僕が海外に興味を持ち始めたのがいつからだったのか、はっきりと明確には覚えていないし、そもそもたった一つの衝撃的な出来事で人生設計が大きく変わったわけではないのかもしれない。
でもいくつか思い当たるフシはあって、それらの積み重ねが現在の海外志向を形成したんだと思う。
とりあえず思いつく限りで最初に「外国」を意識したのは、小学生の時に見ていた「怪しい伝説 (原題 MythBusters)」というテレビ番組だった。これはどういう番組かというと、
アダムとジェイミーは、映画等の特殊効果に長年第一線で携わってきた経験を活かし、科学知識に基く考察や実験機材の製作及びそれを用いた実験を行い、噂の真偽を検証する。番組冒頭では、アダムが検証する噂の概要を紹介し、ジェイミーが検証に必要な作業の内容や実験機材の仕様を提案する。
検証には、財布を使うような手軽なものから、廃棄された飛行機を使うような大掛かりなものや、拳銃、ライフルなどの実銃を使った実験まで行うこともある。最後には、実験結果を踏まえて、「BUSTED」(ウソ)・「CONFIRMED」(正しい)・「PLAUSIBLE」(有り得る)の三通りの評価で伝説を判定する。
ちなみに、二人とも爆発を起こす事を非常に好み、実験に伴う爆発が個人的に納得のいかないものであった場合、大抵、実験の最後に、当初の目的から逸脱した無意味な爆発だけを繰り返したりする。
(出典 怪しい伝説 - Wikipedia )
これはもう説明するより実際に動画で見てもらったほうが早いかもしれない。
(同番組にはアダム/ジェイミーとは別グループの若いトリオも存在し、個人的に後継番組がいずれ登場するのではと期待している)
【怪しい伝説】1102個のペイントボールを使って0.008秒でモナリザを描く
簡単に言うと、噂や伝説など様々なトピックを取り上げて科学的に検証していくというコンセプトの番組である。2003年にディスカバリーチャンネルで放送が開始されてかれこれ14年も続いたが、つい昨年終了してしまった。僕が見ていた時期はだいたい2005年~2009年ぐらいだろうか。
小学生だった僕には彼らが何と言っているかよく聞き取れなかった(今ならほぼ分かる)けど、字幕があったから内容は分かったし、とりあえず一人の少年に「自分が今いる環境ではまったく考えられないことが他の国では起こっているんだ」というインパクトを与えるには十分だった。銃も爆薬も日本ではまず見かけないからね。
あと当時の僕は「こち亀」にもハマっていて、なにかぶっ飛んだ行動をしている人が好きだったんだと思う (男の子って基本的にそういうもの)。
まさか「こち亀」が分からない人はいないとは思うけど、念のためちょっと説明しとくと
この両津勘吉というハチャメチャなお巡りさんがハチャメチャなことをして
上司の大原部長やらに怒られて終わるというストーリーなのだが (説明が雑)
こちらも連載は去年終わってしまった。(連載終了の時にビッグニュースになっていたからそれで知った人も多いかもしれない)
海外志向がどうこうというのはとりあえず置いといて、「自分がやりたいことを好きなだけやる」というスタンスは上記の2つの作品によって教えられたと思っているし、僕の性格のコアな部分を形成してくれたことに深く感謝している。