ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

アフリカ旅行の概要(写真と所感)

6/14 ケンブリッジ

留学先大学からケンブリッジに移動したのですが、ロンドンで乗り換えをすることを知らず「あれ、ケンブリッジで途中下車するんじゃなかったっけ?なんでロンドンに着いたんだ?」みたいに思いました。ロンドンからケンブリッジまでの道がら、もし大学がなかったらさぞかし寂れていただろうなと思わせるド田舎でした。なんでイギリスってどこもかしこも見渡す限りの荒野なんですかね。

 

あとケンブリッジにはサイクリストが異常に多かったです。

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ケンブリッジ大学にも行きました。


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6/15,16 ロンドン

9ヶ月ぶりというか1日ぶりのロンドンでしたが、特に感慨とかはなかったです。そもそも留学前に泊まっていた宿がアホみたいに郊外に位置していて、ろくに中心部を巡っていなかったんじゃないかと今さら思いました。治安の悪いエリアだったし。

今回は中心部のキングスクロスらへんに宿を取り、テムズ川沿いを歩いたり大英博物館大英図書館に行ったりしました。


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個人的に「像」とか「絵」とかより、金塗りの精巧な懐中時計が気に入りましたね。

 


6/17 パリ
正直これまで訪れたすべての国地域の中で一番治安が悪いと感じました。パキスタンやインド、さらには世界で2番目に危ないと言われるケニアのナイロビよりも脅威を感じました。パリ北駅のあたりには仕事のない移民がたむろしていて、夜になると出歩きたくない雰囲気でしたね。こういうのがイギリスが締め出したい人達なんでしょう。

さすが観光の中心部であるルーブル美術館凱旋門のあたりは安全そうですが。


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めっちゃ雨に降られる。そしてそのせいでチェックアウトに少し遅れる。ペナルティはなかったけど。

 


6/18 ブリュッセル

ここもかなり危ない印象。というより実例があって、宿でのんびりしてたら日本人っぽいアジア人がフロントで「今この宿のすぐ前で財布を盗まれたんだけど、一番近くにある交番ってどこですか?」みたいに聞いてました。まあ何となくその人の雰囲気的に隙がありそうというか、盗んでも逆襲してこなさそうな人でしたが。僕だったら地の果てまで追いかけて、もし捕まえれたら再起不能にしますので。

 

いちおう小便小僧を見に行きました。
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この通りには露天が多く、駄菓子の甘い匂いが立ち込めています。

 


6/19 エッセン(ドイツ)

ドミトリー泊が続くとたまには個室が恋しくなるだろうと思って予約していたのですが、やはりホテルの個室はいいものですね。ここは新築なのか、特にシャワールームは曇り一つないピッカピカでした。温水なのか、石鹸は備え付けか、WIFIは安定しているか、ドアのカギはかかるか、なんていう人間の最低ラインすれすれを生きている僕には天国でした。ここでスーツケースとバックパックの中身を整理、留学中に履いていたトレッキングシューズを捨ててランニングシューズに切り替えました。


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6/20 アムステルダム発ドバイ着のフライト(機内泊)

飛行機に関しては毎回トラブルが発生するのですが、今回は「とりあえず空港に着いてボンヤリしていたらいつの間にか搭乗案内が始まる時間で、急いで保安検査に向かう」というものでした。ギリギリでセーフでしたが。

 


6/21,22 ドバイ発ナイロビ着のフライト

ドバイの乗り継ぎもヒヤヒヤでした。着いたのは早朝だったため眠くて搭乗ゲート近くのソファで寝てたのですが、危うく寝過ごすところでした。基本的にドバイ空港ではアナウンスがないのですが、ゲート周辺だけに放送してたのか、最終コールで起きました。

ケニアの入国審査はすんなり済み、面倒だから到着ロビーにいるタクシーの客引きに任せて市内へと向かいます。前情報の通り1500円くらいで行けました。

 


6/23 アル―シャ(タンザニア)

 正直ナイロビではビビってろくに散歩しなかったのですが、アルーシャでもたいてい宿にいました。もっとも泊まっていたアルーシャ・バックパッカーズが中心部から少し離れた場所にあるのも要因です。

現地に行けばキリマンジャロ登山を扱っている会社なんていくらでもあるだろうと思っていましたが、実際のところ歩いているだけでバンバン声を掛けられます。僕はまったく興味がないけど、サファリツアーの選択肢も豊富にあるようでした。

さて、僕がタンザニアに来た目的の1つは「キリマンジャロ登頂」だったわけですが、客引き達に情報を聞いているうちにある疑念が浮かんできました。それは

 

キリマンジャロなんかに15万円つぎ込むくらいだったら、もっと他のことに使った方が良くね?」

 

というもの。キリマンジャロ登山の相場は1400~1500ドル、1番安い会社でも1200ドルを提示してきて、そのうち750ドルは政府への税金として徴収されるようです。社会人だったら「まあ15万円くらいパパっと出すわ。その代わりサービス良くしてね。あと山頂で晴れるといいなぁ」なんて呑気に思うのかも知れないですが、僕に言わせれば「富士山の入山料1000円でさえ惜しむのに、いわんや15万円をや」という感じです。あと客引きと交渉することにはインド以来トラウマがあって、騙されるんじゃないかと戦々恐々していたことも事実です。

 

結局「君の予算はいくらなんだ?」という質問に答えを見いだせず、「1000ドルで登れるなら手を打つよ(無理)」ということで情報収集というか登山を断念しました。

あと日程的にもカツカツで、レンタル装備を揃える時間や登山前後の休憩日を充分に取れなさそうだったことも理由です。

 


6/24 モシ(タンザニア)
アルーシャにてキリマンジャロ情報を集めていた時に知り合った現地ガイドに、個別でツアーを組んでもらうことにしました。といっても彼についてはガイドというより年の離れた友人みたいに思っていました。すべて僕の奢りなのはそうですが。

とりあえず翌日モシに移動し、軽いトレッキングだけやりました。標高2000mくらいまでで、高校で山岳部だった僕には屁でもなかったです。ただ大平原のイギリスに長い間いたあとだけに、とても気持ち良かったことは確かです。

キリマンジャロはシャイだからあんまり会えないよ」とは言われましたが、ほんの一瞬宿から見れました。
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6/25,26,27,28 ルショト(タンザニア)

 毎日のよう何時間もバスに揺られて移動していると、どこかでダラダラしたくなるものです。ここルショトは標高が1200mくらいの山奥にあるちょっとしたリゾート地になっていて、冷涼で過ごしやすい場所です。最初はここに2泊し、さらに東の海岸の街タンガまで移動する予定でしたが、もう動きたくなかったからここで4泊もしました。今回の3週間の旅で、3泊以上したのはこれが最初で最後です。

 

何をしたかというと、初日は軽い山歩き、翌日は街なかのマーケットを散策、3日目はノープランで1日中ダラダラしていました。25日は夕方に到着し、28日は朝早くに出発したので実質3日間の滞在です。

 
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しかも、初日の山歩きで大雨に降られたからか、3日目に高熱が出ました。体温計はナイロビに置いてきていたので正確には分かりませんが、38.5℃くらいあったと思います。過去にもインドで2回、イギリスで1回同じ様に39℃近い熱が出たことがあるので、もしかしたら僕が引きやすい風邪なのかもしれません。

その晩は宿のダイニングで酔っ払いが深夜2時ぐらいまで喚き騒いでいましたが、とりあえずベッドに横たわっているだけで随分回復しました。っていうかアフリカでは夜中でも他人を気にせず大騒ぎするのが普通なんですかね。

 


6/29,30 アル―シャ

 8時間バスに揺られてアル―シャに戻ってきました。隣の人や後ろの人がバス酔いしてゲエゲエ吐いてたり、あちこちで赤ちゃんが泣いていたり、2人掛けの椅子に少年二人を含めた4人で座ったりとエキサイティングな移動でした。朝には熱はだいぶ引いたように思っていたけど、到着したころにはまた熱っぽくてふらふらしていました。ひとまず勝手の分かっているアル―シャ・バックパッカーズまで戻り、6時ぐらいでしたがさっさと寝ました。

30日はずいぶんマシでしたが、動きたくなかったし念のため宿に停滞していました。

 
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宿の近くにこういう大型スーパーがあったのは本当に旅行者には便利。ちなみに1回停電しました。

 


7/1,2 ナイロビ

不思議なもので、タンザニアから戻ってくるとナイロビの見え方が変わっているというか、前回よりずっとリラックスして街歩きができるようになっていました。もっともこのタイミングで窃盗や交通事故などのアクシデントがあっても対処できる気力は残っていないので、特に夕方からはずっと宿で過ごしていました。

午前中に歩いた感じだと、言われているよりずっと安全な印象です。ホームレスの数はイギリスやフランスより少ないし、人々が着ている服もずいぶん小綺麗だし、無駄に危機感を煽る必要はないと思います。ただ排気ガスはものすごいし、道路を横断する時には充分な注意が必要ではあります。

 
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 なおホテルの朝食はこんな感じ。
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これ以降はアムステルダム、ロンドンなど既に行った都市なので特に記事にすることはないと思います。この旅の記録はたぶんこれで終わり。