サバイディー。僕はいまラオスのバンビエンっていう小さなところにいます。
タイに1ヶ月弱もいたので、いまだにラーオ語のサバイディーよりもタイ語のサワディークラップが先に頭に浮かんできてしまいます。
「ありがとう」っていうのもラオスではコップチャーイなんだけど、ついついコップンカップって言いそうになる。たぶん通じるんですけど。
で、タイ語とかラーオ語とかをぼちぼち覚えながら思ったんですけど、新しい言語を覚えるときのプロセスって、新しい街に降り立って地図を覚えていくプロセスにそっくりだなって。
皆さんは方向感覚に自信がありますかね。僕は自信があります。
バスターミナルとか駅から予約していた宿に行くまではさすがにスマホを使いますが、宿にチェックインしてからはスマホは宿において、空身で散策をしています。
スマホを持たないで知らない街を歩こうとするときに気を付けることは
「遠くからでもよく見える目印を確認する」
「少なくとも1回は地図で見て川や線路や大きな道路などを押さえる」
「まずは宿の周りをしっかり覚えて、それから少しずつ遠くに行ってみる」
とかでしょうか。
宿を出てからよく分からない方向になんとなく歩き始めれば、誰だって迷うものです。そういうのは方向感覚とはいいません。
これらはすべて言語学習にも通じるものがあります。
(ほかの学問でもそうかというと、ちょっと分からないですね。たぶん言語学習に限定されます。)
すなわち
「遠くからでも見える目印を確認する」
→「文字とか発音とか人称とか、よく分かることをまず押さえる」
「少なくとも1回は地図で見て川や線路や大きな道路などを押さえる」
→「1回はテキストで越えてはいけない基本的な文法ルールを知る」
「まずは宿の周りをしっかり覚えて、それから少しずつ遠くに行ってみる」
→「まずは毎日のように使う表現から覚えて、だんだん難しい単語を覚える」
ということです。
最初は細かいルールとかを無視して「おお、この言語って楽しいなぁ」と思うことから始めることが大事。
大きくて複雑な街もあれば小さい村みたいなところもあり、碁盤の目みたいな都市があれば行き止まりやわき道の多い大都市もあります。
現地の人でさえ自宅から遠いところでは道に迷うようなこともあるでしょう。オールドデリーとか。
言語もそうで、現地のネイティブでさえ間違えることはあるもの。あとは複雑怪奇な言語もあれば、学習しやすい言語もあります。
ちなみにタイ語とラーオ語はというと、わりかし簡単です。
僕は読み書きはできないというか覚える気がないけど、基本的なフレーズは覚えやすいように感じます。
それでは。