5月25日、トルクメナバットからバイラマリーに移動していきます。
さすが砂漠、今日もよく晴れていますね。いい写真が撮れます。
ちなみに車両は中国の「南東青島有限公司」みたいなところが受注していて、内装その他はすべて中国の寝台列車そのままでした。一帯一路ですね。ちなみに給湯器を中国人はカップラーメンに使っていたけど、ここでは紅茶に使っていました。
定刻通り夕方の5時に出発して、8時半まで荒野をひたすら進みます。
前日のうちに到着予定時刻を連絡できていなかったのでカウチサーフィンのホストの家に行くか安宿に行くかで迷いましたが、とりあえずホストの家に行くと「そんなところだと思ったよ、この国じゃネットが使えないからね」と快く泊めてくれることになりました。
家に荷物を置き、翌日のアシガバッドまでのチケットを買いに駅に戻ります。ラマダン中ということもあって夜でも人は歩いていますが、街灯がほとんどないのでだいぶ暗いです。
あと警察がうろうろパトロールしていて、ホストには「警察が近づいてきたら俺とは他人のふりをしてくれ。いろいろ質問されて大変だから」と言われました。中央アジアでは警察が野犬と同じくらいに厄介です。
ちなみ泊めてもらった部屋がこちら。リフォームの真っ最中ですが、ゆくゆくはホストと奥さんのスイートルームになるそうです。そんなところに客を泊めていいのか?とも思いましたが、すでに何人も泊まっているようです。
翌日ホストは仕事のためアシガバッドに戻らないといけないらしくて、1人で散歩していきます。とはいえ気温は35℃以上で、さらに直射日光で体感温度はさらに高く、何時間も歩き回る気にはなりません。そもそも観光名所なんて分からないし。
独裁国家はナゾの塔を建てがち。
お決まりのバザール。砂漠とはいえ農産物の豊富さでいうと他の中央アジア諸国と同じくらいですね。オイルマネーで輸入しているものもあるんでしょう。
具体的にはトマト、ピーマン、ナス、唐辛子、ニンジン、タマネギ、ジャガイモ、ズッキーニ、キャベツ、リンゴ、ブドウ、スイカ、レモン、デーツ、サクランボ、ナッツ類、イチゴ、アンズ、ベリー各種、そのほかお茶の葉っぱや砂糖などの調味料も売っていました。あと意外ですがパンや小麦粉やパスタに加えてコメもずいぶん売られていました。
駅前にあったロシア正教の教会。この国ではイスラム教とロシア正教が共存しているらしく、ラマダンもそんなに厳しくないようです。
レストランも少ないですが営業していました。
店員さんにメニューを聞いたら、「サモサ」と「マントゥ」という中央アジアの定番料理を聞き取れたのでそれぞれ2つずつ注文しました。ここでは英語はもちろんロシア語もそこまで通じないようです。そりゃ外国人がいないから勉強する必要がないんでしょう。「メニュー」という単語はどの言語でもだいたい同じっぽいですね。
にしてもこのサモサがずいぶんと脂っこくて、もう噛んだら肉汁ではなく油がジュワ―と染み出す感じでした。暑いときはサッパリしたものが食べたいのだが。
サモサをなんとか平らげたと思ったら、マントゥがなんか6個も出てきました。「2セット」っていうことなんですかね。。。これもだいぶ脂っこいです。
まぁなんとか食べきりました。値段は最初「90」って出されてびっくりしたけど、すぐに5で割って「18」になりました。18マナトはちょうど1ドルくらいです。両替したときにもマナトを5倍した額を見せてきたけど、なんなんですかね。