ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

レストランの東西論

ビール飲んだあとなのでそこまで深い思考はできないです。この記事を読んで続きは読者の皆さんに考えていただくというので結構ですし、僕自身が後で加筆修正することもあるでしょう。まあササっと読み流してください。

 

 

上海に限らず中国を1人で旅していると「このレストランには入りづらいなぁ」という状況がしばしば生まれるわけで、それは別にメニューが高いとかじゃなくて「大人数が座ることを想定した円卓」があるからなんです。

 

念のため写真を入れておくとこんなヤツですね。

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まあどんだけ図太い神経をしていてもこんなテーブルに堂々と1人で座るなんてとてもできないわけです。というか店員さんが許さないでしょう。

 

こんな感じのレストランは中国ではよく見かけます。と言ってもありがちな

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こんな店だって見つかるわけですが、割合で言うと半々と言ったところでしょうか。

 

それに対してヨーロッパでよくあるパブでは個人客でも居場所を確保しやすい感じで

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こんなのが多かったりするわけです。

このパブで言うとカウンター席があるというよりは「立ち飲みを想定していてカウンターは酒を提供する場所」みたいにも思えます。

 

 

で、この両者の違いを「家族で寄り集まって農業をしてきたアジア人」と「男性が狩猟した獲物をバラバラに食べるヨーロッパ人」の違いの帰結だと言いたいんですが、どの程度飛躍のない論理と言えそうですかねぇ。やっぱちょっと無理やりすぎるかなぁ。

 

でもって日本人というのは伝統的に中国の文化的な影響を受けているから「家族観」みたいなものはすごく血縁重視か地縁重視で関係する親戚が多いけど、一方では20世紀に随分と西洋の個人主義を輸入してきたから「個の意識」も植え付けられてるし、その矛盾が食事の場面で現れたのがレストランでの「ボッチ席」なんじゃないかなぁと思うわけなんです。

 

中国では「気の知れた知り合いで集まってワイワイ食べようぜ」となり、ヨーロッパでは「みんなバラバラの考え持ってるけどお互い尊重しあって一緒に食べようぜ」となるけど、日本人だと「心の中では仲良しどうしで食べたいと思ってるけど、頭の中身はみんな違うから一緒に食べるのは気が重い」みたいな状況が生じてしまうのかなぁと。

 

まあ理由はこれだけじゃないですね。

 

ちょっとさすがにまとまりがなさ過ぎて公開するのも恥ずかしいような記事だけど、まあいいです。

上海での暮らしをまとめていく

2018年9月20日から24日まで上海にいました。そのときの4泊5日の出来事を写真をメインに時系列に綴っていきます。

 

ただどうしても時系列だとトピックが飛び飛びになってしまうので、中国以外のWiFiというかネットが存分に使えるエリアではどんどんテーマごとに更新していきたいものですね。ちなみに今は香港にいます。

 

9/20

さて、神戸から上海には「新鑑真(実際の中国語では字が少し違う)」に乗って50時間近くかけてやってきました。この「新鑑真」については動画とともに別記事にまとめるのでお楽しみに。

 

写真は上海に着いて乗客がドアの開くのを今か今かと待っているところです。まあこういう場面で押せ押せなのが中国人、のんびり待ってゆっくり行くのが外国人というか日本人のようですね。いやどっちも批判しているわけじゃないですよ。
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フェリーは上海の中心部まで行ってくれたので、そのまま近くのデパートでお昼ご飯にします。市内の物価よりは若干高めですが、この回鍋肉で500~600円くらいだったと記憶しています。味はまずまず。ちょっと玉ねぎの加熱が足りてないかなぁ。

 

このあとで外を歩いていると雷雨になってしまい、ATMでお金を引き出しつつ雨宿りするも止みそうにないので緊急退避的にホテルに泊まることにしました。

前回の「荷物を公開していく」という記事はそのホテルで書きました。

wonderfulsolution.hatenablog.com

 1泊で6200円という僕にとってはなかなか痛い出費ではありましたが、でも雨にずぶ濡れでドミトリーにチェックインしていくのも申し訳ないので必要経費だと思うことにします。といってもずぶ濡れで臭くなった靴を翌日履いていったら同部屋の人に「お前の靴臭いから部屋の外に置いてくれ」みたいに言われたんですが...

 

 

9/21

さて、いよいよ上海の朝ですね。f:id:wonderfulsolution:20180925093214j:image

今日からは川沙(Chuansha)という市内中心部からは20kmほどと距離のあるところに泊まります。逆に浦東国際空港まではほんの20分とかそのくらいで着いてしまうので、そのうちトランジットとかでまた立ち寄る可能性がありますね。

 

メトロで降りてからすぐのところにあるレストランでさっそくローカルフードに挑戦していきます。なかなかに美味、そして安い。

 

ただテーブルに置いてあった食べる辣油みたいなやつを調子に乗って入れすぎてしまい、食べ終わる頃には顔が滝のようになっていました。まあいつものことと言えばそうですが。


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 店の様子はこんな感じで、わりと東南アジアとかにもありがちな感じ。店員さんは英語がわからない感じだったけどメニューを指さしたら問題なく注文できます。コミュニケーションなんてそんなもんですね。


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 宿に向かう途中にこんなオシャンティな公園がありまして、中ではおじいさん達がトランプで賭け事をしているのでありました。念のため断っておきますが僕は参加していません。っていうか見物していてもルールが複雑ですぐには理解できなかったです。トランプを2セットか3セットか使って大富豪とポーカーを組み合わせた感じ?


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 信号というのはあってないようなものというか、電動バイクは赤信号を完全に無視して突っ込んできます。どうやら対面している信号ではなく、自分が進行したい方向の信号の色に従うというルールのようですが、実際は「周囲の状況から事故になりそうでなけば信号の色に関わらず進んでよい」というようなルールになっているようです。

 

みなさん海外では病気とかスリとかよりも交通事故に気を付けましょう。


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ま、これは特にいいです。

 

この日から3泊Tu Qu international youth hostelというところに泊まりました。 デポジットを除くと3泊で2400円だったので随分安いですね。ちなみにWiFiは1階しか繋がりませんでした。


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ネコがいました。


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2匹いました。


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インドでは朝の新聞配達をずいぶん乱暴にやっていましたが、ここ上海でもAmazon?の配達をこんな感じで歩道を占領してオープンにやっていました。

 

9/22

Tu Qu ホステルのベッドはかなり寝心地が良かったですが、ちょっと埃っぽくて起きたらのどがガラガラしてました。こういうところから風邪が始まるんですよね。
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で、今日は上海の中心部に行きました。

具体的にはメトロの2号線で南京東路まで行き、そこから人民広場を散歩して上海駅のメトロから帰りました。距離にして20kmも歩いてないけどなんか疲労を感じてしまいましたね、しばらく登山してないからかな。

 

まあとにかく中心部のレストランに行って上の料理を何とか中国語で注文したわけなんですが、「スプーン取ってください」を何ていうのか思い出せなくてついつい英語で聞いてしまったところで隣の人に中国人じゃないことがばれてしまいました。

※店内に人がたくさんいたので相席だった。隣にはおばさん二人組が座ったけどサラダっぽいものだけ食べて帰っていった。

※ちなみに第2外国語はフランス語。

※ちなみに上のメニューで800円くらいして「高っ」と思ったけど、ボリュームは2人前くらいあって満足した。


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 上海中心部の様子。


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 ビルがぼんぼん建ってますねぇ。


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 中国っぽい踊りをしてるおばさん達ですねえ。

 
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このあと人民広場(People's Square)というところに足を踏み入れたわけなんですが、傘がたくさん並んでいて何も知らないとちょっとびっくりするわけなんですが、


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 この傘にはそれぞれ見やすいように紙があってですね、何が書いてあるかと言うと


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 お見合いの相手を探しているというか、結婚したい人の個人情報が簡潔に書き並べられているわけです。

 

性別、身長、年収や職業(学生もいた)、学歴、居住地(海外在住もいた)、そして求める条件と連絡先なんかが書いてありました。

 

ちなみにこの傘の写真を撮っている時だったかは分かりませんが、ふと後ろからおばさんがすごい勢いで寄ってきて、すごい勢いで何か中国語でまくしてられました。おそらくそのおばさんの娘?に興味を持ったと勘違いされたんでしょう、オーケーだったか好(ハオ)だったか適当に答えてその場を離れたんですが、しかし真剣に相手を探してる人に対して失礼でしたね。深く反省してします。


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 うーんチャイナだね。


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 別に美女を後ろから撮る趣味とかじゃないので安心してください。


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こういう散歩道があちこちに整備されてて、どうやら国の政策として「全国民を健康にしよう!」みたいなスローガンがあるようです。たしかに13億人が不健康になったらだれが面倒を見れるんだって感じですよね。


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 鉄道の上海駅の近くではこんなにフリーWiFiが飛んでいるんですねぇ。でもたいていログインというか登録に電話番号が必要なのでSIMカードの購入はある程度の日数滞在するなら必要でしょう。今回は買っていません。


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 宿の近くでこれまた英語のまったく通じない食堂に入りました。(まあわざとそういうローカルな店を選んでいるわけなんですが)

看板に書いてあるメニューのうちで僕か読めたのが「牛肉面(niu rou mian)」だけだったのでそれを注文しました。って言っても最終的には紙に書いて渡したのでなんでも注文できたんですけどね。味は日本のラーメンを少しあっさりにして麺を細く淡泊にした感じでしょうか。おいしいし安いです。300円しないくらい。

 

ちなみに食べていたら黒人男性が入ってきて僕と同じように注文にてこずっていたので、同じものを注文してあげました。

 

9/23

いちおう上海で1日を過ごすのはこの日が最後なので大事にしていきます。

と言っても特に予定がないので宿でダラッとするのがオチなんですが。
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 僕はたいてい1日2食なんですが、朝食兼昼食を10時とか11時とかに食べてて、この日のそれはこの焼きそばにしました。実はここまでの写真からも分かる通りしばらくスープ付きの麺類が続いていたのでチャーハンが食べたかったのですが、まあ焼きそばでも気分転換になります。

 

ただファストフード店っぽいからか少し高めで、量が少ないのに300円ほどとられました。麺のコシが足りてなくて味はほどほど。まあいっか。


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 窓から鉄の棒が飛び出していてなんだろうと思ったら洗濯物を干す竿のようです。洗濯物をぶら下げた棒を窓から突き刺すようにかけられるのでラクなんでしょう。


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 こういう運動公園みたいなものを見つけたら全部の遊具の遊び方を確認してしまうんですが、皆さんもそうでしょ? あ、違いますか。そうですよね。

 

何度か懸垂してたら筋肉痛になりました。バックパッカーは上半身の修行が足りないようです。


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 気づいたらもう夜ですね。昼のうちに目星をつけておいた飲食店街に行ったわけですか、思ったより店のチョイスに手間取りました(てか店のチョイスをミスりました)。

 

看板にこんな風にメニューが並んでいるのは珍しくないですが、やっぱり別紙で出された方が指で指せるので外国人にはありがたいですね。でもこの店みたいに写真付きなのもありがたいけど。

 

とりあえず読めたメニューがホイコーローマーラー豆腐で、後者の方が15元(≒250円)と安かったのでそっちにしました。


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 店のチョイスを間違えたというのは「大人数用のテーブルがある店」に入ってしまったということで、そういう店に1人で入るとこんな感じで3人前のマーラー豆腐を食べきらないといけなくなります。

 

からいです。

とても辛いです。

マジ汗が止まらないです。

 

まあおいしいので良いです。

ちなみにご飯は別で注文です。

 

9/24

朝はスーパーでチップスターみたいなものを買って小銭を最小限にして、そこから空港でちょっとのんびりしてから香港に着きました。

香港では宿を見つけたのがすでに7pmとかだったのでまだ観光とかはしてないですが、物価は上海の3倍くらいになった気分です。ま、また今度記事にします。
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とりあえずこのへんで終わり。おやすみなさい。

これから世界一周するバックパッカーの荷物を隠さず大公開していく

こんにちは、つい昨日上海に到着して世界一周をスタートした者です。

 

これから1年半くらい旅をしていく予定なんですが、その時に僕が背負う荷物の中身を公開しようと思います。

なおこの荷物は第2回インド旅行とだいたい同じになっていて、ちょっと防寒着が増えた程度です。これだけあれば1ヶ月は問題なく旅ができるし、1ヶ月の旅を繰り返していけば1年半の旅になることでしょう。

 


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これで全部です。こうしてベッドの上に広げてみると結構持ってるなぁというか、やっぱりこれくらいは必要だよなぁという気持ちになります。

 

でもペットボトル2本で1kgというのも含めて、だいたい8.5kg程度でしょうか。長距離移動時にはここにビスケットなどの行動食が加わることもありますが、平均的なバックパッカーの15kgとか20kgとかと比べて圧倒的に軽量です(当社比較)。

 

あ、もちろん写真を撮っている時に着ている服一式とスマホは写っていません。

 

リストの形にしてだいたい左上→左下→右上→右下の順にまとめると

 

【基本装備】

25Lのザックとザックカバー

買い物バッグ

折りたたみ傘(ちょっと壊れてる)

雨具

水や行動食(今はガムと飴と粉末スープを持っています)

メガネとメガネケース

洗濯ばさみたくさん

せっけん

S字フック

自転車のキーホルダーと思いきや栓抜き

ロープ

100均のちゃっちいダイヤル鍵

裁縫用具(緑と黒の糸、針1本)

 

【医薬品】

耳栓

体温計

マラリア予防薬

解熱剤

正露丸

ホウ酸(ゴキブリを殺せるけど哺乳類には害がない)

コンドーム

コンタクトレンズ(ワンデー15日分)

 

【電子機器】

タブレット(Surface)

USBと充電コード

イヤホン

マウス

SIMフリースマホ(ExperiaZ5)

電子辞書(日英仏中韓独西などなどが入ってる)

モバイルバッテリー

コンセントのアダプター(写ってませんねごめんなさい)

 

【貴重品】

財布(クレカ2枚に国際キャッシュカードに国際学生証に現地通貨)

バットマン御用達の財布(これから行く予定の国の通貨)

貴重品袋(非常用のドル・ユーロ・日本円とパスポートを入れていて、ドミトリーで寝るときなどはシャツの下に隠す)

 

【雑貨】

NOTEBOOK

スケジュール帳

メモ帳

ティッシュとボールペン

歯ブラシと歯磨き粉

箸・折り畳みのスプーンとフォーク

安全カミソリ

100均のか弱い扇子2つ(片方は誰かにあげると思う)

 

【衣服】

下に改めてまとめてあります。

 

【今後買う予定のもの】

強盗に要求されたとき用のダミーの財布

小袋

中国語の簡単な辞書か教科書

電池

ベルト(今日ちぎれた)

 


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【衣服】

カリマーの雨具(防寒着)(袋に入れたら枕にもなる)

カリマーのベスト(防寒着)

半袖ポロシャツ2枚

長袖より少し短くてしかも薄い麻のシャツ1枚

Tシャツ1枚(撮影時に着ている)

下着3枚(撮影時に(略))

靴下2足(撮影時は裸足)(これは言わなくていっか)

長ズボン

7分丈ズボン2本

ハンカチ



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衣服のカテゴリーに靴も入れておきましょうか。

カリマーのランニングシューズですが、昨日の雷雨で完全に浸水して乾ききっていないので可哀そうなことになっています。

しかも中敷きのスポンジ部分がボロボロになっているのでどこかの国の登山用品店で丈夫な中敷きを買うことにしましょう。


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これらの荷物をきちんと整理して収納すると25Lのザックにきちんと収めることができます。

ちなみに写真の状態ではリッド裏に濡れた洗濯物を入れているので、普段はさらに一回りコンパクトになります。

上海に到着

WiFiが繋がらないぜー

VPNなぜか構築できねー

SIMカードどこも売ってねー

 

という状況下でなぜかはてなブログだけは壁を突破したようで、まあ生存報告だけをしておく。

 

フェリーではちょっとしたドラマがあったし、海の動画とかもあるし、さっき上海に到着してすぐに雷雨に遭って靴がすっかり濡れたことも書きたいし、明日からの当面の予定も書きたいし、エトセトラエトセトラって感じなんだけど、これどうやら香港着くかさらにフィリピンに行くかするまでアップできないかもしれない。

 

まあたまにはネットに不便するのも現代人の僕には必要かもしれない。さしあたり

実は高校生じゃなかったっていう話

こんにちは。世界一周を目前に控えていると「お前と会うのは2年後になるかもしれないから今のうちに話しておくけど」みたいな話を複数の友人からされるわけで、お返しというわけでもないですが僕もちょいとカミングアウトっぽい話をします。

 

この記事の要旨は

中学校がすごく嫌いだった。

高校もどうせ中学校の延長だろうと思って、高認を取ってすぐ中退するつもりだった。

ところが高1の夏に高認を取ったものの、予想以上に楽しかったから結局3年間通うことになった。

 というものです。

 

忙しい方はここまで読めば充分です。どうもありがとうございました。

 

 

ここから長文になります。暇な方はとりあえずこの記事をお読みください。

wonderfulsolution.hatenablog.com

この記事の一番下にもリンクを貼っているので、ページを行ったり来たりしたくない方は後まわしにしてもらっても結構です。

 

とりあえず僕にとっての中学校生活とは、「授業がつまらない。だけどやることはやっておかないと色々めんどい。勉強は大好きだったけどだからこそ授業中が苦痛だったし、時間ももったいないので寝るか資料集を読むか問題集をやるかしていた。」ということです。大学生になった今振り返ってみても中学生の僕は可哀そうだったなと思うし、僕みたいな生徒が今でもいるんだろうなと思うとやりきれなくなります。

 

まあ本題に入っていきましょう。

 

1、そもそも高認とは

意外といいますか、高認知名度はそれなりにあるようですが、一応ここで軽く説明しておきます。

 

そもそも高認とは「高校卒業程度認定資格」の略称で、かつては大検すなわち「大学入学資格検定試験」と呼ばれていました。これらは同じものと思ってもらっていいです。

 

この高認を持っていると、どんな学歴だろうが18歳になると大学入試を受けることができます。ちなみに"18歳"というのはセンター試験の受験資格の1つなので、日本では基本的に飛び級に挑戦することはできないことになります。ただ千葉大とかセンター試験を介さない方法での飛び級なら可能です。

 

難易度について言うと、合格基準は40~50%でさらに選択式(5択)なので決して難しくはありません。僕の場合は受験科目が「国語、世界史A、地理A、現代社会、数学、科学と人間生活、化学基礎、英語」の8科目あって、1科目も落とさないという点はちょっと緊張したけど何とかなりました。(というか随分と過去のことなので「何とかクリアしたみたいです」という表現が正しいです。)

もっと詳しい説明はこちらのリンクをどうぞ。

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定):文部科学省

ついでにトビタテ留学JAPANも主催は文科省なんですが、やっぱりこういう救済措置を取ってくれるのはめちゃくちゃありがたいですね。何度もお世話になります。

 

 

僕がこの試験を知ったのは中学3年生の秋くらいで、本州の高校に出願しようとして親や先生となんだかんだ揉めていた時期でもありました。結果的に「じゃあ札幌の高校に進学するわ。でも高認取ってさっさと辞めるわ」という妥協策に落ち着いたんですが、今アドバイスできるとしたら「奨学金もぎ取ってスイスとかアメリカとかどっかの高校に行ってこい」と言うでしょうね。

 

ちなみに北海道育ちの僕が「関東や関西の同年代の生徒は小さい頃から詰め込み教育を受けてきて、さぞかし賢いんだろうな」みたいな劣等感を少なからず抱いていたことは確かです。しかしこれについても今では「そこまで差はないから焦らなくていいよ」とアドバイスしたくなります。

 

まあとにかく入学して半年後に高認を受けたわけですが、結果が発表された秋にはすでに「札幌南おもしろいじゃん。中学校とは世界がまるで違うわ。あと大学もおもしろそうじゃん。このままのレールで走ってみよう」と思っていたわけです。

 

あまり考えたくはないですが、もし札幌に満足できる高校がなかったとしたら退学とかしてたかもしれないですね。ホント助かった。

 

2、旅との出会い

中学3年生の秋に高認のことを知ったと既に述べましたが、ちょうど同じころ「平田オリザ」という人の本を読みました。そもそも彼は両親の出身大学の同窓生で、そのつながりで母親から紹介されたんですが、彼は高校2年生の時に自転車で世界一周の旅に出たのです。

 

ebookstore.sony.jp

 

これを読んだ時にビビッと来たというか、正直読み終えるどころか本屋で題名と表紙を見つけた時点で人生が変わったように思います。いやいや決して誇張表現ではなく本当に感動しました。

 

これがきっかけで「旅」という領域に足を踏み入れたわけで、その後バックパッカーの金字塔である深夜特急 (沢木耕太郎)」「なんでも見てやろう (小田実)」などを読破していったわけです。

 

ただ正直なところ、これらはすべて1960~1980年代の旅行記であり、2000年代以降に一時代を築くほどの代表作は出ていないように思います。というか時代の変化とともにバックパッカーのスタイルも当時よりずっと進化しています。もはや旅は多様化しすぎて「標準的」や「理想的」な旅が消滅したのかもしれません。まあこれについては改めて考察します。

 

とにかく僕に欠如しているものは、「お金」と「旅の経験値」と「保証された身分」だと分析しました。このうち「お金」についてはその後もずっと悩みの種だったわけですが、「旅の経験値」は高校の山岳部時代と大学生になってからの数多くの旅で獲得し、「保証された身分」も京大に休学届を提出することで獲得しました。

(言うまでもないことですが、僕が京大に入った最大の理由は「休学しやすそうだから」です。)

 

そして中学生の僕にとって「世界一周」とか「バックパッカー旅行」というものは自由の象徴というか、やりたいことを何もできない地獄のような状況での希望みたいなものだったわけです。「どうせあと何年か我慢すれば中学校も高校も卒業してやりたいことを好きなだけできるようになる」という気持ちになれたのはとても大きいです。

 

 

3、僕はどうするべきだったか

京大生にしろトビタテ生にしろ「中学校や高校がすごく嫌いだった」という人にはちょくちょく会うのですが、「高校中退を真剣に考えて実際に高認を取った」という人はなかなかいないように思います。とは言っても僕だってその事実はほとんど公開してこなかったわけだし、ひょっとすると他にも同じような境遇の人がけっこういたりするのかもしれないですね。

 

というのも、トビタテ生には「シングルマザー家庭で大変だったけど、とりあえず英語だけは頑張って中学生の時に英検1級とTOEFLiBT100点取った」とか、「親が生粋のキリスト教信者だったけど、自分の信条を押し通して改宗した」とか、「東工大飛び級で受かった」とか、そうそうたる経歴の持ち主がいっぱいいるわけです。

 

京大生は講義をやたらサボるという話は有名ですが、それだって別にサボることを誇りにしているというより「自分で勉強した方が効率がいいし昔からそうしてきた」とか「ずっと座ってるのが無理」とかいう理由が大きいように思います(違う?)。

 

こういう人たちは日本に何千人、ひょっとすると何万人という単位でいるかもしれません。マクロな視点でどう対処していくべきなのかを考察するとちょっと長くなるので次に回します。

 

 

とりあえず僕の場合、「中学校が嫌いだった」という時点からどういう選択をするのがベストだったかについて検討してみます。

 

この問いに対してはいくつか解を出てきたわけですが、

➀(小学生の時から)習い事をする。特に野球や水泳や武道などのスポーツを習う。

➁(小学生の時から)塾に通う。特に公文とか自分でどんどん進められる塾に行く。

➂1週間とかでもいいから海外に短期滞在してみる。

というのが適切な選択肢かと思います。

 

もちろん「塾に通い、習い事をし、そして海外にちょっと行く」というのがベストではあるでしょうが、そんな経済的な余裕が僕の家庭にあったかは不明です。

 

ですが、僕が中学時代に悶々としていた理由を端的に言うならば「溢れんばかりのエネルギーを発散させる場がなくて、常に制約に対して妥協していた」からでしょう。そんなエネルギーがあったらスポーツに注ぎこみたかったと思います。

 

一応中学生の時は卓球部だったんですが、卓球をしているというより部活をやっている感覚というか、エネルギーを発散するよりストレスを蓄積することも多かったです。

  

あとZ会で数学と英語を2年くらい先取りしてやっていましたが、塾とは違ってスピード感がないし疑問点がすぐに解消できないのが難点かと思います。あとエネルギーを勉強面に注ぎ込んだ結果として漢検2級と英検2級に受かったわけで、上の選択肢は部分的には達成できていました。

 

まあ部活にしろZ会にしろ、やっておいて良かったとは思います。

 

 

4、一般的に僕みたいな人はどうすべきか

先ほどの

➀習い事に打ち込む ➁勉強に打ち込む ③海外に行ってみる

というのは多くの人に当てはまるアドバイスだと思います。ただ問題点としては「親から経済的に支援がなければできない」のと「田舎ではスポーツクラブも塾もないし海外のハードルも高い」ことがあるでしょう。

 

ここで有望そうな救済措置が先ほど少し述べた「トビタテ留学JAPAN」です。

 

そもそもこのプロジェクトは「分野を問わず、実績も問わず、将来日本を牽引していく若者たちを経済的にサポートする」という理念に則っているわけで、僕も含めた「やりたいことをできない」若者を救済する1つの手段としてこのような奨学金が存在するわけです。

 

しかしあえてこの「トビタテ留学JAPAN」の欠点を挙げるとするならば、

➀つい最近始まったばかりなのに、2020年には終わってしまいそうなこと

➁支給対象が海外に渡航する若者に限定されていて、国内で奮闘しようとしても支援されないこと

➂高校生コースと大学生コースはあるけど中学生コースはないこと

があるでしょう。

 

もちろんこれはトビタテを変えるべきということではなく、後継の奨学金を打ち出すのも結構ですし、企業が高校生や大学生を「社員として」採用するのも解法かもしれません。

 

東京オリンピックが終わった2020年からの10~20年間では間違いなく若者の選択肢が広がることでしょう。中学生を対象とした奨学金プログラマー育成塾がどんどん出てくるだろうし、「そもそも学校なんて行きたくなければ行かなくていいよね」みたいな世論になっていることでしょう(なってくれ)。

 

この21世紀を建設していくのは紛れもなく「独創的で行動力のある若者」であり、そういう人たちを社会として支援ないし受容していかなければ、明らかに日本は衰退の一途をたどることでしょう。そして今回の僕の旅は決して「自己満足」で終わらせるつもりはなく、アウトサイダ―として社会を警鐘していく責任のようなものを感じてもいます。

 

wonderfulsolution.hatenablog.com

 

wonderfulsolution.hatenablog.com

 

うーんなんか分かりにくい文章になってしまった気もするので、また今度リライトします。とりあえず今はここまで。

関東での暮らしまとめ

しばらく更新が途絶えていたのですが、ここでちょっと言い訳がましく東京や神奈川で何をしていたのか書いていきます。

 

でもついでなので8月末に熊野寮を引き払ったところから始めましょうか。

 

8/30 一応まだ1日いれるけど熊野寮を引き払い吉田寮に移る。

 

8/31 夕方に荷物をまとめ、ゼミの合宿に行く。

 

9/1,2 和歌山県にて農薬ゼミの合宿。

 

9/3,4 吉田寮(京都)に戻る。

 

9/5,6,7 台風接近もあるけど机が欲しかったから探検部の部室に移る。北海道で地震がある。

 

9/8 京都発川崎行の夜行バスに乗る。

 

9/9 川崎着、友人宅に泊まる。

 

9/10 横浜に移動、アイスランドで会った人が講演会をしていたので参加する。

 

9/11 JICA横浜に立ち寄ってから新宿に移動。

 

9/12,13 トビタテ留学JAPANの事後研修。1日目は9:00~21:00の12時間、2日目は8:30~17:30の9時間でヘロヘロになる。

 

9/14 退寮時に私物はスーツケース2つに収まり、片方はそのまま実家の札幌に送っておいたが、もう片方は地震の影響でこの時までずっと持ち歩いていた。ようやく発送。夜は兄と会食。

 

9/15 バイトを一区切りつける。夜は高校の友人と会食してから夜行バスで神戸へ。

 

9/16 神戸でのんびりしている ←今ここ

 

9/17 神戸で完全フリー。日本で過ごす最後の日。

 

9/18 神戸発上海着のフェリー。

 

9/19 船。

 

9/20 上海でのんびり。

 

 

トビタテの事後研修については特に書くこともないですが、農薬ゼミについてはまた今度説明しようかと思います。

【ヤマダ=イスキー秘伝】絶対に失敗しないお米の炊き方

お米、たまには鍋で炊いてみませんか?

 

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ここで紹介する炊き方は、

・鍋の種類(アルミ鍋や鉄鍋や土鍋)

・熱源の種類(IH、ガス、直火)

・お米の量(1合~2升)

・お米の種類(白米、玄米、炊き込みご飯)

どれにも対応できる最強の方法です。

 

もちろん様子を見ながら時間を調整する必要はありますし、アルミ鍋よりは土鍋のほうが、直火よりはIHやガスのほうが、炊き込みご飯よりは白米のほうが、それぞれ焦げ付くことは少ないです。でも慣れればなんだって上手く炊けるようになります。

 

ではいったいどんな炊き方なのか、さっそく説明していきましょう。

【準備編】

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➀お米を研ぐ

お米の粒が壊れないように優しくスピーディーに研いでいきます。ここでしっかり研がないと炊きあがったときに粘り気が出てきたり、炊いている途中で吹きこぼれしてしまいます。水が透明になるまで最低3回くらいは研ぎましょう。ただし水が貴重な山の上では研がないことも多いです。

 

➁お米を水に浸す

一般的には「体積比でお米の1.1倍の水を入れるべし」と言われますが、少しくらい水が多くても大丈夫。むしろ水が少ないと途中でつぎ足すことになってしまいます。家庭で炊くときは1.2倍くらい、山で炊くときは1.3~1.5倍くらいの水を入れます。

 

➂20分~1時間ほど水に浸す

半透明だったお米が真っ白になるまで水に浸します。別にこのステップを飛ばしても炊けることは炊けますが、焦げ付く確率が上がり、炊きあがりもパサパサした食感になってしまいます。また古米の場合は新米より水をよく吸うため、➁でちょうどいい水加減だと思ってても吸水後は水が少なくなったりします。

 

【加熱編】

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加熱を始める前にまず鍋底を拭きましょう。濡れているとそれだけ火力のロスになります。また加熱中はできるだけフタをずらさず、蒸気・音・臭い・経過時間から判断するようにしましょう。

 

➀蒸気が出るまでは弱めの中火

水が沸騰するまでは弱火~中火で様子を見ます。ただし焚き火の場合は、火床の温度を上げるためにもう少し強火にすることもあります。理想はマックス火力を10とすると3か4くらい、もしくは鍋底の3割に火の上部が当たるくらいです。

 

➁蒸気が出たら弱火

水が沸騰を始めたら、蒸気が常に出続けるくらいの弱火にします。このとき鍋が小さいと吹きこぼれるので注意しましょう。ガスなら立ち消えしないように、焚き火なら燃え始めの木が常に1本はあるようにします。理想の火力は10段階で2から3くらい、もしくは鍋底の2割に火の上部が当たる程度です。ピシッピシッという音が鍋の中から聞こえてきたら焦げているので火力を抑えましょう。

 

➂蒸気が止まったら味見

②で蒸気が出なくなったら中を確認します。このときフタをずらす時間は1秒でも短いほうがいいですが、しかし焦って高温の蒸気に手を突っ込むと火傷するので注意しましょう。食べてみてお米に芯が残ってなければ完成、まだ固ければ加熱を続行します。水分がなくなっていれば足しますが、そのとき可能なら水ではなくお湯を足します。

 

【蒸らし編】

➀火を止めるタイミング

お米が充分に柔らかくなっていて、水も残っていないようなら火を止めます。ただし少しくらい硬めでも蒸気で柔らかくなります。

 

➁10~30分ほど蒸らす

ある程度蒸気がなくなるまで蒸らします。1人で料理をしている場合は、この時間にほかのおかずを作ってしまいましょう。

 

【コツ編】

・研ぐときはお米同士の摩擦が増えるよう水を少なくしましょう。また力を込めすぎたり、手のひらで押すように研いでしまうとお米が割れるので注意しましょう。

 

「始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いてもふた取るな」というのが昔から言われるお米の炊き方ですが、ここで説明したやり方も「中パッパ」以外は基本的に同じです。ただし中盤から火力を強めると、水が少ないためにどうしても焦げてしまうので微妙です。10分くらい炊く時間は延びますが中火ではなく弱火にしましょう。

 

・当たり前ですが、お米を炊くときはお米に専念しましょう。タイミングや火加減を間違えると焦げます。

  

 

以上、文字にしてみると長ったらしく感じられたかもしれませんが、何回かやっているうちにコツがつかめるものです。ぜひお試しあれ!