Google mapsでもMaps meでもあんまり傾斜は分からないものだが、実際は駅からホテルまでがずいぶんと急な坂であった。高さにして50m以上あるんじゃないか。もっとも平らなイングランドに辟易していた人間にはとても気持ちいいものだが。
この先"CORNOCK CRES"と書いてあるが、どこかフランスっぽい地名だな。
公園なのか団地の私有地なのか知らないけど、見晴らしが良さそうだったからとりあえず登る。
予想通り見晴らしはよい。
斜面に植林がされているようだが、あんまり高くなりすぎるとせっかくの景観が損なわれる気がする。なんの樹木か判別できなかったがマツの一種。
ホテル"The Titan"に到着。なんかバブル期に建てられて老朽化が進んでいる元高級ホテルって感じがする。
料金にしろ設備にしろ、まさにスコットランドのアパホテル。チェーン展開はしていないようですが
テーブルの上に電気ポットが置いてあるが、滞在中毎日2Lくらい紅茶を飲んでいた。スコットランドは軟水らしく、明確な味の違いを指摘することはできないがなんとなく紅茶がうまいと感じた。
シャワーから熱いお湯が出ることは僕にとって当たり前ではない。現にグラスゴーの家ではぬるいお湯だったし、ついでに言うとスライド式の扉も壊れていて当たると倒れてきた。基本的にドミトリーでバスルームの床は汚くて裸足で歩きたくないし、お湯も1/3くらいの確率でぬるい。まあ気にしないといえば気にしないんだが、どうせなら清潔で快適なバスルームの方がいいに決まっている。日本人である。
ただこのバスルームの扉も、開け閉めする時に床とこすれてガリガリ音を立てていたので、基本的に開けっ放しにしていた。個室だし自分以外気にする人がいない、という感覚は(日本にいるときも学生寮暮らしだったので)しばらく忘れていた。