ヤマダイスキーの旅日記

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1年間のイギリス留学でIELTSのスコアはどれだけ伸びたか

 

前回と今回のスコア 

 

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上段が1年間のイギリス留学を終えてこの前受けてみたIELTSのスコアです。

そして下段は交換留学を申し込む前の、1回生の冬の時点のスコアです。

 

前回が初受験で今回が2回目の受験ということもありますが、ともあれ4技能すべてが伸びました

 

ちょっと詳しく振り返ってみますと、

リーディングについては同じ8.5ですが、手ごたえとしてたぶん実際の正誤数は今回の方がいいです。

ライティング(筆記)とスピーキング(面接)については、英語どうこうというよりテストの形式にまだ慣れていない印象です。手書きだと文字数がカウントできないから2枚目の解答用紙をもらって「これで充分だろ」ってくらい書いたし、スピーキングは時間の感覚がつかめなくて面接官から「もうちょっと話して」みたいなジェスチャーされたし…この点3回目を受けたらもうちょっと伸びるかもしれません。

リスニングについてはこれから頑張りたいところ。実力としては8点台あると自負していますが、解答のスペルミスで減点された気がします。

 

 

2種類あるIELTSの違いとは?

 

実はIELTSには2種類あって、今回受けたのは英検協会がやっているメジャーな方のIELTSです。IELTSというと普通はこれを指すようです。

 

公式ホームページはこちら。

www.eiken.or.jp

 

しかし場合によっては大学が別のIELTSのスコアを要求してくることがあるそうです。特にイギリスの大学院に出願する人は要注意です。"IELTS for UKVI"などと表記されていて、受験料が普通のIELTSよりもっと高いです。

 

 公式ホームページはこちら。

www.britishcouncil.in

 


「英検がやってる安い方のIELTS」と言っても2万5千円かかるんだけど。にまんごせんえん。。。

 

ちなみについ先日TOEFLiBTも受けたんですが、こっちもだいたい2万5千円くらいかかりました。あわせてゴマンエン。高いです。。。

 

大学受験改革にて英語は外部試験を採用するかもという案がありますが、少なくともこんな値段だとそうそう何回も受けれるものではありません,。

 

  

IELTSはどこで使える? 

 

まずはWikipediaを参照してみましょう。 

IELTSはオーストラリア、イギリス、カナダ、アイルランドニュージーランド南アフリカ共和国のほとんどの教育機関で受け入れられ、アメリカ合衆国の3000以上の教育機関で受け入れられている。またオーストラリア、ニュージーランド、カナダへの移民の必要条件となっている。

つまりアメリカではTOEFLiBT、イギリス圏ではIELTSが優勢です。だけど両方受け取ってもらえる場合もあります。

 

基本的に

  • 在籍大学から派遣する学生の選抜のためスコアを求められる」
  • 留学予定の大学から授業についていけそうか確認するためスコアを求められる」
  • 留学ビザの基準としてスコアを求められる」

という場合が多いようです。あとは今回の僕がそうですが

  • 「留学の前後でどのくらいスコアがアップしたのか客観的に知りたいから」

というのも理由になりうるでしょう。

 

スコアは0から9までを0,5刻みで分かれています。ただし四捨五入じゃなくて切り上げするらしく、これがIELTSがTOEFLより高得点を狙いやすい理由の1つになっています。

なお僕のスコアは正確に計算してみると留学前は6.375、留学後は7.250になりますが、この場合は四捨五入でも変わらないので特に下駄を履かせてもらったわけではないみたいです。

 

 

IELTSの必要スコアは?

 

各スコアバンドについてこんな説明がありました。 

9 エキスパート・ユーザー 十分に英語を駆使する能力を有している。
適切、正確かつ流暢で、完全な理解力もある。
8 非常に優秀なユーザー 時折、非体系的な不正確さや不適切さがみられるものの、十分に英語を駆使する能力を有している。慣れない状況においては、誤解が生ずることもありえる。込み入った議論に、うまく対応できる。
7 優秀なユーザー 時折、不正確さや不適切さが見られ、また状況によっては誤解が生ずる可能性もあるが、英語を駆使する能力を有している。複雑な言語も概して上手く扱っており、詳細な論理を理解している。
6 有能なユーザー 不正確さ、不適切さ、および誤解がいくらか見られるものの、概して効果的に英語を駆使する能力を有している。
特に、慣れた状況においては、かなり複雑な言語を使いこなすことができる。
5 中程度のユーザー 部分的に英語を駆使する能力を有しており、大概の状況において全体的な意味をつかむことができる。
ただし、多くの間違いを犯すことも予想される。自身の分野においては、基本的なコミュニケーションを行うことができる。

 

だいたい5くらい取れていれば日常生活は送れるのではないでしょうか。

 

イギリスの長期留学ビザでは「4技能それぞれが5.5以上であること」という規定があります。僕の留学前のスコアはギリギリでクリアしていましたね。

 

実際の留学生活についてなら、もちろん大学のレベルや授業のスタイルにもよりますが留学スタート時点で6.0くらいあれば授業についていけるし課題もクリアできると思います。

 

 

いちおう各英語試験のスコア換算表も貼っておきますね。  

IELTS TOEFL iBT TOEFL CBT TOEFL PBT PTE TOEIC 英検
9 118~120 297~300 673~677 87~90 - -
8.5 115~117 293 670 83~86 - -
8 110~114 287~290 660~667 79~82 - -
7.5 102~109 267~283 630~657 73~78 970~990 -
7 94~101 250~263 600~627 65~72 870~970 1級
6.5 79~93 233~247 577~597 58~64 820~870 -
6 60~78 213~230 550~573 50~58 740~820 準1級
5.5 46~59 192~212 521~549 42~49 600~740 -
5 35~45 173~190 500~520 35~42 550~600 2級
4.5 32~34 150~170 470~499 28~34 500~550 -
4 ~31 130~149 450~469 ~27 450~490 準2級
3.5 - 110~129 400~449 - 300~440 -
3 - 100 391~399 - 291~299 3級
2.5 - 90 390 - 270~290 -
2 - - 350~389 - 260~269 4級
1.5 - - - - 100~259 5級

 

ただしテストの形式によって向き不向きがあるので、この換算表はそこまで当てにならない気がします。英検は過去問をやりこめば受かるし(そもそも合格/不合格という基準だし)、TOEFLiBTはテストセンターのパソコン操作で苦労したし、IELTSは面接官との相性もあるし、TOEICはリーディングとライティングだけだし。

 

当たり前ですが、「英語のテスト」というのは「英語の」「テスト」だから、単純に英語を鍛えるのと同時にテスト対策(時間配分とか)もやらないとスコアは伸び悩むものです。