ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

スコットランドでカウチサーフィン初体験!

そもそも「カウチサーフィン」とは?

"カウチサーフィン"というのを聞いたことがあるでしょうか。このブログを読んでいる人なら旅行好きな可能性が高いので使ったことがあるかもしれませんが、少なくとも日本ではまだまだ一般的とはいえません。なのでまず簡単に説明しておきましょう。

カウチサーフィンとは旅行者が現地にある個人の家に宿泊させてもらうシステムである。プロフィールや過去の滞在における評価をもとに事前に連絡を取り合い、原則無料で宿泊できる。2004年にアメリカで誕生したこのシステムは現在世界200ヵ国で130万人が登録しており、そのうち日本人は5000人ほどである。

出典 カウチサーフィン - Wikipedia

 

早い話が「ホームステイのマッチングアプリです。

 

「部屋が余っていて旅人をもてなしたい人」「宿泊費を安くしつつ地元の人の暮らしを体験したい人」というのは利害?が一致しているので、お互いにとってメリットがあるわけです。

 

いや、正確にいうとカウチサーフィンは宿泊費が無料なので泊める側にはメリットが乏しく、そのためゲイの方が出会いを求めて利用するケースも一定数あるそうです。実際グラスゴーエジンバラにてホストは両方ともゲイでした。ちなみに僕自身はゲイではなくヘテロ(ストレート)です。

 

この点は女性の方が利用するときには注意したほうがいいでしょう。

事前にホストのプロフィールページで

・過去に女性が泊まって高評価をしている

・ホストは女性もしくは家族である

などを確認することができますし、

・複数人で泊まる

ことも可能です。

※ただし1人しか泊めれないという場合も少なくないです。

 

気に入らないホストであれば泊まる義務なんてまったくないので、遠慮せず断りましょう。

Thank you for offering me, but I'm not staying at your place. Have a nice day!

と言っておけば

No problem, have a nice trip!

と答えてくれることでしょう。(日本語ができるホストを探すこともできます。)

 

実際の体験記

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今夜泊まる家までの道のりです。

 

事前に「中心部にあるよ」とか言われたけど、実際は駅から歩いて30分もかかりました。まあエリアとして街の中には入っているのかも知れないけどそこまでアクセス良くないよなぁ、ただの住宅街だし、とかブツクサ言いながらなんとかたどり着きました。

 

写真が暗いことについて説明します。

 

そもそも17時にグラスゴー駅に着いたんですが、「あ!そういえば住所どこだっけ!?」と聞いて答えが返ってきたのが19時でした。まだアプリを使いこなせてなくて、しかも泊まるまでの段取りもよく分かっていませんでした。

 

アゴダみたいにどっかに住所が表示されてるんじゃないかと勝手に思っていたんですが、そこはホストのプライバシーもあるので「住所は表示されていません」。知りたいことはホストにメッセージを送って聞きましょう。MessengerやWhatsappを交換してやり取りすることも多いです。

 

だけど当日朝の段階で「17時くらいに駅に着くよ」と伝えていて、しかも直前の16時くらいまで連絡もついていたので、19時になるまで放置されていたのはホストの責任でもあるのではないでしょうか。僕も「駅まで迎えに来て」とは言っていませんでしたが…

 

ちなみに家に到着してみて分かったんですが、どうやら彼は16時から大音量でずっとテレビゲームをやっていたようでした。しかも翌日にも同様の事件が起きます。こういうトラブルはあまりないようで、もっと親切なホストが多いようです。

 
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なにはともあれ家に着きました。普通のアパートですが、 とにかく部屋が広いです。この部屋だけで10畳は余裕でありそう。そしてあまり家具がなく、床もフローリングのままなのがまた部屋を大きく見せています。

なんというか「物置きにするほどモノがないからキチンと掃除して人を泊めている」という感じでしょうか。

 

ちなみにこのアパートには3つの個室があって、

・泊めてくれたホストの男性

・ホストと同居している男性

が個室の2つをそれぞれ使っていて、ややこしい話ですが今回は

・ホストのゲイパートナー

がホストと同じ部屋に泊まっていました。

ちなみに同居人の人はほとんど話さないタイプのようで、特に交流はありませんでした。


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さて、ドミトリーとは違って個室なので、基本的にどちらかが部屋をノックしない限りコンタクトはありません。

 

「まぁ紅茶でも飲んでリラックスしてくれ。今暖房つけるね。お腹空いてる?」

「もう食べたから大丈夫。あ、明日は駅前の博物館に行こうと思ってるんだけど。」

「明日は土曜日か… いつもは昼過ぎまで寝てるんだ。1人で行ける?晩ごはんの前に家に帰ってくる?」

「ここに来る途中で見つけたから大丈夫。何かあれば連絡する」

「オッケー。シャワーとかトイレとか使いたかったらここにあるから。」

「サンキュー。グッナイト。」

 

こんな会話だけ交わして、あとは個人の時間でした。

(いや、ホストはパートナーとの時間でした。)

 

ちなみに・・・翌日は晩ごはんの前というか16時くらいに帰ったんですがカギが開いておらず、どうやら直前に1人でバーに行ってしまったようでした。しばらく時間を潰していたら同居人が帰ってきて入れてくれたんですが、こういうトラブルはあります。

 

・部屋は居心地がいいか

・連絡はマメか

・仕事で朝から夕方まで留守なのか

・その場合にスペアのカギを渡してくれるか

・一緒にどこかに観光に行くか

こういうのは本当にケースバイケースみたいです。

 

グラスゴーのこのホストはどちらかというと「ハズレ」の部類になるでしょう。人生2回目のエジンバラのホストは「アタリ」でした。こちらからご覧ください。

wonderfulsolution.hatenablog.com

いや、友人によるともっとすごい「アタリ」もあるようです。