ヤマダイスキーの旅日記

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【その9・平壌観光スタート】北朝鮮ツアーの記録 (2019年2月16日)

 


  

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さて、今日が金正日誕生祭の当日である。日本の祝日と似ていて、国民は特に予定がなければ11時くらいまで寝ていることが多いらしい。意外とたまにはダラダラするんだな。むしろ僕は旅に出てから10時以降に起きたことなんてほとんどないが。


ホテルからツアーのスタート地点までは再びバスで移動。ここでもローワンやカンさんが追加で情報をくれる。


平壌に住んでいる外国人は100人ほどいるが、大使館職員や外交官、もしくはNGO職員だけだという。なお彼らは現地ガイドをつけなくても自由に市内を歩き回れるし、自家用車の保有が許されているし、スーパーでも買い物ができるらしいが、公共交通機関は使えないらしい。なおこの交通機関というのはバスとタクシーとメトロなんだが、6年前にはタクシーなんてなかったという。インフラが着々と整備されているようだ。


いや、解体されていない廃墟も多いけど。 

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まずは本屋に到着。ここには外国語で書かれたさまざまな本が売られている。ほかにも共産党のポスターとかバッジとかが売られていたけど、特に興味はないのでよく見ていない。ちなみに北朝鮮の国民はほぼ全員が胸に指導者2人の肖像の入ったバッジをつけている。外国人の場合このバッジは難しい試験や数多くの面接を経なければゲットできないらしいが、ローワンに頼めば中国にてそっくりのパチモンを入手してくれるとか。。。

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北朝鮮の国民なら全員つけているバッジとは?


国外だったら発禁とかになりそうな内容の本がずらりと並んでいて、全部買い占めて日本に持ち帰りたい気分になった。


もうプロパガンダの塊みたいな空間で、これから国際政治を勉強しようという人間にはとても興味深い。それに日本語や中国語はもちろんスペイン語やロシア語などでも出版していて、当局にはいろんな言語を習得した人がいるんだなということが伝わってくる。

 

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ただし日本語コーナーを立ち読みする限り、決してネイティブレベルの言語能力に達しているとは言い難い。これについては買った本がネット上で公開されているようなので、そちらをちらっと参照してもらえれば分かると思う。


チュチェ思想問答」外国文出版社

http://www.korean-books.com.kp/KBMbooks/ja/book/politics/4040.pdf


バックパッカーとして荷物は増やせないので、薄めのブックレットを2冊だけ買った。上のリンクのほかは韓国語のテキストである。ネットがないから移動中とかヒマなときに頑張って覚えていったが、せいぜい15~20フレーズくらいが限界だった。おまけとしてカレンダーももらったが、デカいし旅人にはカレンダーを掛けるような機会もないので、これは北京に戻った時に友人にあげた。

 

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ってか今レシートを見直して気づいたけど、これ現地通貨で買ってたら10,000ウォン≒140円くらいなのか。中国元でもっと悪いレートで買わされた気がする。もっともこのときは現地通貨なんて持ってなかったから仕方ないか。

 

ちなみに北朝鮮ではもちろんクレジットカードが使えない。技術的には可能なんだろうけど、経済制裁で電子上のマネーは凍結するリスクがあるからとかだろうか。いや中国や日本も現金主義だから東アジアの文化なのかもしれない。 

 

 


 

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