ヤマダイスキーの旅日記

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【その2・入国の朝】北朝鮮ツアーの記録 (2019年2月15日)

 


  

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いよいよこの日になった。丹東までわざわざ来た目的というのはほかでもなく、北朝鮮ツアーに参加するためである。そうじゃなかったらここまで来ないと思う。なお、ここに住んでいる人の大半は北朝鮮と何かしら関係があるらしい。そういう場所である。

 

(ちなみに丹東は英語で "Dandong" と表記する。中国語の発音と同じ。)

  

思い返すまでもないが「那覇→釜山→北京→丹東」というようにこれまで毎日移動していて、そのうち1つでもミスすると後がつっかえてしまう緊張の日々であった。那覇でややヒヤリとしたが、とりあえず無事に丹東まで着いたし朝も起きれたのでここまで順調というところだ。人生にセーブボタンがあったら押しておきたいところ。

 

 

朝は6:40に起きて、特に空腹は感じなかったのでさっさとパッキングしてチェックアウトする。時間があるからフロントで宿泊者ノートを書いていたらスタッフが「日本人は珍しいから写真を撮ってもいいか」と聞いてくる。写真を撮られるのはあまり好きではないが、ぜひということなので写真を撮らせてあげた。マイナーな街のパッとしない安宿に泊まるだけで簡単に日本人初記録というものを打ち立てられるのでお得である。

 

 

さて、外は雪が降っていて歩きにくそうだ。それに関しては北海道民とかそうじゃないとかはあまり関係ない。僕が履いているのは真夏のランニングに適しているような靴底ぺらっべらで通気性バツグンでしかも穴の開いた靴なので、足の指が急速冷凍されていくのを感じる。もっとも今回はあてもなく3時間や4時間の散歩をするというわけではないので問題ない。駅まで足早に向かう。

 

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ツアーの集合場所は丹東駅の構内に8:00ということだった。前日の夕方に丹東に到着していたので下見をしておいたが、実は丹東駅には構内というのが2つあって、事前に作成されていたFacebookのグループには「チケット売り場のあるほうの構内」という説明があったが、誰かは間違えるだろうなと思っていた。が、そこはツアーガイドも心得たもので、両方の構内を10分おきくらいに往復して外国人を見つけては合流させていくという作業をしていた。

 

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なお余談だが、丹東駅には表と裏があって、出入口とか毛沢東銅像とか大酒店があるほうが表なんだけど、駅の裏側は中国国境の都市らしくゴタゴタしていて夜にはやや危なっかしい雰囲気になるのでオススメである。

 

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前日に撮影しておいた毛沢東銅像

ちなみに僕を含めて丹東に到着した外国人がよく泊まる「ブラックテントホステル」は駅の裏側を川に沿ってしばらく歩いた場所にある。前日泊まった時にはドミトリーだし誰かしら同じツアーで北朝鮮に行く人がいるかなと思っていたが、同部屋には没交渉な中国人が1人いるだけだった。中国語が少し話せるならブラックテントまで歩かずとも近くの40元くらいのホテルに泊まるのがラクかと思う。

 

 

 グーグルマップでは川の上に浮かんでいるみたいな表示だけど実際はちゃんと地面の上にある。ここはMapsMeのほうが正確。どっちにしろ川沿いの道路をずーっと右側に注意しながら南下していくと「黒」っていう看板が見つかるはず。

 

 


 

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