ヤマダイスキーの旅日記

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【その4・出国審査】北朝鮮ツアーの記録 (2019年2月15日)

 


  

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8:15にブリーフィングが終わり、北朝鮮ビザも全員が受け取り、再度フリータイムになったが、特にみんなやることはないからブラブラしていた。

 

ここで書類上のことを1つ。丹東駅にてガイドから北朝鮮のビザカードを配られて、入国審査のときにはそのカードに入国スタンプをもらう。出国時にはそのカードが回収されるので、事実上パスポートには渡航歴が残らない。

 

これはよく言われることだが、パスポートのICページには最初の顔写真ページと同じ情報が記載されているだけで、出入国の記録が残るわけではない。

パスポートが新型に!ICパスポート受付開始 [旅の準備・お得・便利] All About

 

もちろんすべてのスタンプを順番に辿っていくと「丹東出国~丹東入国」のところで奇妙な空白期間が生まれるが、まぁその時点で僕のパスポートにはスタンプが100近く押されていたからまず分からない。なお個人でツアーを組んだ日本人のブログを読むと別紙というかメモ帳にスタンプを押してもらったという例があったから、記念に欲しいなら頼めばやってくれるのかもしれない。


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顔写真、氏名、性別、国籍、滞在予定地、パスポート番号、有効期限の順に書いてある」とかが分かるので最低限のハングルの知識があれば心強い。


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 国境のない朝鮮半島の地図はこの後もよく見かけた。

 

さて、8:30に改札を通ってから中国のイミグレに向かうが、ここには動かない行列ができていてかなり待たされた。今回の金正日誕生祭【光明星節】というのは金日成誕生祭【太陽節】に次いで北朝鮮で2番目に大きなイベントらしく、別の旅行会社も合わせると外国人が100人ほど入国するらしかった。繰り返しになるけど中国国内で外国人が100人近くも集まっている光景なんて極めて珍しい。空港と駅とイミグレくらいのものだろう。

 

丹東に出稼ぎに来ていた北朝鮮の女性グループがいたが、さすがウワサに聞いていたとおりの美人揃いだった。だけど韓国人と違って化粧が凝ってないというか、生まれつきの美肌と美形にちょっとだけ化粧で加点しているような感じだった。なお北朝鮮の女性というのはモンゴル人と北京市民とで正三角形ができるような、どこか国籍を断定しにくいような顔をしている。男性の顔については、みんなやせ気味で日焼けしているなという印象だった。中国人と判別できるかというと自信がないが、日本人の僕でさえ中国人によく間違われるし、中国人はたくさんいるからどんな顔でもアジアっぽかったら中国人顔として認定されうる。

 

 

とにかく長い行列もいつかは消化されるもので、10:00には全員が出国を完了してようやく列車に乗り込むことができた。みんなワクワクしている。

 

 

北朝鮮への入国は鉄道と飛行機の両方で可能だが、飛行機はすごく値段が高くなるという話だった。北朝鮮には高麗航空という国営会社が1つあるが、使用している機体が古いためEU圏内への乗り入れが禁止されているらしい。3年前の時点で「モスクワ」「北京」「クアラルンプール」「シンガポール」「クエート」からピョンヤンまでの直行便があるそうな。

世界一危険な北朝鮮の高麗航空に乗って、世界一お粗末な機内食を食べてみる | 世界のなんでやねん!

いつかヘリコプターかプロペラ機に乗ってみたいなとは思っているが、おんぼろな飛行機には乗りたくないなと思う。当たり前か。 

 

 


 

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