僕はコーヒーが飲めないんですよ。
こいつですね。
見るからにいい香りが漂ってきそうなんですが、個人的には飲み物じゃなくて芳香剤の1つみたいに思っています。
いや、念のため断っておきますけど、宗教的な理由とかではないです。
僕は仏教徒なのかイスラム教徒なのか無神教なのかちょっと分からないけど、とりあえず教義で飲むことを禁じられているという話ではないです。
(※プロテスタントの一派であるモルモン教ではお茶やコーヒーを飲むことを禁じているそうです。)
あと僕の専門が農業経済だから「フェアトレードのコーヒー以外は絶対に飲まないぞ!」とかいう理由でもないです。フェアトレードのコーヒーでも飲まないです。
ただ単に飲むと吐き気がします。それだけ。
いちおうカップ1杯くらいだったらなんとか飲めるんですけど、2杯とかになるともうダメですね。砂糖とかミルクを入れようが特に変わらないというか、そこまでして飲みたいとも思わないのが正直なところです。
たまに講演会とかに出席するとスタッフの人が親切にコーヒーを渡してくださるんですが、うーんできれば飲みたくないなぁと毎回思います。でも捨てるに捨てられないし、しかたがないからチビチビ飲むしかない。
コーヒーを飲むとどうなるか
ご存じだとは思いますがコーヒーにはカフェインが含まれており、このカフェインには胃液を分泌する効果があります。
基本的には胃液の分泌が促進されるのは「健康に良いこと」とされていて、特に食後にコーヒーを飲むことで消化の助けにもなるらしいです。
しかし、空腹時などに胃液が分泌されると胃が荒れて吐き気を催すこともあります。
というのが一般的に言われることなんですが、僕の場合はどうかというと
「空腹時でも満腹時でもコーヒーを飲むと吐き気がする」んです。
空腹時の吐き気というのは、とりあえず胃が普段の130%くらいに膨張しているような感じがして、胃がムカムカして、あと時にはなんとなく胃が体の前のほうにせり出してくるような感覚もあります。
ま、簡単にいうと急性胃炎というやつですね。胃の粘膜がやられて炎症を起こしている状態です。
満腹にもだいたい同じようなことが起こって、食べたものを全部吐きたくなるようなフツーの吐き気がします。時には胃が荒れたまま食欲が回復せず、次の食事を抜くこともあります。
あとは頭がクラクラすることもなくはないです。
もちろん自分でもコーヒーを飲めないことは自覚しているので、他人から勧められるとかじゃない限り飲まないです。
よってこれらの症状に悩まされることもあまりないです。
いや、半年に1回とか年に1回くらい「実はいつの間にかコーヒーが飲める人間になってるんじゃね?」と思って試しにコーヒーを飲んでみたりもするんですが、その度に上で述べたような急性胃炎になってしばらくベッドに倒れこむんです、、、
まあその時は覚悟を決めているのでおとなしく苦しみます。3時間も横になっていればたいてい回復します。
ここまで読んできて抗議したくなってきたコーヒー大好き人間の方へ
実は僕の人生で1回だけ「コーヒーもいいもんだな」と思ったことがあります。
それはイギリス留学中にイタリア人と一緒にカフェに行って「エスプレッソ」とかいうのを飲んだ時のことです。
イタリア人に「コーヒー嫌いなんだ」と言ったら「ちょっとお前これを飲んでから言えよ」みたいな感じでオススメされたんですが、 "さすが" という感想でした。イタリア人のコーヒー愛に火をつけてしまったかな?ま、イギリスのカフェではあったんですが。
エスプレッソはめちゃくちゃ濃いコーヒーだと思っている人も多いようですが、実はカフェイン含有量がドリップコーヒーより少ないらしいです。
あとはエスプレッソってマグカップとかじゃなくて、インドのチャイみたいな小人サイズの器で飲むものなので、なおさらカフェイン摂取量が少ないんです。
あー、ちょっと脱線しますが、ニューデリーで泊まった家のおじさんはチャイをどんぶりに並々と注いで飲んでいました。だからビールジョッキにエスプレッソを並々と注いでごくごく飲むイタリア人も探せばいると思います。たぶん。
まあとりあえず「本場のおいしいコーヒーとかなら飲めなくはない」とだけ断っておきます。ただ安くてまずい偽物コーヒーを飲まされるくらいなら水をいただきたいです。
他の飲み物についてはどうか
コーヒー愛好家とケンカしたくないので、もうちょっと書いておきましょうか。
「僕はコーラも飲めないです」
まあコップ1杯のコーヒーとコーラを差し出されたらコーラを飲むんですが、基本的にコーラも全然飲めないです。というか炭酸飲料が全般的にキライなんです。
ビールについてもそうで、東南アジアのビールって炭酸がほとんどないから飲みやすいんです。あとはスパークリングワインもそこまで炭酸が強くないならオッケー。
でもコーヒーで胃がやられたときは寝込むんだけど、炭酸でお腹がきつくなった時はとりあえずゲップでもしておけば回復するものです。その点はコーヒーが厄介ですね。
言うまでもないかもしれませんが、僕は紅茶や緑茶ならまったく問題なく飲めます。
さすがに紅茶愛好家みたいなものを名乗るほどではないですが、1Lくらいならごくごく飲めます(それはそれでちょっと方向が違うか?)
だからできればコーヒー文化圏では生活したくないなぁと。まあ最重要事項ではないんですが。
まとめ
「僕はコーヒーが飲めない」
けど
「コーヒーだけじゃなくて刺激の強い飲み物が全般的にダメ」
ということです。
コーヒーのない世界では生きていけないと思っている皆さんには、ぜひ僕のようなコーヒーしかない世界では生きていけない人間に配慮していただきたいと思います。
参考サイト