ヤマダイスキーの旅日記

アウトドア全般、海外移住、資格試験、ウェブ開発などの話をします

僕を形成した2つの作品

僕が海外に興味を持ち始めたのがいつからだったのか、はっきりと明確には覚えていないし、そもそもたった一つの衝撃的な出来事で人生設計が大きく変わったわけではないのかもしれない。

 

でもいくつか思い当たるフシはあって、それらの積み重ねが現在の海外志向を形成したんだと思う。

 

とりあえず思いつく限りで最初に「外国」を意識したのは、小学生の時に見ていた怪しい伝説 (原題 MythBusters)」というテレビ番組だった。これはどういう番組かというと、  

 

アダムとジェイミーは、映画等の特殊効果に長年第一線で携わってきた経験を活かし、科学知識に基く考察や実験機材の製作及びそれを用いた実験を行い、噂の真偽を検証する。番組冒頭では、アダムが検証する噂の概要を紹介し、ジェイミーが検証に必要な作業の内容や実験機材の仕様を提案する。

 

検証には、財布を使うような手軽なものから、廃棄された飛行機を使うような大掛かりなものや、拳銃、ライフルなどの実銃を使った実験まで行うこともある。最後には、実験結果を踏まえて、「BUSTED」(ウソ)・「CONFIRMED」(正しい)・「PLAUSIBLE」(有り得る)の三通りの評価で伝説を判定する

 

ちなみに、二人とも爆発を起こす事を非常に好み、実験に伴う爆発が個人的に納得のいかないものであった場合、大抵、実験の最後に、当初の目的から逸脱した無意味な爆発だけを繰り返したりする

 (出典 怪しい伝説 - Wikipedia )

 

これはもう説明するより実際に動画で見てもらったほうが早いかもしれない。

 

オナラに火をつけたら、燃えるのか?「怪しい伝説」

 

 


大木をあっという間に粉砕する、ガトリングガンの威力2!!

 

(同番組にはアダム/ジェイミーとは別グループの若いトリオも存在し、個人的に後継番組がいずれ登場するのではと期待している)

 

 


【怪しい伝説】1102個のペイントボールを使って0.008秒でモナリザを描く

 

簡単に言うと、噂や伝説など様々なトピックを取り上げて科学的に検証していくというコンセプトの番組である。2003年にディスカバリーチャンネルで放送が開始されてかれこれ14年も続いたが、つい昨年終了してしまった。僕が見ていた時期はだいたい2005年~2009年ぐらいだろうか。

 

小学生だった僕には彼らが何と言っているかよく聞き取れなかった(今ならほぼ分かる)けど、字幕があったから内容は分かったし、とりあえず一人の少年に「自分が今いる環境ではまったく考えられないことが他の国では起こっているんだ」というインパクトを与えるには十分だった。銃も爆薬も日本ではまず見かけないからね。

 

 

 

あと当時の僕は「こち亀」にもハマっていて、なにかぶっ飛んだ行動をしている人が好きだったんだと思う (男の子って基本的にそういうもの)。

 

まさか「こち亀」が分からない人はいないとは思うけど、念のためちょっと説明しとくと

 

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この両津勘吉というハチャメチャなお巡りさんがハチャメチャなことをして

 

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上司の大原部長やらに怒られて終わるというストーリーなのだが (説明が雑)

 

 

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こちらも連載は去年終わってしまった。(連載終了の時にビッグニュースになっていたからそれで知った人も多いかもしれない)

 

 

海外志向がどうこうというのはとりあえず置いといて、「自分がやりたいことを好きなだけやる」というスタンスは上記の2つの作品によって教えられたと思っているし、僕の性格のコアな部分を形成してくれたことに深く感謝している。

 

 

イースター旅行まとめ

大学に戻ってきて一休みしたので、今回の旅行を振り返っていこうと思います。 

 

まずは出発前に書いた「概要」を載せておきます。だいたいこの予定通り順調にいきました。

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まあね、正直な話イギリスでは3学期制とかいいながらも実質2学期でやることはほぼ終わり。今回の旅行では「気分的には留学が終わったつもりなんだけどまだちょろっと残ってるんだよなぁ」とずーっと思っていました。そもそもアイスランドなんていう辺鄙(?)な国に行ったのも「日本からかなり遠いし、今行かなかったら一生行くことはないだろうな」というのが最初の動機でした。

 

アイスランドに行ってみてもその感想は変わっておらず、会社に行けと命令されたりとか家族の誰かが猛烈に行きたがったり(勝手に一人で行ってこいと言いそうですが)しない限り、もうアイスランドに足を踏み入れることはないでしょう。

 

 

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レイキャビクは人口20万人の小さい街ではありますが、さすが首都だけあってもう少し大きそうな印象を受けます。必要な設備とかはだいたい揃ってるし食べ物もボーナスというありがたいスーパーがあるしで、住めと言われたら住めないことはないのですが、やっぱり以下の点において敬遠してしまいます。

 

  1. 寒い
  2. 風が強い
  3. 人がいなさすぎる
  4. 大自然って飽きる
  5. 日照時間の変動が大きい

 

5つ書きましたが要するに「気候が嫌い」ということです(イギリスもそうなんだよなぁ)。個人的に日本も含めた選択肢から住む場所を選べるなら、ネパールだったりニュージーランドだったりを選ぶと思います。天候が安定して素晴らしい。

 

 

もっとも住む場所としては論外なアイスランドですが、旅行で一回くらいちょろっと行く人も多いだろうし、ひとつ簡単なオススメ旅行プランを提示しておきます。

 

「シーズンは7月くらい。1週間ほどレイキャビクに滞在し、ホエールウォッチング、氷河トレッキング、オーロラ鑑賞ツアーなどから興味のあるものを1つ2つ選んで申し込む。」

 

たぶんアイスランドに行く人はみんなこういうプランだと思います。一応6月~8月が夏とされていて観光客が一番多いのですが、それだけに夏限定のツアーとかも多いし、レンタカーで移動する場合も夏以外は通行止めのエリアもあるようです。

 

 

でも最後に一つ言わせてください。

 

アイスランドに行くよりスイスに行った方がいいです。

 

僕はスイスに行ったことがないですが、それでもあえて言っておきます。

 

 

アイスランドの後に北アイルランドアイルランドに行ったわけですが、咳喘息であまり動けなかったので特に語ることはありません。「ダブリンは雰囲気がすごくよかった」とだけ言っておきます(雑)。

 

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アクシデントの記録

 

部屋から締め出される

レイキャビク最後の夜、事件は起きました。

 

滞在していたのは"キャピタルイン"というドミトリーでした。ここにはセルフォスで会った日本人のOさんも泊まっており、この日(4/6)は晩ご飯を一緒に食べたりしてました。(レイキャビクに安いビュッフェの店があったので一番下に書いときますね。もっとも地元の人しか利用しないような穴場なのでOさんは秘密にとどめておきたいようでしたが、トリップアドバイザーかなにかで既に高評価を得ているようで秘密ではなくなっているようですが)

 

ここはWi-Fiが不安定で、この晩も繋がったり切断されたりという感じで、特に差し迫った課題や調べものがあるわけではなかったので持ってきた本を読むことにしました。

 

読み始めたのは9時半くらいで、おもしろい小説だったので(英語ですが)しばらく読みふけっていました。11時を少し回ったくらいでそろそろ寝ようかと思い部屋に戻ろうとすると、12号室のドアは中からロックされていたのです。焦ったねー

 

 

鍵は中にある。コートの胸ポケットに入れてある。(;゚Д゚)

 

 

とりあえず何回かノックしてみるけど反応なし。 (;゚Д゚)

 

 

こういう事態に直面した時の一般時な解法として、まずレセプションに行って合い鍵で開けてもらおうと考えたのですが、11時で閉まったよという非情な張り紙(その時11:10)。レイトチェックインの場合は隣にある電話で連絡してねと書いてあったのでさっそく電話するも「ああ締め出されたのか。こちらとしては何もできないので何とか中にいる人を起こしてみて」という返答。いやー、そうでしょうね。

 

 

12号室に戻ってドアを強めにノックしてみる、、、周りには10人くらいがまだ起きていて、お酒を飲んだりスマホをいじったり本を読んだりしている、、、つまりドアをノックしていると彼らから注目される、、、まあ恥ずかしいとかそういう感情はないのですが、問題が発生しているのをわざわざ宣伝する必要はまったくないかなとは思う。

 

 

でも薄々分かってたけど、中にいる人は絶対に爆睡していると思う。この日の朝とかにすでに顔を合わせてたけど、これは絶対にアイスランド中央部でトレッキングとかアウトドアで動き回って疲弊しているなという雰囲気のおっさんだった。ドアに耳を近づけるとイビキすら聞こえる。

 

 

 

とりあえず5分くらい根気強くノックしてみたけどドアが開く気配はまったくなく、本の続きを読もうかとも思ったけどこういう時になぜか眠気というのは強烈にやってくるもので、さっさとベッドで寝てしまいたい気分だった。ふと部屋の外のソファで寝ようかとも考えたけどとりあえず却下。あとになってこの時の最適解は「とりあえず12時過ぎくらいまで部屋の外で粘って、中にいる人がトイレで出てくる瞬間を待ち構える」じゃないかと思ったけど、その時はそういう考えがなかったのでこれも却下。

 

その時に僕が実際にとった行動としては「隣の部屋とかを覗いてみて、空いてるベッドがあれば潜りこんで寝てしまう」というものでした。よっぽど混んでいるドミトリーでない限りベッドの半分くらいは基本的に空いていて、この時も隣の13号室(ベッドは4台)に一つだけ掛け布団がキレイに折りたたまれているのを発見しました。部屋を覗く前の考えとしては「空きベッドの存在を確認しておいて12時とかになっても12号室が閉まっていたら申し訳ないけど使わせてもらう」とかだったはずだけど、実際にベッドを発見してしまうと気付いたら潜り込んでいました。

 

ちなみに下のベッドでは例のOさんが爆睡していて、残り2つのベッドには間もなくアメリカ人(発音からして)の若い女性が2人来ました。僕は寝たふりを決め込んでいたのですが、彼女たちの片方が電話で "There is a guy just came in now, and it seems he is not supposed to be here." とささやいているのをはっきりと聞き取りました。そりゃバレバレだよね

 

もっともバレルことは想定内で、その後彼女たちが僕を追い出しにかかっくるんじゃないかというのが最大の課題だったわけですが、親切なことに11時半くらいには電気を消してくれてスルーしてくれました。

 

ちなみに翌朝は6時前に目が覚めて、そーっと部屋から抜け出したのでOさんは全く気付いていないようでした。その日が僕にとってレイキャビク最終日だったので「またどこかでお会いしましょうペコリペコリ(後ずさり)ペコリ」という極めて日本人らしい挨拶だけしました。

 

ただやっぱり清掃スタッフの人たちにはベッド1台分の負担をかけてしまったわけで、完全なる僕のミスではあるので(道義的な責任は感じていませんが) 迷いましたが枕の下に JUST TAKE IT というメモ書きと一緒に500クローナ紙幣を忍ばせておきました。

 

 

 

レイキャビク市内にある格安ビュッフェのお店(Mulakaffi)

www.tripadvisor.jp

 

 

BRPカードを家に忘れて北アイルランドに再入国をはかる

マンチェスター空港の記事にも書いたと思いますが、大学の寮に置いていった保管用の財布にBRPカード(ビザカード)を入れたままにしていました。英国政府のホームページを見てみると「英国内/外でカードの紛失や盗難が起きた場合」の対処法はけっこう書いてあって、日本人のブログとかを調べてもそういう事態の記録がたくさんあるのですが、僕の場合は「携帯が必要なのは理解していたけど単純に持ってくるのを忘れた」という意外とレアなケースでした。いや、僕の場合は「以前に盗難にあって再発行している」のでもっとレアなケースなんですが。

 

 

結論から言うと、ベルファスト空港では10分くらいベンチに座って待たされましたが比較的スムーズに通してくれました。

 

もし(珍しく)僕と同じような状況の人がいて、さらに(珍しく)この記事にたどり着いた人がいて不安に思っていたら安心してください。少なくとも僕は通りました。

 

ただいくつか条件が違うと対応も異なると思うので僕のケースをまとめてみますが

 

入国審査としてはありきたりのことしか聞かれず、「BRP必要でしょ、なんで持ってないの」と聞かれましが「必要なのは分かってたけど忘れました。次は絶対忘れません」と答えたらヤレヤレみたいな感じで通してくれました。これが悪名高いロンドンのヒースロー空港の職員だったらあっさり強制送還だったかもしれず、または英語がたどたどしかったら問題がこじれていたかもしれません。BRPカードは忘れてもたぶん大丈夫だと思うけど絶対に忘れない方がいいですね。

 

ちなみに今回のアクシデントのせいで、次回の再入国で手続きがすこし長引くかもしれません。こんな国もう2度と来ないわというのが本音ではありますが、帰国の直前にまた英国から出国する予定が入っていて(またいづれ書きますが6月にキリマンジャロ登りに行きます)、どうしても「次回」があるのです。

 

英国から強制送還されるケースを分かりやすくまとめたブログを見つけたので最後に貼っておきます。

 

 

イギリスへの入国審査、引っかかりました。イギリスは世界一入国が難しい?

 

 要するに英国の入管でリジェクトされるのは

が疑われたときです。逆にいうとスタッフにきちんと身分や状況を説明すれば(そしてあなたが本当に怪しい人じゃなければ)ほぼほぼ大丈夫だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北アイルランドにて咳喘息

北アイルランドの州都ベルファストに泊まっていたのですが、風邪と言うか喘息気味になっていてブログ更新どころではありませんでした。咽喉と気管支がイガイガしていたのと貧血っぽかっただけで発熱とかはなかったのでウイルスによるものではなかったでしょう。

 

原因としては部屋がキッチンの真上にあって調理による煙がほとんど入ってくること(換気扇はあったけど使われてなかったし、みんなけむたい炒め物とかオーブン料理とか作っていた)、中庭が喫煙スペースになっていたけどそれに面した窓がいつも半開きになっていて完全な分煙にはなっていなかったから(あと喫煙者は吸っていないときでも肺とか衣服にタバコの成分がかなり残留していることをもっと認識してほしい)です。さらにはチェックアウトの時に忘れ物がないかベッドの下を確認したところ大量のホコリがたまっていることを発見しました(忘れ物でいうと万国タイプ→英国タイプのアダプターを誰かに持っていかれました。2つ持っていたうちの大学から支給された方だったからまだ許す)。

 

僕は一応喘息というか咳喘息を持っています(喘息と咳喘息の違いについてはググってください。簡単に言うと咳喘息は喘息の前段階で気道がまだそこまで狭まっていない状態。基本的に発作としては咳と痰だけ)。これまでの人生ではミャンマーヤンゴンで発作が出たのが最初でいまのところ最後なのですが、その時の発生要因としては

  • 汚染物質
  • 温度差
  • 疲労

の3つがあります。海外にいると3つ目の疲労は常にある程度あるだろうから、実質2つですね。

ヤンゴンでは汚染物質(アレルゲン)が自動車やバイクの排気ガスでした。温度差とは外の気温が30度を超えているのに現地の教授や学生がエアコンの設定温度を14度とかに設定していたということです(ヤンゴンには大学の短期留学みたいなので1週間くらいいて、たいてい教室で講義を受けていました)。ある日の夜中に突然咳が出始めて、そのまま3時間くらいずーと咳き込んでいたのを今でも覚えています。しかも次の晩もその次の晩も同じように咳き込んでいました。その後カンボジアシェムリアップに移動した途端にピタリと止まりましたがかなり衰弱しました。

 

まあとにかく喘息が出るととても辛いもので、できることならもう一生発作を起こしたくないものです。でもアジアでは交通量が多いので「気温差」という要因をとにかく潰すしかありませんね。2回のインド旅行や留学後にやろうとしている東南アジア旅行では「エアコンのある部屋に泊まらない」ことを徹底していた/していくつもりです。

 

 

話を少し戻しましょう。ベルファストの宿ではアレルゲンが豊富にあったわけですが、エアコンを使うほど暑くなかったのでひどい発作には至りませんでした。でも今思うともっと早く宿を変えるなり、さっさとダブリンに来てしまうなりしておけば良かったかなと思います。ベルファストには北アイルランド紛争にまつわる博物館なり資料館なりが点在していたのですが1つも行けませんでした(市内中心部にはなかったので公共交通機関なりを駆使する必要はある)。とりあえず初日に市内郊外を歩いていたらあちこちに壁画やポスターがあったので、その写真だけ載せておきますね。

 

 
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北アイルランド政府(?)としては英国統治を求める姿勢ですが、市民(の一部。割合まではよく分かりませんが)はアイルランド併合を望んでいて、街にはアイルランド国旗🇮🇪がかなりの数ありました。

 

あともう一枚オマケです。遠目には満開の桜かなと思ったけど品種が違うのか自信がない。詳しい人いたら教えて下さい(花弁が5枚以上あるっぽい)


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ちなみに泊まったのはラガン=バックパッカーズホステルというところなのですが、呼吸器に何の問題もない多くの人には高評価なようで、確かに朝食でスタッフがイングリッシュ=ブレイクファストを作ってくれるのはとても珍しいことでした(しかも朝食代が宿泊費に含まれている)。たいていドミトリーで朝食付きというと食パン、ジャム/バター、シリアル、牛乳が食べ放題というか無造作にキッチンのテーブルに置かれているだけのことが多いです(まあそれで充分ではあるのですが)。

アイスランドの物価を一覧にまとめました。確かに物価は高い!節約するには?

僕は大学で農業経済を勉強しているので、どうしてもスーパーとかでは値段についていろいろ考えてしまいます。(安ければいいとかではなく、「なぜその値段なのか」ということ) 以下の記事ではちょっとマニアックな説明もあるかと思いますが、その部分は流し読みしてもらって構いません。

 

アイスランドは確かに物価が高いのですが、商品によって「日本の3倍くらい高いな」と思うものから「まあこの程度なら許せるかな」というものまで様々でした。すべての商品をリストに網羅することはできないですが、だいたいの感覚をつかんでいただけたら充分です。

 

※この記事における物価は2018年3-4月時点を基準にしています。

 

 

食料品

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水は水道水がとてもおいしいのでわざわざボトルで買う必要はありません。

実は今回アイスランドに行った目的の1つに「現地の水質を調査する」というものがありまして、簡易水質試験紙を持っていってあちこちで測定しました。「塩素消毒をしていない」というウワサの通り本当に塩素は検出されなかったし、他の成分についても極めて微量でした。

ただ硫黄の匂いはどこもきついです。検出項目にはなかったので定量化はできないけど、一般的な家庭の蛇口から出るお湯は日本の温泉と同じくらいの硫黄濃度らしいです。TDSやECの値(不純物と総イオン量の指標)も日本より低いものでした。

 

※今回の旅行中はパスタとビスケットばかり食べていて、この2つは英国などと比べても決して高くはないので助かりました。味もいいです。あと牛乳は淡泊ですっきりした味でした。

 

 野菜と果物

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アイスランドで一番高いなと思ったのがこれらの鮮度が求められる商品で、かつ野菜は置いてある量も種類も少ない印象を受けました。見た目はどこかツヤがなくて色づきが悪いようでした。地熱を活用したビニールハウスもボチボチ作られているようですが、はち切れんばかりのみずみずしい野菜は期待できそうにないですね、、、

 

※ドライフルーツとかナッツとかが輸入されているのはまだ納得できるのですが、パイナップルとかデーツとか、そんなもの運んでくる余裕があったら別のものを持って来いよと言いたくなる商品もかなりありました。地理的にアメリカからもかなりの食品が輸入されているようですが、需要はどれほどあるのでしょうか。疑問です。

 

 雑貨と嗜好品

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このカテゴリーに関してはそこまで他国と大差はない印象ですが、ただコルク抜きとかキッチン用品のうち趣向を凝らしているようなものはずいぶん高価でした。そういうものをお土産にしたいものですが、さすがに貧乏学生には手が届きません。

※ジュース類は現地工場があるのか知りませんがあまり高くはないですね。もっとも僕はコーラが嫌いなのでお金を払ってまで飲みたいとは思いませんでした。

 

加工食品など

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外食がめちゃくちゃ高いです!

上の表はレイキャビクでもまだ外れたところにある大型ショッピングセンターのフードコートの料金なのですが、中心部の観光客バリバリのレストランではランチ3,000円、ディナー5,000円が下限みたいです、、、 

ただ高級レストランでフルコースを頼んでも25,000円くらいで収まる?らしく、天井の方はたかが知れているらしい、、、

 

【まとめ】

アイスランドの物価が高くなるのは

➀人件費

②輸送費

③為替

の3つが主な理由です。

 

人件費

北欧諸国の多くが実は最低賃金を定めておらず、雇用者と労働者の個々の契約に基づいて賃金が支払われます。しかしみんな生活費がかさむことは分かっているので、もし低賃金の仕事を押し付けられたら抗議するなり辞めるなりするんです。そのため人件費は現状ラインより下にはなりにくくなります。ちなみにこういうのを下方硬直性みたいに言います。

 

輸送費

輸送費とは「壊れやすいもの」「鮮度が重要な価値であるもの」について特に高くなります。代表例がです。アイスランドではほぼほぼ鶏なんて飼育していないので割れないようにそーっと輸入しているため、輸送費が上乗せされてしまいます。しかも卵って日持ちもしないですから、輸送スピードも重要になってきます。

 

為替

アイスランド経済は金融と観光で成り立っているので、為替マーケットに大きく影響されます。2008年にリーマンショックが起きると国内の銀行やらが次々と倒産し、クローナも大暴落したそうです。もっともそれに対して輸出産業はボロ儲けしたので経済はすぐ回復したらしいですが、それにともなって食料品の価格もコロコロ変動しているのでしょう。ちなみに値札の多くが液晶パネルに表示されていたのですが、それが価格変動に対応するためなのかはよく分かりません。

 

 

ウェストマン諸島

セルフォスからバスに乗ってウェストマン諸島というところに来ました。

 

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着いた日はよく晴れていてとても気持ちがいいですね。アイスランド来てよかったーー

 
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レンタカーをフェリーに積み込んでいます。こういうプロセスが敬遠されているのか島を訪れる人はそこまで多くないらしい。

 

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たった30分で着きました。甲板には風が強くなければ出れるのかな(戻るときはドアが施錠されていて船内にとじこめられてた)


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まあ30分だからのんびり食事する人もいないですよね


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南にポツリと浮かんでいるのがウェストマン諸島です(ウェストマン島の周りの小さな島にはアクセスできないっぽい。見た感じ島というか切り立った岩という感じですが)

 

写真では2本の航路が見づらくなっていますが、アイスランド本島側にフェリーの発着場は2つあります。今回使ったのがLandeyjahofn(ランディヤホーフン)で、52番バスの終点になっています。もう一つセルフォスの近くにもHerjolfur(ハーヨルファーとか読むのかなぁ)というのがあって、ネット上だとよく情報が掴めませんでしたがここからも毎日フェリーが出ているようです。こっちだと島までは2時間の航海になり、波が高いと酔う人もいるみたいですね(後述しますが帰りにレイキャビクまでヒッチハイクした時の夫婦はこの港から島に行ったらしい)

 

チケットについて、ネットで事前予約することも可能ですがフェリーターミナルの窓口で買った方が簡単です。あと悪天候で欠航することも往々にしてあるらしく、その方が安心でしょう。あと僕は事前にネットで買っておいたのですが、窓口で買うと学生割引が使えたらしく惜しいことをしました(ダメ元で学割料金との差額を返金してくれないかと言ってみましたが、会社が違うらしくやっぱりダメでした)。


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島のまわりはどこも断崖になっています。バフィンというアイスランドのシンボル的な海鳥がよく飛んでいる。


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何度かの噴火を経て形成された島だけあって、どこかおどろおどろしい色の土壌。歩くとザクザクという火山特有の足音がします。(噴火の歴史とかはまったく下調べしておらず、旅行中に他の旅行者から教えてもらいました)


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ちょっと丘に登ってみる


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こんな素晴らしい散歩道が人口たった4000人の島にあるなんてもったいないというか贅沢ですね。


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さっき丘に登ったと思ったら別の丘を発見。今度のはもっと急ですね。


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高度感があっていい景色ではあるのですが、下から強風が吹き上げてきてかなり危ない。整備もそんなにされていないし斜度がかなりあるし、、、スマホを手放さないように細心の注意を払いました。


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稜線上に出たと思ったら、その向こうがまさか断崖絶壁になっていました。トレース(踏み跡)がはっきりついていますが、間違いなくこの時稜線に立ったら風にあおられて転落していたでしょう。写真も恐る恐る撮った感じ(角度もズレてますね)

 

これって昔は海側もあったけど荒波に削られて断崖になったという理解でいいのかな(・・? いつかきっと転落事故が起こると思う。

 

でもこの後地図で島の北西部海岸を確認してみたら反対側にも多少斜面があるみたいで、もしかしたらもう少しのぞき込んでいたら反対斜面が見えたのかもしれないです。

(次の日は雪が降ってしまい、もう一回登って確認というのができなかった)


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下山していると下から現地の人達(家族かな)が3人登ってきて、10歳くらいの少年も混ざっている。こんな少年時代を送りたかったわーー


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丘を降りて海岸の近くを散歩することにしました。


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なんか色が変。


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チェックイン。ここまでずっと荷物を背負って歩いていたわけですが、まあ5kgとかそんなもんだから気にならなかったですね


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アスカホステル(Aska Hostel)というところで2泊です。いつも宿はBooking.comで探していて、ドミトリーならだいたい£10~20(1500~3000円)に収まります。(一応2000円を目安にしている) しかしここアスカホステルは1泊4000円ほどで、3日目の晩はカウチサーフィンすることにしました(後述)。

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ここのソファーにおっさんがよく座っていて、朝から晩までビールを飲んでいました。自分でも認めてたけどアル中ですね。まさか宿のスタッフかと思ったけど話を聞いてみるとポーランド出身の漁師なんだとか。彼の話をどれだけ信用できるかは分からないけど(同じこと何回も繰り返してるし)、宿のオーナーが1年半前に島で殺人事件(レイプ)を起こしたというのはちょっと注意を引きましたね。服役はしてないけど隠れてるわけでもなくのうのうと暮らしているという、、、


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アイスランド全体に言えますが、シーズンは夏なので客はほとんどいません。この時もベッドは選び放題

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荷物を置いて別の丘に登りにいきます。島で一番高い火山は標高150mくらい


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こいつは最大の火山の隣(手前)にある別の火山。まずはここを登ってからですね


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ここも傾斜がきついねぇ嬉しい。


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どうやら下山道をパワーでねじ伏せながら登っていたようで、上から下りてきている夫婦に感心されました。ちなみにこの2日後フェリーの駐車スペースでレイキャビクまで行く車を探そうとしていた時、最初に窓をノックしたのがこの夫婦の車でした。なんと強運な、、、


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「こじんまり」って感じですね。ちなみに島の反対側には空港と滑走路もあります

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翌日、その島の反対側の空港のあたりに行こうと思っていたのに雪、、、宿で停滞します。(写真はこれだけ) 


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3日目。最終日なのにさらにちらほら雪が降り積もってしまい、何もできない。初日に登った丘では雪が崩れた形跡が無数についてますね、、、


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靴が濡れる、、、


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カウチサーフィンでカナダ出身のおばさん宅に泊まりました。息子はダブリン、娘はグラスゴーに住んでいるんだとか。

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4日目の朝、フェリーに乗り込みます。ようやく晴れてきた

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バスでレイキャビクまで戻るのは簡単だし、ヒッチハイク

 

レイキャビクに戻ってからの記事はまたのちほど書きますね。物価のリストを鋭意作成中

  

 

 

 

ボビーフィッシャーの街、セルフォス

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レイキャビクからセルフォスという街に来ました。市内バスは車体が黄色だけで塗られていますが、市外へと走る長距離バスは青と黄色で塗り分けられています。どちらにしろ遠くからの視認性が抜群ですが(京都市バスの草みどり色とはまったく別の発想)


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長距離バスの路線図はこんな感じになっていると思いきや、多くの路線が夏(6~9月くらい)限定となっており、英国で下調べした時は本当に走っているのか不安でした。これも数年ごとに料金システムや路線/時刻表がころころ変わるので注意が必要です(2018年3月に乗りました)。ですがレイキャビクから南のビークまではだいたい年中開通していると思ってよさそうです。

 

というかレンタカーが借りれたらこんな心配は無用なんですよね。といっても今度は雪で動けなくなった時のこととか故障した時の対処とかを考える必要がありそうですが。

 


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バスを運行しているのはstraetoという会社で、straeto isで検索するなり同名のアプリをインストールするなりしてさまざまな運行情報を得ることができます。アイスランド(ないしヨーロッパ)のsimカードを持っていればアプリでバスチケットを購入することもできます。実際現地の人たちはみんな携帯でチケット(年間パスとか回数券とか)を買っていて、乗り込んだ時にドライバーに見せていました。

 

このチケット購入方法についても他のサイトで調べましたが、よく分からなかったのでここでまとめておきます。(改めて2018年3月の情報であることを述べておきます)

 

レイキャビク市内バス

1回の乗車で460クローナ(500円くらい)かかります。乗るときに現金かカードでチケットを購入します。お釣りは基本的にないので、500クローナで払ってしまうかきちんと事前に硬貨を用意しましょう。スーパーなどではほぼ100%カードにと対応していますが、現金で払っても受け取ってもらえます。

24時間パスが1700クローナ、72時間パスが4000クローナで購入でき、これはレイキャビク市内の博物館などの入場券としても使えます。なお博物館の入場料は1500~2000クローナします。

学生用の半年/年間パスもありますが、短期の観光客向けではありませんね。また20枚綴りなどのチケットもありますが観光客への需要は低そうです。

 

長距離バス

アイスランド国内はいくつかのエリアに分けられていて、例えばレイキャビク市内がまとめて1エリア(だから均一460クローナ)です。レイキャビクのエリアから数えるとセルフォスのエリアは3つ目であり、料金はレイキャビクで乗るときに460クローナ×4=1960クローナ払うことになります。

ただしレイキャビク市内で宿の近くから外側のバスターミナル(ムヨード)まで移動するだけで460クローナを払う必要があり、ムヨードで長距離バスに乗るときにチケット(70分有効)を提示することで460クローナ×3=1380クローナの追加購入にすることができます。この70分有効チケットが切れると(バスがなかなか来なくて) 4エリア分払わされることになるので、僕としてはムヨードまでは歩いていくことをオススメします(中心部から5kmくらい離れてはいますが、、、)

事前の予約などはできません。学生割引などもありません。

 

後述しますが、ウェストマン諸島行きのフェリーターミナルまでは10エリア(2時間半くらい)であり、往復するだけで9600クローナ(約1万円!!)が飛びます。今回は現金を使おうと思っていたので(中国人留学生が両替してほしいというのでしてあげた)まあ許しますが、本当に切り詰めようと思っていたらヒッチハイクした方がいいです。一本道で見晴らしがいいことと、田舎特有の人の好さがあるので簡単につかまると思います。

 

ちなみにバス車内は暖房がほどよく効いていて快適です。コンセントはあったりなかったりしますが、フリーwifiはガンガン飛んでいます。(逆にこれらの要素がなかったら間違いなくヒッチハイクしてます)


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 BSI(発音はビーエスイー)というレイキャビク市内のバスターミナル。ツアーを申し込むとここが発着になるのかな? あとは空港との送迎でもここが拠点になっているっぽい。

 
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大事な役割を果たしているハズだけど中は意外にコンパクト。

 
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しかしムヨードまでのバスはBSIから少し離れたこのバス停を通ります。(バス停名はBSI)。ちなみにバス停に名前が付いたのは最近のことらしいですね。逆に名前がないってどういうことやねんと思いますが。

気温は朝だと3℃くらいです。寒いです。 


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この時刻表によると1時間に2本は来るそうですが、実際は2時間に1本も来ません。このバス停には7路線くらい通っていて、反対側のバス停にも同じくらい路線があるようですが、30分待っていてもぜんぜんバスが来ませんでした(どの路線も)。

時刻表の横にはアプリでバスの現在地が分かるよって書いてありますが、便利なアプリの宣伝と見せかけて実は時刻表が使い物にならないということを意味しています。バス停ではなぜかwifiが飛んでます。

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もういいやムヨードまで歩くわと思った矢先に3番が来ました。予想通りお釣りはもらえず、500クローナ札を料金箱に突っ込みました。

 

ちなみにどうでもいい話だしみんな知っていると思うけど、右のドアに身長のスケールが貼ってあるのはバスに乗り込んできて犯罪(強盗とか)をした犯人の身長を監視カメラから割り出すためで、日本でもコンビニの自動ドアのあたりによく貼っています。


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レイキャビク市内でも東のほうにMjodd(発音はムヨード)というバスセンターがあり、東側や中央部への長距離バスが発着しています。この日は店とかが全部閉まっていた(イースター前だし)けど、普段なら中に入って待てそうです。

 
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ここに着いたのが10:20くらいで時刻表によるとセルフォス方面の51/52系統は12:00到着ということ。もらった引継ぎ券の有効時間は11:30までだったのですごく後悔しました。なんでここまで歩いてこなかったんだろう、500クローナをドブに捨てたようなものだわ、とか思っていました。ところが

 
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11:25分に51系統が到着、すぐにドライバーにチケットを発行してもらいました。なんか最初4エリアの料金出してきたけど訂正して3エリアに。

 
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レイキャビクを出ると景色はこんな感じ。the大自然って感じですね。 


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 視線が低いから距離感がよく出ていませんが、見通しはすごくいいです。

 
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このなんでもなさそうな草本類が極めて重要で、コースを外れてドライブすると高額の罰金を請求されるらしいです。成長に長い時間がかかるからね。 


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 無事にセルフォスに到着。しかしこのホステルはチェックインが4pmからという遅い時間(ふつうは2pmです)のため、4時間ほどつぶさなければいけない。とりあえず荷物だけフロントの裏に置かせてもらいましたが。

しかしセルフォスという街は小さすぎて、この4時間の散歩で全エリアを歩ききってしまいました。例によって店がほぼすべて閉まっていて時間をつぶしようもなかったのですが。


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靴を脱げというのは珍しいですね。ただそのおかげでフロアはピカピカ。

というか床だけじゃなく建物全体が綺麗に保たれています。日本人じゃなくても綺麗なのは気持ちがいいのでしょう。 


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右奥のベッドを使いました。

 

なんと夕方の8時くらいに、ここで他の日本人と会いました。アイスランド各地の妖精にまつわる話を取材しているそうで、2ヶ月に及ぶ滞在がもうすぐ終わるところらしい。次の日の昼過ぎに彼がレイキャビクに出発するまでいろいろお話しました。日本人と直接会って話すのはじつに半年ぶりくらいで感動した。

ちなみに僕がレイキャビクに戻った時にまたお会いします。お茶漬けの素をもらい忘れたこともあって、、、



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レイキャビクのBus Hostelも結構キッチンが綺麗だったのですが、ここのお洒落な感じはさらにすごい。感動しますね。

ただ机がガタガタしていたり、椅子のクッションがボロボロだったりはしますが、、、(まあそれに目をつぶれるクオリティなんです)


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ラジオが置いてあって、アイスランドのニュースとか音楽とかがイイ感じに流れていました。いい


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最後にセルフォス(Selfoss)という街について何も聞いたことがない方も多いと思いますが、あのチェスの元世界チャンピオンのボビー=フィッシャーが晩年を過ごした(そして埋葬された)街として知られています(フィッシャーなんて知らねぇわ、ですか。それは失礼しました)。このフィッシャー博物館(正確にはCentre)にはけっこう渡航前から期待していたのですが、着いてみると閉館だったし外から見ただけでショボイ感じでした。