ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

将来どこで働こうかなという切実な悩み。

もうすぐ世界一周に出発して1年が経過するんですよね。

 

イギリス留学スタートから起算するとだいたい2年、インドに最初に行ったときから起算するとだいたい2年半を海外で過ごしてきて、合計すると60近い国に渡航してきました。

 

そうするとやっぱりというか、迷いが生じるんですよね。「本当に日本に帰って日本で就職するの?できるの?」っていう。

 

それ以前に「本当に京大に戻って卒業できるの?」という疑問もあるわけですが、それについてはあまりその他に魅力的な選択肢がないのでなんとか5年目でちゃんと卒業していこうと思います。

 

 

そもそも最近いろいろなデータなりニュースなり情報をキャッチしててですね、

 

www.youtube.com

 

僕はこういう視覚的なデータをぼんやり眺めているのが好きなのでよく見るんですが、簡単にまとめるなら

やっぱりアメリカは強い

21世紀のトップ10の多くはアジア諸国でヨーロッパ諸国はほぼ入っていない」

「中国とインドは2000年になってから急に勃興したような印象があったけど、19世紀は不動のツートップだったし最近また妥当な順位に戻っただけ」←詳しくは他の動画も参照ください

こんなことが分かるわけです。

 

そして我らが日本についての感想は

「戦後ずっと世界の一角を占めていて、なんだかんだ今でも僅差で上位に残っている

ということ。なんだかんだすげぇよ日本。

 

 

だけどもちろんGDPがすべての指標じゃないわけでして、例えば実際の働き方についてこんな動画を見つけました。英語なんですがぜひリスニング教材だと思って再生してみてください。

 

www.youtube.com

 

ここでも言われているのが「日本の高度経済成長はめっちゃすごくてアメリカに次いでずっと2位の座を誇っていた」ということ。そしてそれを支えたのがスーパーサラリーマンたちの奮闘だったということ。

 

なるほど人口が1億人しか(?)おらず、国内にろくに天然資源がない日本が経済大国になれたのは異常なまでの長時間労働のおかげというのはそうなんでしょう。

 

 

だけどね、時代は変わったんですよ。

 

 

もう昭和なんてとっくの昔に終わり、平成もちょっと前に終わり、今は令和ですよ。

 

いいモノをとにかく量産してセールスすりゃ売れる時代じゃないんですよ。人々の価値観が多様化し、市場にはモノよりコンテンツが氾濫し、所属コミュニティーやライフスタイルが幸福を定義するようになり、そして環境保護が叫ばれるこの時代にあって、なんで未だに昭和の体質が改善されてないんですかね?

 

 

いや、みんな薄々は気づいているけど実際にアクションを起こして制度を変革するまではできていないということなんでしょうか。まぁそりゃそうかもね。新入社員が昔から採用されてきたシステムの不備を指摘しても「いいから黙ってやることやっとけ」って言われるだろうし、中堅やベテランは今さら変える必要がないのかも。

 

政府の「働き方改革」もある程度は効果があるようですが

残業の禁止・労働時間の短縮→家に持ち帰っての実質的な残業

という流れになってしまい、なかなか根本的な解決にはならないようで。

 

 

そんな課題山積な日本人の働き方もそうですが、日本で働いている外国人もだいぶ酷使されているそうです。

 

www.bbc.com

 

何年か前から日本でもぼちぼち報道はされていましたが、みんな解決できず放置している間についにBBCから指摘が入りました。

 

うーーん、なんか外国人の移民労働者って見下されるよね。

 

これは日本だけじゃなくてヨーロッパでも大問題になっているし、歴史を振り返れば奴隷貿易とか植民地支配とかでいくらでも例があるわけで。

 

だけどそんなことしてる場合ですか?

 

これから労働人口が減少していくにあたって、その解決策は「外国人」と「ロボット」とよく言われるけど、いやいやこんな環境で働きたい人いないから。英語が通じてもっと労働環境が良くて給料もいい国に行くでしょ。タイとかマレーシアとかシンガポールとか。

 

 

そして最後にダメ押しでもう1つ。

 

www.nikkei.com

 

いやー、いろんな人材がこれから流出していくと思いますよ。

 

ヨーロッパでカウチサーフィンしていろんな社会人に会ったし、イギリス留学してた時も教授やスタッフの働き方には驚くことが多かったし、そんなの実際に見てたら日系企業の非効率なシステムってもどかしくてたまらないでしょう。外資のほうが給料良かったりするし。

 

商社は効率重視だからどんどん制度改革しているって聞いてたけど、いうて日系企業ですから限界があるのかもしれませんね。

 

 

長くなるので列記はしませんが学術界でもずいぶん愚策を打ち出してますし、これから日本は大丈夫なんでしょうか。

 

「イヤならトップまで上り詰めて制度改革するか、さっさと見切りをつけて辞めろ」

っていうのを昔誰かが言っていましたが、後者のほうが圧倒的に簡単なんですよね。

 

僕海外でやっていけますし。

 

だいたい30歳前後で国連勤務というのを考えていますが、それまでどこで職務経験を積むべきか改めて悩みどころです。とりあえず予定ではもう2週間ちょいでアメリカに行きます。何か将来を左右する発見があれば嬉しいです。

 

 

 

追記

「学生は時間があっていいよねぇ。働き始めたら旅なんてできないよ」

たまにこういうこと言ってくる社会人がほぼ100パーセント日本人でいるんですけどやめてくれませんかね。休みは権利なんだから行使すべきだし、学生にはない社会人の強みを生かして旅をするべきだし、そもそももっと楽しく働くべきだし、楽しくないなら転職すべきだし、それができないのはあなたのリサーチ不足だったり努力不足だったりただの言い訳だったりするわけで、学生に嫌味を言って気が済むんですか?まぁ面倒なので適当にはいはいと流すけど。

 

 

 

以上、大学生の戯言でした。