capital Innというドミトリーで、宿自体は良かったのですが軽く丘を越えなくてはいけません。

 
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 この日は良く晴れたので散歩が気持ちいいですね。レイキャビク大学というのを見つけてしまい、入れないだろうと思ったけど入れました(防犯大丈夫かなぁ)。自習スペースが充実していてうらやましかった。

ちなみにアイスランド大学というのもあるそうですが、学生数が学部と院を合わせると1万人を超え、なんと全人口34万人の3%を占めるそうです。

 
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 右に見える山はだいたい標高900mくらい。一日使えば充分登頂が狙えそうですが、それなりの冬山装備も必要ですね。そういうツアーもあるんでしょう、ドミトリーでは登山用品に身を包んだ人がけっこういました(全身の過半数をカリマーで覆っている僕もその一人に数えられますが、今回は登るつもりはないです)。


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まあ個人的にオーロラを見ることは最重要課題とかではないのですが、まあ見れるものならせっかくだから見てみたい。空に雲がなくて街灯から遠い場所なら高い確率で観測できるそうです。(3日間で少なくとも一回見れる確率が90%とからしいですが、僕は最初とか見ようとすらしていなかったし一晩中窓際で待機とかしてた時の確率なのかもしれません) レイキャビク市内だとちょっと厳しいのかも、、、

 


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3日目に宿をもう少し中心部に近いところにしました(それでもやや遠い)。みんなシュラフ(寝袋)を持参しているようで、掛け布団は別途1000円かかると言われました。一泊だけだから要らないやと思ったけどやっぱり寒かった。マットレスのシーツを半分めくって挟まって寝ましたが。

 
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なんか集合住宅の割合がすごく高いのですが、それぞれ離れたところに建てられていて(まあスペースは余るほどありますから)、1枚の写真になかなか雰囲気を収められません。道路も片側三車線+2mくらいの自転車ロード+2mくらいの歩行者ロードというのが普通でした。贅沢ですね


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アイスランドで見つけたゴブリン。名付けて「氷のゴブリン」

お土産の相場はあんまり外国とは変わらないもので、最後に現金が余ったらこういうもので溶かしていくかもしれません。

 

 

 

ツイッター質問箱への回答➄

 <お金を使うタイプのバックパッカー(中級ホテルに泊まる、観光地にたくさん寄るetc...)についてどのように思われますか。>

 

 

別にほかのバックパッカーがどう行動していようと僕としてはまったく気にしていません。というか彼らには彼らの哲学があって旅をしているので、それは尊重すべきだと思っています(特に何も考えず有名な観光地に行って手ごろなホテルに泊まるというのも立派な哲学です)

 

そもそも僕にとっての理想的なバックパッカー像とは1960年代のドルが極めて高かった時(1ドル360円の固定相場制の時代)に海外を放浪していた人たちであって、彼らの書いた小説というか貧乏旅行記を読んだりしたのがそもそも興味を抱いたきっかけで今でもそういうスタイルを追求しています。

 

しかし正直に言ってしまえば僕の預金口座を見るかぎり1円や2円ケチケチするほど資金には困っておらず、最安値を常に探しているのはその方が「おもしろい」からというのが本音です。ホテルだって口コミはあくまで個人の感想だったりサクラだったりで当てになるとは限らないし、市内中心部で観光地へのアクセスがいいことが必ずしもメリットではないと思っています。それよりも「安い」というのは絶対的に信用できる価値だし、また多くの場合それはホテルではなく大部屋ドミトリーで、他のバックパッカーと一緒に泊まれるチャンスでもあるわけです。

 

また第1回インド旅行ではとりあえず有名な観光名所を巡ったりしていたのですが、基本的にそういうのってどこも雰囲気が同じなのですぐに飽きてしまいました。もしくは観光地自体が観光客への受けを狙って整備されていることが多く(京都とかそうです)、本当にその国の「普通の人の日常的な暮らし」に触れたければ観光地とは真逆のド田舎に行く必要があります。

 

ただ確かにプラスアルファの投資によって旅がはるかに豊かになることは多くて、それは個人的に今後5年の(25歳までの)テーマだと思っています。現時点ではとりあえず「ローカルフードを一度は必ず食べる」というのを第一関門にしています。アイスランドにはビスケットを大量に持ってきたけど、ここでしか味わえないものもきっとあるはずなので。。。

ツイッター質問箱への回答④

<英語がそんなに上手くなくても留学はいけますか。あと費用の面も心配です。>

 

英語についての募集基準がないのであればもちろん留学は可能です(英国では長期ビザの取得にIELTSの各スコア5.5以上というそれなりに厳しい基準が設けられています。また京大の学内選考でも最低スコアがTOEFLiBT6580くらいに設定されていることが多いです。もっとも交換留学は定員割れが多いので気にしませんでしたが。そのほか受け入れ先からスコアの提出を求められることも多いです。)

 

しかし意外かもしれませんが、留学スタート時点である程度のレベルの語学力がないとそれ以降も思っていたほど伸びないという話をよく聞きます。確かに60分なり90分なりの授業をまったく聞き取れないまま終えてしまったらリスニングは向上しないでしょう(そもそもつまらない)ただあくまで個人の努力次第なので、最初は全然ダメだったけど一年経ったらすごく上達したという人も決して少なくはありません。

 

もっとも留学といっても期間は1ヶ月とかにもできますし、語学留学という選択肢もあります。(調べたところ英国の語学留学ビザはIELTSの基準が各スコア4.0以上ということです。大学受験でそこそこ勉強した人ならこの基準はクリアできるかと思います。) まずは短期の語学留学で耳慣らしをしてから長期の交換留学に行くというのが理想パターンなのかもしれません(実際トビタテ生の多くは奨学金をもらう前に自費で海外渡航をしています)

 

英語圏に留学する場合についてはあまりコメントできないですが「渡航前に可能な限り現地の言葉を勉強してから行く」という人が多いです。でもほかに準備することがいろいろあるから満足に時間が取れないそうですが。

 

費用については確かに多くの人が心配していて(親が全部負担してくれるという家庭を除く)奨学金もだいたい競争になるので確実ではありません。僕はラッキーなことにトビタテに受かったので良かったですが、もし落ちていたら親に工面してもらって留学後に青年海外協力隊で取り返すつもりでした。ただし探してみればいろいろ選択肢はあるもので、留学が決定したら(する前でも)とにかく情報収集することをオススメします。

マンチェスターをうろつく

3ケ月ぶり3回目にしてようやくマンチェスターのなんたるかをつかめたような気がします。と言っても12時到着で3時に空港まで移動したので全然歩けた気分ではないですが、、、

 

そもそも最初に行ったのはは自転車でリバプール/マンチェスターをつないだ時で、夕方7時に到着チェックイン、翌朝8時にチェックアウト出発というあわただしい日程だったし、2回目もちょうどクリスマスとぶつかって人が誰も歩いていませんでした(でもその時は韓国人とビールを飲めたからそれはそれでいい思い出)。

 

今回はイースター休暇とはいえ平日で人が多く、"普段"はこんな感じなのかというのが分かりました。National Football Museumというところに行ったりして写真をパシャパシャ撮ったのでご覧ください。(撮影は許可されています)

 

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市内北西部にある博物館(左のガラス張りの建物)と、そこから右側に広がるショッピングセンター。

 

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サッカー(日米以外ではFootballという)の歴史について詳しく紹介している。けどそこまでサッカーに興味がないので特に感動とかはしなかった。間違いなく野球の博物館の方が楽しめると思います(あくまで個人の感想です)。

 

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トラム(路面電車)と路線バスが頻繁に行き来している。

 

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華僑や印僑が多い以前に貿易が盛んで、世界中から野菜が集まってくる。懐かしいアジアの匂い。

 

 

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ピカデリーガーデンの南西に位置する中華料理街。前方の門の手前左に£10ほどの格安ビュッフェがあります。

 

 

でも結論として、僕はマンチェスターという町が嫌いでした。理由としては「ホームレスが大量にいる一方でマンチェスターユナイテッドマンチェスターシティー関連でぼろ儲けしている人もいて、しかもその格差を縮小しようという動きが弱いこと」。貧乏で汚い国/地域ならまだ許せるというかそれはそれで楽しめるのですが、しかし貧富の差が如実に表れてくるといい気分にはなりませんね。

 

 

 

【アイスランド旅行】出発からフライトまでの話

出発まで

今回のアイスランド渡航13カ国目です。

渡航国数が20を超えないうちはヒヨッコだと思っていますが、しかし国内旅行とかツーリングとか登山とかを含めるとそれなりに経験みたいなものも蓄積され始めているわけで、荷造りは1時間もあればババッとできるようになりました。

 

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お気に入りのスタッフォードから旅をスタートしていきます。

スタッフォードは公園がキレイなので好きなんですが、単純に1番近い鉄道駅だからという理由もあります。「この旅行が終わればもう次は帰国だなぁ」などと感慨深くなっていました。まずはマンチェスターに移動します。

 

 

BRPカード忘れた

感傷に浸っていると、BRPカード(ビザのカード)持ってくるのを忘れたことに気づきました。

 

    w(゜o゜)w

何やってんだよ

 

そのことに気づいたのがマンチェスター空港に着いた夕方の5時くらいで、フライトは翌日の朝6:30だったので一か八か取りに戻ろうかとも思ったのですが、やっぱり深夜のバスや列車を逃した時のリスクを考えると動かない方が良さそうだと決心しました。(大学からマンチェスターまで順調にいっても片道3時間はかかる) その時のツイートがこちら

 

 

 

 

 

正直発覚してから15分くらいはけっこう焦っていたのですが、「家に忘れてきたのって海外で盗難/紛失するのに比べたら大したことないな」と思ってからずいぶん気が楽になりました。特に気づいたのがこの早い段階だったのが精神的に良かったのかも(良いも悪いもないか)。

 

とにかくその時に下した決断としては、

「再入国の審査でBRPカードを求められたら、正直に家に忘れたことを報告する。もしくは列の前の人がBRPカードを提示しているようだったら、係官に言われる前に自分から申告する」

というものです。アイスランドの警察に紛失届とかを作ってもらうより正直に事実を話した方が良さそう。帰国まで3ヶ月と少しあるから、変に紛失とかの届けを出すとこんがらがりそうだし。

 

 

もっともクリスマス旅行中にリバプールでBRPカードが盗難にあって再発行の手続きをしており、入国審査でもそのことは調べたらすぐに出てくるはずなのでどうなるかはその時になってみないと分からないです。BRPの情報はパスポートと紐づけされているそうです。

 

 

思い返せパパッキングの時に実はBRPカードに触れていて(保管用財布の国際学生証と同じポケットに入れていて、その学生証だけ引き抜いた)、その時は反射的に「ああクリスマス旅行で盗難に遭って大変だったなぁ。あの時は別に持っていく必要なかったのになぁ。今回は安全なこの部屋に保管しておこう」と思ってしまったのでした。こじらせてますね。

 

 

ベンチ泊

とりあえず空港に居座ることに決めたので、次に考えたのは夜を越すことです。

 

マンチェスター空港のWifiは非常にケチ臭くて、最初の1時間だけ無料で使い放題なのですがそれ以降は日をまたいでも同じ端末からはアクセスできなくなります。同様に夜を明かせそうなベンチやソファーの数が空港の大きさに比べると少ない気もします。ターミナルが3つに分散しているからかもしれないですが、それにしても少ないです。

 

まあそれでもなんとか、静かで地面が固すぎず人がちらほら程度にいる最適な場所を確保し、3時間ほど寝ました。

 

 
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翌日3:30にチェックインカウンターが開き、4時前には空港の内側に入ってまた少し寝ました。6時くらいに搭乗、2時間のフライトでした。途中けっこう揺れました。

 

マンチェスター空港についての写真はいくつかありまして、


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 写真の後ろがターミナル2、写真真ん中が鉄道駅、写真右にターミナル1への通路があります。あとその奥にさらにターミナル3があるっぽいです。どの航空会社がどのターミナルかは鉄道駅を出たところに電工掲示板があるので分かるかと思います。

 
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 今回使ったのはEasy Jetという格安航空で、手荷物の制限がそれなりに厳しいです。でもサイズ制限だけで重量制限はありません。

 

というか個人的に不思議なんですが、なんでみんなそんなに機内持ち込みの荷物が多いんですかね。僕は逆に預け荷物が基本的にないから全財産を棚に入れる必要があるんですが、みんなスーツケースにたくさん荷物入れてるから機内には貴重品くらいしか持って入らないものじゃないですかね。

 

 ちなみに今回僕のザック(25L)の半分ほどはビスケットで埋まりました。アイスランドは物価がものすごく高いから、できるだけ食料をイギリスで調達しておこうと思ったからです(物価についてはまた今度)。


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アイスランドの物価がどれほどのものかについては、別の記事にまとめました。

 

wonderfulsolution.hatenablog.com

 


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 滑走路を歩いてタラップを登ることで「おおー、いよいよ飛ぶんですねぇ」という気分になれるので、どんどん歩かせてほしいものです。

 

 

イースター旅行の概要

 

ようやく今日で2学期が終わり(英国は3学期制です)、3/24(土)から4/22(日)までの4週間にわたるイースター休暇が始まります。各学期がどういう感じなのかとか成績評価のしかたとかは別の記事に書くとして、今回はイースター旅行の概略みたいなものを載せておきます。

 

3/26 スタッフォードからマンチェスターに移動し、市内を少し散歩してから空港泊。(ちなみにリバプールのジョンレノン空港を利用したかったけどレイキャビクまで飛んでなかったので仕方なく隣のマンチェスターにしました)

 

アイスランド

まずアイスランドがどこにあるか確認しておきましょう。実は他のヨーロッパ諸国とずいぶん離れているのです。(これは画像を張り付けただけで拡大とかリンクとかありませんのであしからず)

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航空券は往復£100なのですが、1000km近い距離をそれだけで行ってくれるなんてありがとうという気持ちです。(ヨーロッパでは格安航空券が本当に安い) 日本から行こうとすると10倍くらいするんじゃないかな

 

3/27~4/9 首都レイキャビクを拠点としつつ、アイスランド南部にあるヴェストマン諸島に3泊、その途中のセルフォス(ボビー=フィシャーの街)に2泊などします。(北西フィヨルドは遠かったので諦めました)

レイキャビクから西に突き出ている半島の先の方にケプラヴィーク国際空港があります。

 

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島全体の地図でいうと南西部のほんの限られた場所にしか行かないことになります。ただ地図でみるより実際の距離はずっと遠いもので、レイキャビクからヴェストマン諸島までバスで3時間とフェリーで30分かかり、しかも便数が極めて少ない(イースター期間じゃなくても人口が30万人しかいないから少ないらしい)ので乗り遅れたらアウトです。

 

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地形も含めるとこんな感じで、北半分はフィヨルド南半分は氷河が特徴的です。鉄道や地下鉄なんてのはなくて(空港からレイキャビクまでの鉄道が2020年くらいにできるらしい)、移動手段の選択肢はマイカー/バス/タクシー/自転車/徒歩/ヒッチハイクという感じです。つまりバスです。

 

観光客に人気なプランはホエールウォッチングとかオーロラ鑑賞とかいろいろあるらしいですが、個人的には島の中央の氷河をトレッキングするというのが一番魅力的でした。(予算を考えなければ)。あとグリーンランドにも行ってみたい(←完全にアイスランドではありません)

 

ですがウェストマン諸島もかなり人気の高い場所らしく、検索してみたらいい感じの写真とか記録とかが出てきます(別にミーハーとかじゃないけど、まあそういう場所に行くことに対して悪い感情は抱いていない)。言うまでもないですがアイスランドの経済は観光と金融業で成り立っています。

 

いちおうトビタテの実践活動というものもアイスランド滞在中にやろうと思っていますが、それは別の機会に書きます。

 

北アイルランド

4/10~4/14 北アイルランドに移動し、空港泊してから州都ベルファストに4泊。

 

ちょっと北アイルランドが地味すぎて可哀そうなのでここで紹介してあげます。授業とかでもブリテン島(イングランドウェールズスコットランド)についてはけっこう扱うのに「ちなみに北アイルランドでは別の条例/団体となっています。では次に行きますね」みたいに流されることが多いし。

 

 
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北アイルランドではつい最近まで分離独立運動があって(スコットランドもそうですが)、その経緯の詳細が知りたい方は

北アイルランド問題 - Wikipedia

をぜひ読んでください。ちなみにイギリス英語で"The troubles"というと北アイルランド問題を暗にさすようですが、今のところ聞いたことはないです。旅行中にそういう議論ができたらいいかなとは思っていますが。(ちなみに現地ではアイルランド語と英語が使われているらしい)

 

ただ読むのが面倒だという方も多いと思うのでいちおう簡単にまとめておきますね。

 

1921年アイルランドが英国から独立したのですが、島の北部のアルスター地方では人口の2/3がプロテスタントだったため英国に残留することになりました。しかしこのプロテスタント政権は政治的・経済的な特権階級であり、残り1/3のカトリック系住民に対して住宅の割り当てや就職などで差別的な政策を打ち出します。第二次世界大戦が終わった1970年代から80年代にかけてアイルランド共和軍(カトリック)は連続爆弾テロなどで英国からの独立を要求しますが、結局イギリス軍や特別警察に鎮圧されてしまいます。この紛争は90年代に沈静化し1998年にようやく和平合意が成立しました。

 

北アイルランドプロテスタントは、アイルランドと併合されると少数派になるからイギリスに援助を求めた。逆にカトリック勢力は武装蜂起してアイルランド統一を目指した」

というのがポイントです。

※僕の独立運動に関する文章には少し左バイアスがかかっています。

※英国では16世紀にヘンリー8世イングランド国教会というのをつくったのですが、それは正確には"プロテスタント"というより"カトリックから政治的に分裂した教会"であって、教義としてはむしろカトリックに近いです。

※僕の専門は農業経済です。

 

アイルランド

4/15~4/17 アイルランドのダブリンまで南下して3泊。

 アイルランドも英国統治されていた歴史があるんですねぇ。ついでだからこれも簡単に書いておきます。(詳しくは現地にいるときに書くと思います)

 

一次世界大戦の前に自治権を約束されていたアイルランドでしたが、戦争が終わると条約は破棄されていました。怒った彼らは2年間の独立戦争を経て1921年アイルランド自由国として独立します(英愛条約)。

そもそもアイルランドは英国に対して、宗教や言語の違いだったり中世から続くイングランド貴族(地主)の搾取だったりに根深い不満を持っていました。なお独立してからずっと経済不況と人口減少に苦しんでいましたが、1990年代にアメリカのIT企業から多額の投資があり「ケルトの虎」などと呼ばれるほど経済活動が活発になりました。

 

てか今さら気づいたけど3泊しかしないんですね。ダブリンってビールが良さそう

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4/18~4/20 イングランド(ほぼウェールズ)のブリストルに帰還。3泊してから大学に戻る。

ストーンヘンジとかランズエンド岬とかに行こうともしたんですが、ここでも交通手段に制約があって断念しました。レンタカーがあると圧倒的に強いけど20代前半だと日本でも外国でも車を借りるのがちょっと難しい。

 

予算など

27日間という比較的長い旅行ですが、カウチサーフィンで3泊する以外はすべて2000円~3000円くらいのドミトリーに泊まる予定なので宿泊費は計6.6万円になる予定です。(ホストが決まってないところをキャンセル無料のドミトリーにしているのでもう少し減る可能性はある)

そのほか航空券代が1.7万円、鉄道チケットが3000円(0.3万円)ほどで合わせて8.6万円くらいでしょうか。アイスランドのバスチケットについてよく理解していないけど、まあ1-day passを4回くらい買うことになるかな。お土産なんて(自分にも他人にも)買わない人間だけど、今回は気に入った懐中時計なり腕時計なりがあれば値段はあまり気にせず買おうと思っています。あとは食費も計上していませんが当然かかります(どこにいても食費はかかるものだから基本的に計上はしない。けどいつもビスケットとか食パンとかで済ませるので1日500円くらい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ツイッター質問箱への回答③

<おすすめの英語の勉強法を教えて下さい!>

 

ごめんなさい、たぶん僕は回答者として適切ではありません。以下の文章は適当に読み流してください。

 

というのも正直英語を勉強しているという実感はない(半年くらい留学しているとうまく話せる/うまく話せないとかは別として少なくとも英語が普通になる)もので、高校生までどうやって勉強してたかなぁとか現在フランス語とか勉強していてどんなことに気を付けているのかなぁとか考えてみたのですが、けっこういい加減に頭に突っ込んでいて「知識がぼろぼろ落ちていくけどそれ以上に詰め込んでいく」みたいな状況になっています。

 

あえてアドバイスっぽくまとめると「あんまり細部を気にせず、必要な情報をとにかく早く伝達する訓練を積む」ことでしょうか。

 

例えばスピーキングにおいては冠詞とか複数形とか全部抜かしても通じるし、留学生はみんなけっこう時制間違えるし(僕もパッと言うとたいてい現在完了とかミスります)、そんなの気にしてたらいつまでたっても向上しないと思います。「重要語彙」をまずは単語帳やらで2000くらい覚えて、同時に重要文例集とかをひたすら覚えて(文法書を一通りは読むことも必要かもしれないですが、みっちり読み込むのは時間と労力の無駄かなと思います、習得年齢がよっぽど高くない限り諦めて覚えた方が早いです)、あとは日常的に話す機会を作ることでしょうか。最後のが日本人には一番難しいかもしれないですが、日本にいる交換留学生に絡むとか、最近話題のオンライン英会話(やったことないです)とかいう手段もあるし、ガイドとか英語を使ったアルバイトを探すのも手です。僕はたまに英語でぶつぶつ独り言いってます。

 

ライティングは基本的にスピーキングと同じです。とりあえずインプットしてからどんどんアウトプットしていくのみで、ただスピーキングと違うのは時間をあまり気にせず辞書も遠慮なく使っていいことでしょうか。誰かに添削してもらうのがいいですがZ会と学校の先生とオンライン文法チェッカーしか思いつきません。辞書(電子辞書)を使うべきかという議論もありますが、僕は辞書なしでは知識の増強なんてできないと思っています。「語彙を増やす」ためには使うべきで、「制限時間内にあるテーマについて議論するテスト」なら使わない(使えない)ですね。テスト終了後に速攻で辞書を引きますが。

 

リスニングは個人的に集中力がすべてだと思っていて、英検2級くらいの単発形式のリスニング問題を解いてみたらどうでしょうか。70%以下の集中力だと聞き取れないけど80%くらい集中してれば聞き取れるくらいがちょうどいいレベルかなと思います(あくまで主観)。

 

リーディングは読んだ量にそのまま比例しますので頑張っていろいろ読んでみてください。個人的には日本語に翻訳された本を気に入って、 (英語であれば) 原文で読み返すことが多いです。ダンブラウンとか。ただ長い小説だと体力がもたないこともあるので最初はグリム童話とか500wordsくらいのサクッとしたものがおすすめです。

 

 

ただ勉強法なんて人それぞれなので、いろいろ試して気に入ったものを見つけるべきだと思います。また「英語」と言っても入学試験/外部試験(TOEFLiBTなど)/日常会話(旅行)/学術会話(留学)/ビジネス会話でそれぞれ求められるスキルは異なります。

 

追記

小学生の時にディスカバリーチャンネルで「怪しい伝説」っていうアメリカのテレビ番組を見ていて(もちろん日本語字幕)、アメリカって面白いなーと思ったのがそもそものきっかけ?です。

 

小6から中3くらいまでNHKラジオ講座を聞いていました。あとは同じ時期にZ会中高一貫コースもやっていました(1年先取りとかいうプランだったような)。中2で英検2級取りました。

 

高校では基本的に指定教材(DUO3.0)と教科書をやってました。科挙の対策をマネしたわけではないですが、ひたすら暗唱できるまで音読してました。発音は良くなったかも。個人的には数学とか他の教科に時間と労力を割いていた気もしますが…

 

高校2年生の冬(シンガポール・マレーシア)と大学1回生の夏(中国/ミャンマーカンボジア)に各2週間ほど短期留学というかスタディツアーに行きました。けっこうその経験が活きていると感じます。早い段階で軽い海外経験を積むというのはやっぱり大事かなと思います。

 

ちなみにその後インドとかタイとかにバックパッカー旅行してました。そして現在イギリスに1年間留学中です。