歯列矯正をすることにした
上下の前歯を部分矯正することにした。
総額38万円。
矯正が終わったらホワイトニングもするつもりなので、それで総額40万円ほどになる。
たっけぇぇ。。。
奥歯も含めて全部矯正するとなると100万円はするから、それを考えるとかなり安く抑えられている。にしても新卒ぺーぺーのお財布には大打撃だ。。。
ただこれは必要経費というか、これからの僕の人生で日本に2年以上定住することはたぶんもうない。だからやるなら今のうちだと思った。
やるかやらないかの判断でいうと何年も前からずっと迷っていたけど、そこはやることにした。そこにはとある判断基準があって、
「買わない理由が値段なんだったら買え。買う理由が値段なんだったら買うな。なぜならお金はあとから取り返せるから」
というもの。ツイッターでどこかの大学の教授が言っていたやつの受け売りである。
さらに僕なりに付け足すなら、
「少しでも安く買おうとする努力は認めるが、そもそも買うか買わないかの判断のほうがはるかに大事」
というもの。50円や100円安いカフェを探すより、水筒を持ち歩いたほうがいいよね、みたいな。
僕の歯並びはもともとそんなに悪くないし、際立って黄色いわけではない。虫歯もないし、親知らずも抜いた。まぁ日本人としては普通か、なんなら良好な部類だろう。
それがなんで歯列矯正をしてホワイトニングまでするかというと、やっぱそこはグローバルスタンダートというか、欧米や東南アジアの基準に合わせたいから。
特にアメリカ人とかカナダ人はかなり歯並びにこだわりを持っていて、矯正をしていない=まともな教育を受けていないみたいに思われる。それから近年は東南アジアの若者でもかなり歯列矯正が流行っていて、矯正している=お金持ち、ちゃんとしている、みたいなイメージがあるらしい。
いちおうタイとかマレーシアの病院で歯列矯正を受けるとしたらどうなのかな?と思って調べるだけ調べてみたけど、これがなかなかリスキーだった。どうせ日本でも保険の適用外だから(ほんとクソだよね)イギリスとかカナダの病院も調べてみたけど、これもかなりの高額である。つまりやるなら日本の病院。それもやるなら今のうち。
歯列矯正をする理由はもう1つあって、詳しくは以前書いた記事を参照してもらおう。
wonderfulsolution.hatenablog.com
簡単にいうと社会人になってお給料を頂くようになったものの、物欲が
・歯列矯正
の2つしか残っていない。
お酒はもう一生飲まなくていいし、家なんて収益化できないならただの負債だと思ってるし、車やバイクもどうだっていいし、ギャンブルは昔から一切やらないし、キャンプ用品は安物の中古品で十分だし、なんならこれからの人生で旅をするつもりがほとんどない。
趣味といえば勉強とスポーツとビジネス。
我ながらやばい。
「そんなんで生きてて楽しいの?」とつい自問してしまうが、これに対する回答はまたいずれすることとしよう。
ロードバイクは買わないことにした
とにかく、歯列矯正を始めたことで残る物欲がロードバイクだけになってしまった。
いちおうこれについても調べていて、もし買うとしたらGIANTのTCR ADVANCED 2 DISC KOMってやつのブラックにしようと思っていた。
2022 GIANT Bicycles | TCR ADVANCED 2 DISC KOM
お値段は税込で35万円。
ひえぇぇ。。。
しかもこれは車体だけだから、替えのタイヤとかサイクルウェアとかビンディングシューズとかを揃えていくとこれまた40万円を超えてくる。
ただね、これも出せない額ではないんですよ。
なにせ僕にはほかに出費がないからね。まだしばらく会社続けるつもりだし。
あとカーボンでディスクでワイヤー内蔵だと35万円なんてかなり安い。
だからここで大事になってくるのが、
・買ったとして効用を享受できるのか
・物欲を解消するべきなのか
という2点。
自転車について言うと、買ったのなら乗らないと意味がない。
それも休日だけじゃなく、長期休暇にロングツーリングがしたい。僕の場合はさらにスイムとランも組み合わせたい。あと転勤とか海外移住することになっても一緒に持ち歩きたい。
それができるのか、つまり時間・体力・気力的に可能なのかと考えると、思ったより厳しそうだなと思った。であれば効用の費用対効果が悪い。どうせ同じ40万円を使うなら回転寿司に2000円×200回通いたい。
欲望をすべて満たされた人間ほど不幸な存在はいない
みなさんはいくらぐらいのお金なら使いきれるだろうか。
僕はたぶん20億円くらいまでなら使いきれる気がする。使いきれるというか、正しく使える気がする。
1億円とかだと普通に生活していても200万円×50年とかだから限界が見えている。20億円だと2000万円×100年か、なかなか難しそう。100億円とかだとさすがに理解不能。
というか20億円あったら、ちゃんと精査して会社とか工場とかを買って、権利と人材を引き抜いて、世界中に生活拠点をつくって資産を分散管理して、なんなら日本の自治体とか政治家とか外国の永住権とかを買収するだろう。
いや、これだと投資だね。お金が増えちゃうから使いきれないか。
まあいい、20億円あったら消費しきれないと仮定する。んで、20億円もらったと仮定する。仮定の話をいくらしてもしょうがないんじゃないかと思われるかもしれないが、化学でいうところの理想気体みたいな人間を想定したいので、それで論を進める。
僕がこの理想状態の人間になったとして、どこにどうお金を使うか考えてみる。特に消費面において。
これが、全然リストアップできない。
高級寿司を食べるだろうな、とは思う。
でもA5の黒毛和牛を何度か食べたことがあるけど別にそこまで美味しいと思わなかったし、キャビアとかフォアグラも健康に悪そうだから食べないだろう。
というか美味しい食べ物ってお金さえ出せば手に入るというわけではない。半分腐った果物の腐ってない側とか、レアすぎて市場に出回らない鮮魚とか、脱水症状のあとに飲むソーダとか、うちの息子と同い年だからと食べさせてもらう富良野メロンとか、自分で配合を微調整して焼いたビスコッティとか、本当に感動レベルでうまい食べ物ってこういうもの。
とはいっても高級寿司だって実はたいした値段ではない。今日ずっと東京にある高級割烹とか高級寿司屋とかを調べていたが、せいぜい2万円である。しかも個室代が1万円とかで、カウンターなら1万円を切ったりしている。毎日通うなら話は別だが、いや毎日通ったとしても、なんとかなるレベルの値段だ。もちろん上には上があるもので、お金を使おうと思ったら使えるのかもしれない。だけどその味の違いが僕に分かるだろうか。否。
あとはゲームでもするか。
最新のVRゴーグルを買って、なんなら自分でゲームを開発して、ひたすら極める。
でもこんなのね、20億円なくてもできることなのよ。
落語にもこんな話があったし、西洋にもこれに似た寓話があった。
24歳でそんな境地に達しちゃうのって良くないと思う。
ハングリー精神を忘れたらもはや死んでる。
欲望を持ち続けたほうがいいに決まってる。
人間の欲望を求めるパワーを舐めたらあかん。
ということでロードバイクは買わないことにした。
いつか本当に欲望を捨て去りたいなと思ったら買うことにする。
いつかロードバイク買いたいなぁと思っていろいろ頑張ります。たぶん買わんけど。